海賊とよばれた男 上

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175647

感想・レビュー・書評

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  • 前半が特にアツい。後半は下巻の溜めかな?楽しみです

  • 2018/4/29

    GHQの占領下におかれた戦後の日本。
    「われわれは戦争に負けたが、奴隷になったわけではない」
    敗戦直後、吉田茂の側近・白洲次郎が言ったとされる言葉の一つです。

    石油をめぐる、覇権争いが素人でもよく理解できました。
    それにしても、昔から日本人はよく働いたものである。が、遣り甲斐がありそう。

  • めちゃくちゃ面白かったしかっこよかった。こんな人の下で仕事できたら幸せでしょうね。

  • 【情熱】
    遅ればせながら読みました。
    期待しすぎたせいで、4★となってしまいました。

    経営者は読むべきでしょう。

  • 百田尚樹の最新作にして2013年の本屋大賞受賞作。
    上巻は戦後の灰燼の中から復興を目指して立ち上がる「国岡商店」の面々が描かれる。その中には戦地から帰ってくる人たちもおり、中には会社に戻ろうとしないものもいたが、そういう人たちも含め主人公・国岡鐵造は家族同然として給料を払い、ただの一人として馘首しなかった。このエピソードだけでもぐっとくるものがあるのに、次々に待ち受ける困難の数々に果敢に挑戦し、打ち破っていく姿は喝采を送らずにいられない。
    もちろん、出光興産の創業者・出光佐三をモデルとしながらも当然そこには脚色がなされているだろうし、当人が本当にそこまで剛胆且つ実直な方だったのかはわからないが、戦後の日本人が幾多の困難を乗り越えて現在の日本を作り上げていったというのは紛れもない事実で、そうした反骨精神を持った日本人たちの象徴として著者は「国岡鐵造」という人物を作り上げたのかもしれない。
    下巻はいよいよ石油メジャーからの呪縛を解くことになる「日章丸事件」が描かれる。

  • どんな状況におかれても、自分の為でも、会社の為でもなく、国の為にと、常に広い視野で物事を判断して、正しい道に導く姿は、真のリーダシップに思えた。
    多くの邪魔が入るが、正しい道に進んでいる限り、必ず味方になる人が現れてくれ、助けてくれる場面が多く、人望の厚さを感じさせてくれる。
    度重なる苦境にたたされながらも、わずかなチャンスを必ずものにする姿には、執念を感じた。

    サラリーマン、エンジニアには、読みやすい小説である。

  • 正直、そんなに?というのが一番の感想。

    先入観やこの時代や石油に関心が持てなかった私自身にも問題があると思うけれど
    美談美談の連続と、いきなり時代を遡りはじめたのは出鼻を挫かれたような気がしました。

    書きたいこと盛り込みすぎて、欲張りすぎ感が否めません。
    でも日曜劇場あたりで連ドラとかにしてくれたらちょうどよさそうな容量でもある。

  • 面白い。一気読み。日本の石油業界の成り立ち、セブンシスターズ、生産調整、石油危機、イラン情勢などを盛り込みながら主人公が既存業界と戦いながら民族系石油会社として生き残っていく姿を描いている。評判になるだけの内容であり、文句なく面白い!

  • 百田尚樹の小説は、どれも感動を呼ぶ力作ぞろい。この作品も、実在の人物をモデルにした感動作。本屋大賞に選ばれるのも納得。次々と襲いかかる障害、困難にひるむことなく、敢然と立ち向かう、こんな日本人がいたんだと、今の時代に勇気をもらえる。

  • 百田 尚樹
     講談社 (2012/7)


    ずっと読みたくて、でも図書館予約半年過ぎてもまだ
    そんな時友人が貸してくれた お~!

    かなりの脚色はあるのだろうが史実に基づいたノンフィクション
    ノンフィクションはあまり読まないのだが これは面白かった

    長編だが一気に読んだ

    社員への信頼が すごい
    常に前進する姿がすごい

    仙厓
    出光のカレンダーを見た 仙厓の水墨画
    あたたかくてユーモラス
    これを愛した人なんだね

    ≪ 愚痴をやめ 日本のために 突き進め ≫

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著者プロフィール



「2022年 『橋下徹の研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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