ゼロの肖像 「トキワ荘」から生まれたアニメ会社の物語

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  • 講談社 (2012年10月30日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ) / ISBN・EAN: 9784062175906

作品紹介・あらすじ

「やろうよ、漫画映画を」――トキワ荘から飛び出した才能たちが、会社に集ってマンガをアニメを創った! 藤子・F・不二雄『パーマン』、石ノ森章太郎『佐武と市捕物控』、藤子不二雄A『怪物くん』、赤塚不二夫『おそ松くん』。テレビアニメ草創期に東映動画、TCJ、タツノコプロと競い、15分1本というスタイルに日本で初めて挑んで『オバケのQ太郎』を生んだ「スタジオゼロ」。その濃密な7年間の歴史、ここに初めて再現!

「第二のトキワ荘」となった幻のアニメ・マンガ制作会社「スタジオゼロ」初の評伝! 東映動画、TCJ、タツノコプロなどアニメ産業の草創期も活写!

●「やろうよ、漫画映画を」
 ふだんはもの静かな藤本弘が口火を切った。
「雑誌漫画とちがって、音や動きが加わるんだもんね」
 藤本の横顔を安孫子素雄がうなずきながら見た。
「でも大変なんだろ、漫画映画って」
 つのだじろうが他の四人の顔を心配そうに窺っている。
「個人じゃムリだ、会社を作らなきゃ」
 石森章太郎が決めつけるようにいった。
 鈴木伸一は彼らの提案をなかばうれしく思い、なかばとまどいながら聞いていた。
(本文より)

●「テレビアニメ黎明期の中に生まれ、
てんやわんやで作品を作りながら、
その時代の主役にはなりきれず使命を終えた『スタジオゼロ』。
私はこの会社が限りなく愛おしい」
(鈴木伸一)

みんなの感想まとめ

テレビアニメ黎明期の中で、独自の道を切り開いた制作会社の物語が描かれています。特に「スタジオゼロ」の設立背景や、藤子・F・不二雄をはじめとする才能たちの挑戦が、作品の魅力を際立たせています。オバケのQ...

感想・レビュー・書評

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  • 64p以降のオバQ誕生の件が面白かった。
    ・編集からの企画縛りでオバケだった
    ・もともと藤子先生の二人以外、石森先生らも手伝う前提で引き受けて、スタジオゼロに稿料は支払われた
    ・9回限定連載が読者ハガキの多さで復活

    スタジオゼロについては、人気マンガ原作者本人たちが経営していた会社だったことが強み、というのはやはり特殊例。

  • 藤子マンガの生まれた背景やアニメ史なんかはどうでもいい。
    安孫子先生の著書を読めばいいことだから。
    現場の熱気のようなものは残念ながら伝わらず、あくまで記録という印象。

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著者プロフィール

(こうもり・いくや)
作家、株式会社ダイナミックプロダクション出版企画部部長。
1961年兵庫県生まれ。関西大学商学部卒業。
1989年株式会社ダイナミックプロダクションに入社。1992年『げんまん』(野性時代/角川書店)で作家デビュー。数多くのコミック著作権関連訴訟の陣頭に立つ。現在、専修大学文学部で日本文化研究の講座を担当。
著書に『そして、またひとり…』『あなたの待つ場所』(角川書店)、『パソコンOL養成講座』(扶桑社)、『ゼウス』(徳間書店)、『日語読本試行版 好朋友』1~5(大連教育学院)、『マンガ大戦争』(講談社)ほか。
日本マンガ学会、著作権法学会会員。

「2012年 『ゼロの肖像 「トキワ荘」から生まれたアニメ会社の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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