- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784062175784
感想・レビュー・書評
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不幸な事が続けて起こり、あてもなく江戸を彷徨っていた主人公が、ある日皆塵堂という古くて汚い古道具屋に出会い居候させてもらう。曰く付きの古道具が多く持ち込まれる皆塵堂。古道具に付いた様々な事情を暴いていくストーリー。
読みやすくてキャラクターも魅力的。幽霊が見えるという設定だから、謎解きというよりも語り重視で純粋に物語が楽しめた。全体のコミカルさに反して、意外と心霊描写がグロかったりするギャップも面白い。主人公が皆塵堂で過ごす間に徐々に生きる希望を取り戻していく姿も良かった。
どうやらシリーズ2作目のようで…他のも是非読みたい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
このシリーズの二作品目だと知らずに読んだけど、シリーズの途中から読んでも平気だった。
江戸時代の道具についての興味が湧いてしまった…
あやかしとか妖怪とか、怖くて読めない小説もあるけど、これは大丈夫だった!
このシリーズだけでも7冊あるみたいだから他のも読んでみたいなぁ。 皆塵堂じゃなく銀杏屋という古道具屋の太一郎が気になってしまった……… -
古道具屋皆塵堂のシリーズ2作目。
表紙のちょっと怖いけれど、ちょっとかわいいにゃんこたちが以前から気になっていたのです。
皆塵堂が引き取るいわくつき古道具にまつわる連作短編が5編収録されています。
今回は、おなじみの面々に加えて、騙されて故郷に居場所がなくなり、失意のうちに江戸をさまようことになった庄三郎が皆塵堂に居候することになります。
新顔が加わった皆塵堂ですが、相変らず店主が引き取る品は曰く付き。
恨みや怨念がらみの事件からは逃れられないようです…
前作で皆塵堂で修業をしていた太一郎も、実家の銀杏屋の跡取りとして立派に店を切り盛りしています。
太一郎は、この世のものではないものが視えることを隠すことをしなくなったせいか、さっぱりとした様子。
頼れる若旦那になっていました。
そのほかの登場人物たちも相変わらずで、1作目より親近感を持って楽しめました。
もし続刊が出るのであれば、ぜひ読みたいです。-
「猫好きにはちょっとツライ描写も」
そうなんだ、、、まぁタイトルが「猫除け」ですから。
最近読んで気に入ってるのが「天才柳沢教授 タマとの生...「猫好きにはちょっとツライ描写も」
そうなんだ、、、まぁタイトルが「猫除け」ですから。
最近読んで気に入ってるのが「天才柳沢教授 タマとの生活」。マンガですが深いです(辛いと聞いて逃避?)2012/08/29 -
nyancomaruさん、こんにちは☆
「天才柳沢教授~」、はじめて知りました!
今度、本屋さんで探してみます。nyancomaruさん、こんにちは☆
「天才柳沢教授~」、はじめて知りました!
今度、本屋さんで探してみます。2012/08/30 -
「今度、本屋さんで探してみます」
是非!
「天才柳沢教授」のセレクション版で、猫が主人公の「タマとの生活」、孫の華子が主人公の「孫・華子との...「今度、本屋さんで探してみます」
是非!
「天才柳沢教授」のセレクション版で、猫が主人公の「タマとの生活」、孫の華子が主人公の「孫・華子との生活」は、とってもお薦めです!2012/09/03
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今作でようやく、派手なストーリー展開ではないことで出てくる独特の味わいが分かったような気がする。前作では主人公だった太一郎も、銀杏屋の若旦那として成長した姿で再登場し、読者としては何だか安心感を覚えた。皆塵堂の主である伊平次さんも相変わらずのんびりした人で、こういった登場人物の醸し出す雰囲気がこの作品の強みなのかもしれないと思った。
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「猫は主役ではない」
そうなんだ、、、「猫除け」って道具?囲いみたいなモノかな(独り言です)。「猫は主役ではない」
そうなんだ、、、「猫除け」って道具?囲いみたいなモノかな(独り言です)。2012/08/30
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2020.08.14.読了
古道具屋皆塵堂 2冊目
猫除け
皆塵堂の1冊目を読んでからちょっと間が空いたので
庄三郎の話から始まったので、
この人は誰?と戸惑ったが
新しい人だったのね。
丑の刻参りの女
曰く品の始末の仕方
憑いているのは
頭の潰れたふたつの屍体
猫除け根付
太一郎も好きだが、
伊平次はいいね。
著者プロフィール
輪渡颯介の作品





