悲から生をつむぐ 「河北新報」編集委員の震災記録300日

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 34
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175661

作品紹介・あらすじ

2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」連載記事の取材現場から綴った3月11日後の"希望と再生の物語"。

感想・レビュー・書評

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  • 震災関連の本って、タイトル見ただけで、ジワ~っときます。。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「歳のせいですかね?^^; 」
      私が言うなら未だしも、、、

      ジワ~っとなるのは、色々な思いが交錯しているからですよね。
      痛みを分かち合いつ...
      「歳のせいですかね?^^; 」
      私が言うなら未だしも、、、

      ジワ~っとなるのは、色々な思いが交錯しているからですよね。
      痛みを分かち合いつつ前向きで居たいです、、、
      2012/05/01
  • 河北新報の背骨の通ったジャーナリズム。あまりにも大きすぎる風評被害の壁。それでもその向こう側に希望を探す被災地の人々。そこに届く多くの浴衣。ひまわりの種。 読了後、直ぐには消化出来ず再読。「非から生をつむぐ」。この力強い覚悟の先にある景色には、必ず希望があると願いたい。無かったら全てが嫌になっちまう。

  • 20130401
    ブログに載せた内容だけに、広く浅くな印象。さらさら読めるが後に残らない。「遺言」の方が重みが伝わってくる。

  • 地方紙の大先輩である河北新報社編集委員の寺島英弥さんによる、東日本大震災の取材記録。

    容赦ない現実がつづられている。津波に流され、生きのびた男性。妻を失った農家。計画避難でいつ帰ることができるのか、不安に揺れ続ける女性。それでも、自責の念に苦しむ農家は「俺には、まだ、やることが残っている」と泣きしながらダイコンの種をまいた。女性も仮設住宅の仲間と、中古の着物を生かした服づくりを始めた。わかりやすい解決策や「ハッピーエンド」はない。その中で、一人一人の日々の繰り返しに宿る小さな希望や変化を、丁寧にすくいとっている。

    河北新報の連載と並行して書かれた寺島さんのブログ「余震の中で新聞を作る」が基になっている。新聞連載と異なり、「私」を主語に、現場を訪ねた経緯、情景や会話、質問の流れもありのままに「ノートに書いたすべてを書きつくしている」という。多い回は1万字にも上る。仕事後、徹夜して書き上げることもあったという。

    あとがきに、これからの心の支えになる一文があった。「その場にとどまり、当事者と同じ時間を生きるのが、地方紙記者の仕事の本質。『Keep journal(書き、記録し続けよ)』」。

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著者プロフィール

ローカルジャーナリスト、尚絅学院大客員教授。

1957年、福島県相馬市生まれ。早稲田大学法学部卒。河北新報社編集委員、論説委員を経て2019年から現職。02~03年にフルブライト留学で渡米。東北の暮らし、農漁業、歴史などの連載企画を長く担当し、「こころの伏流水北の祈り」(新聞協会賞)、「オリザの環」(同)などに携わる。11年3月以来、東日本大震災、福島第一原発事故を取材。朝日新聞社「ジャーナリズム」、新潮社「Foresight」に被災地をめぐる論考、ルポを執筆中。ローカルメディア「TOHOKU360」同人。ホームページ「人と人をつなぐラボ」http://terashimahideya.com/
著書に『シビック・ジャーナリズムの挑戦─コミュニティとつながる米国の地方紙』(日本評論社)、『地域メディアが地域を変える』(共著、日本経済評論社)、『被災地のジャーナリズム─東日本大震災10年 「寄り添う」の意味を求めて』『東日本大震災 希望の種をまく人びと』『福島第1原発事故7年 避難指示解除後を生きる─古里なお遠く、心いまだ癒えず』(以上、明石書店)、『悲から生をつむぐ─「河北新報」編集委員の震災記録300日』(講談社)他がある。

「2021年 『二・二六事件 引き裂かれた刻を越えて』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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