- Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062175661
作品紹介・あらすじ
2011年度新聞協会賞を受賞した「河北新報」連載記事の取材現場から綴った3月11日後の"希望と再生の物語"。
感想・レビュー・書評
-
震災関連の本って、タイトル見ただけで、ジワ~っときます。。。
-
河北新報の背骨の通ったジャーナリズム。あまりにも大きすぎる風評被害の壁。それでもその向こう側に希望を探す被災地の人々。そこに届く多くの浴衣。ひまわりの種。 読了後、直ぐには消化出来ず再読。「非から生をつむぐ」。この力強い覚悟の先にある景色には、必ず希望があると願いたい。無かったら全てが嫌になっちまう。
-
20130401
ブログに載せた内容だけに、広く浅くな印象。さらさら読めるが後に残らない。「遺言」の方が重みが伝わってくる。 -
地方紙の大先輩である河北新報社編集委員の寺島英弥さんによる、東日本大震災の取材記録。
容赦ない現実がつづられている。津波に流され、生きのびた男性。妻を失った農家。計画避難でいつ帰ることができるのか、不安に揺れ続ける女性。それでも、自責の念に苦しむ農家は「俺には、まだ、やることが残っている」と泣きしながらダイコンの種をまいた。女性も仮設住宅の仲間と、中古の着物を生かした服づくりを始めた。わかりやすい解決策や「ハッピーエンド」はない。その中で、一人一人の日々の繰り返しに宿る小さな希望や変化を、丁寧にすくいとっている。
河北新報の連載と並行して書かれた寺島さんのブログ「余震の中で新聞を作る」が基になっている。新聞連載と異なり、「私」を主語に、現場を訪ねた経緯、情景や会話、質問の流れもありのままに「ノートに書いたすべてを書きつくしている」という。多い回は1万字にも上る。仕事後、徹夜して書き上げることもあったという。
あとがきに、これからの心の支えになる一文があった。「その場にとどまり、当事者と同じ時間を生きるのが、地方紙記者の仕事の本質。『Keep journal(書き、記録し続けよ)』」。
私が言うなら未だしも、、、
ジワ~っとなるのは、色々な思いが交錯しているからですよね。
痛みを分かち合いつ...
私が言うなら未だしも、、、
ジワ~っとなるのは、色々な思いが交錯しているからですよね。
痛みを分かち合いつつ前向きで居たいです、、、