比較で読み解く 中国人とインド人

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175760

作品紹介・あらすじ

尖閣諸島など領土問題、原発建設ラッシュ、変化する「日本観」…世界人口の約4割を占める二大国家の本音を、私たちはあまりにも知らなすぎた-。日本人は彼らとどう付き合うべきか?-。

感想・レビュー・書評

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  • インドと中国への日本人の感覚のズレが、分かる本。個人的にはインド分野に関心があったが、インド人も日本人も悩みは同じで、日本で失われたものをインドに求めるのはやめるべき。インドに行くと、インドは深いみたいなことを言う感覚。
    一方でもはやひとつの世界になってきているという提言がなされた対談も面白かった。

  • 最近インド人と仕事をすることが多く、考え方を知るために違う切り口で探した一冊。

    ご存じの方も多いのかもしれないが、個人的に「目からウロコ」な内容だった。中国人とインド人が同じトピックに対してそれぞれどのように考えているのか?を中国とインドにそれぞれ詳しい方がコメントしており、日本人目線でとても興味深く、歴史の重要性を再認識できた。

    中国とインドを全体感で表記しているので、個人レベルではいろいりと違うのであろうと推測できるが、根本的な思想を知ったことで尊敬すべき点と譲歩してはいけない点を識別できたような気がした。

    この2国と関わりがある方にはお勧めしたい一冊。

  • 確かに日本から見た他国という考えに縛られていました、他国同士の関係というのも大切ですね。
    示唆に富みます。
    それぞれの国への理解を深めることもできました。世の中まだまだ知らないことがいっぱいです。

  • 日本が60年かかった発展の過程を中国は20年で実現させようとしている。そのスピードが明らかに速すぎるため、高齢化による衰退の道も
    予想以上のスピードでやってくる。

    いずれにしても、今後10~20年は、この2つの大国との関わりが重要なポイントになることは間違いない。

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著者プロフィール

1964年愛知県生まれ。北京大学中文系に留学した後、
週刊誌記者などを経てフリージャーナリストに。
94年『「龍の伝人」たち』(小学館)で、21世紀国際ノンフィクション大賞
(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞を受賞。
新聞・雑誌への執筆、テレビコメンテーターとしても活躍。
2014年より拓殖大学海外事情研究所教授。
『反中亡国論』『中国がいつまでたっても崩壊しない7つの理由』
『「米中対立」のはざまで沈む日本の国難』(以上、ビジネス社)、
『感情的になる前に知らないと恥ずかしい中国・韓国・北朝鮮Q&A』(講談社)、
『トランプVS習近平 そして激変を勝ち抜く日本』『風水師が食い尽くす中国共産党』(以上、KADOKAWA)など著書多数。

「2023年 『それでも習近平政権が崩壊しない4つの理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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