猫除け 古道具屋 皆塵堂

著者 :
  • 講談社
3.77
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本棚登録 : 257
レビュー : 56
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062175784

作品紹介・あらすじ

故郷の田畑を失った庄三郎は失意のまま江戸に赴き、神社で寝泊まりをしていた。ある晩、女が藁人形に五寸釘を打ち付けているのを見て、恨みから自分も丑の刻参りをしようと考え、道具一式を皆塵堂で買う。だが、その古道具屋に集まるのはあいも変わらず「曰く品」ばかり。呪いは本当に効くのだろうか。

感想・レビュー・書評

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  • 不幸な事が続けて起こり、あてもなく江戸を彷徨っていた主人公が、ある日皆塵堂という古くて汚い古道具屋に出会い居候させてもらう。曰く付きの古道具が多く持ち込まれる皆塵堂。古道具に付いた様々な事情を暴いていくストーリー。
    読みやすくてキャラクターも魅力的。幽霊が見えるという設定だから、謎解きというよりも語り重視で純粋に物語が楽しめた。全体のコミカルさに反して、意外と心霊描写がグロかったりするギャップも面白い。主人公が皆塵堂で過ごす間に徐々に生きる希望を取り戻していく姿も良かった。
    どうやらシリーズ2作目のようで…他のも是非読みたい!

  • 古道具屋皆塵堂のシリーズ2作目。
    表紙のちょっと怖いけれど、ちょっとかわいいにゃんこたちが以前から気になっていたのです。

    皆塵堂が引き取るいわくつき古道具にまつわる連作短編が5編収録されています。
    今回は、おなじみの面々に加えて、騙されて故郷に居場所がなくなり、失意のうちに江戸をさまようことになった庄三郎が皆塵堂に居候することになります。
    新顔が加わった皆塵堂ですが、相変らず店主が引き取る品は曰く付き。
    恨みや怨念がらみの事件からは逃れられないようです…

    前作で皆塵堂で修業をしていた太一郎も、実家の銀杏屋の跡取りとして立派に店を切り盛りしています。
    太一郎は、この世のものではないものが視えることを隠すことをしなくなったせいか、さっぱりとした様子。
    頼れる若旦那になっていました。
    そのほかの登場人物たちも相変わらずで、1作目より親近感を持って楽しめました。
    もし続刊が出るのであれば、ぜひ読みたいです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「猫好きにはちょっとツライ描写も」
      そうなんだ、、、まぁタイトルが「猫除け」ですから。
      最近読んで気に入ってるのが「天才柳沢教授 タマとの生...
      「猫好きにはちょっとツライ描写も」
      そうなんだ、、、まぁタイトルが「猫除け」ですから。
      最近読んで気に入ってるのが「天才柳沢教授 タマとの生活」。マンガですが深いです(辛いと聞いて逃避?)
      2012/08/29
    • すずめさん
      nyancomaruさん、こんにちは☆
      「天才柳沢教授~」、はじめて知りました!
      今度、本屋さんで探してみます。
      nyancomaruさん、こんにちは☆
      「天才柳沢教授~」、はじめて知りました!
      今度、本屋さんで探してみます。
      2012/08/30
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「今度、本屋さんで探してみます」
      是非!
      「天才柳沢教授」のセレクション版で、猫が主人公の「タマとの生活」、孫の華子が主人公の「孫・華子との...
      「今度、本屋さんで探してみます」
      是非!
      「天才柳沢教授」のセレクション版で、猫が主人公の「タマとの生活」、孫の華子が主人公の「孫・華子との生活」は、とってもお薦めです!
      2012/09/03
  • 太一郎と鮪助が出るとうふっとなります

    みんなみんな人物が良くって、
    今回もよかったなあ〜
    それにしても辰には腹が煮えくり返ったなあ!

  • 今作でようやく、派手なストーリー展開ではないことで出てくる独特の味わいが分かったような気がする。前作では主人公だった太一郎も、銀杏屋の若旦那として成長した姿で再登場し、読者としては何だか安心感を覚えた。皆塵堂の主である伊平次さんも相変わらずのんびりした人で、こういった登場人物の醸し出す雰囲気がこの作品の強みなのかもしれないと思った。

  • 猫とついているから猫がメインの小説かと思ったら、猫除けが登場するだけで、猫は主役ではない。

    伯父にだまされていく当てがなくなっていたところを古道具屋に居候させてもらえることになる。

    大八車で死体を運ばされたり、怪奇談っぽい内容ではあるが、人の道を説いていくような話でもあった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「猫は主役ではない」
      そうなんだ、、、「猫除け」って道具?囲いみたいなモノかな(独り言です)。
      「猫は主役ではない」
      そうなんだ、、、「猫除け」って道具?囲いみたいなモノかな(独り言です)。
      2012/08/30
  • シリーズ2作目。

    時代物のホラー? 怪談物。
    皆塵堂に集まるキャラクターたちが個性的^^
    怪談物だけど見ていて楽しい作品です。
    短編集なので一つ一つの話は一応区切りがあるものの、でてくる人はずっと繋がっているのでシリーズ読破しようと思ってます♪

  • 1巻の終わりで太一郎が皆塵堂を去り、この巻では庄三郎という青年が居候として皆塵堂に住み着き、彼を中心に物語が進む。太一郎や巳之助の出番はないかと思っていたけど、そんなことはない。太一郎はしょっちゅう皆塵堂に呼び出されたり、曰くつきの物品を持ち込まれたりして、迷惑そうにしながらも楽しそうだ。一つ一つの話は独立していても、この巻の全体として庄三郎の話がきれいに収まるようになっている。続きの巻では、どんな風な構成になるんだろうか、庄三郎も登場するのかしらとちょっと楽しみ。

  • 2012年4月25日第一刷発行

    輪渡颯介(わたりそうすけ)
    1972年東京生まれ。明治大学卒業。


    古道具屋皆塵堂2

     不運、不幸?続きな正三郎が、ひょんな縁で、皆塵堂に居候することとなった日々。
     皆塵堂って、やっぱり、人の縁と、幽霊と猫の話。各館読みきとはいえ、やはり、順番に読む方が面白い。

  • さらっと読めていいなぁ

    また太一郎が出てきたのが嬉しい
    結局太一郎が活躍してるし笑

    皆塵堂で一休みして巣立っていくパターンなのかな

  • 気になって次の巻もすぐさま読んでしまいました。2巻です!

    不幸のどん底のような不幸にとりつかれている庄三郎さんが皆塵堂で働くことに。
    今回も面白かった!太一郎も巳之助も相変わらず面白く楽しい。
    猫嫌いなのに猫にとことん好かれている太一郎さんが面白すぎます。

    2014/07/11

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著者プロフィール

1972年、東京都生まれ。明治大学卒業。2008年に『掘割で笑う女 浪人左門あやかし指南』で第38回メフィスト賞を受賞し、デビュー。怪談と絡めた時代ミステリーを独特のユーモアを交えて描く。好評の『古道具屋 皆塵堂』シリーズに続いて『溝猫長屋 祠之怪』シリーズも人気に。他の著書に『ばけたま長屋』がある。

「2018年 『物の怪斬り 溝猫長屋 祠之怪』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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