トライブ 新しい“組織”の未来形

制作 : 勝間 和代 
  • 講談社
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本棚登録 : 246
レビュー : 36
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176002

作品紹介・あらすじ

トライブ(Tribes)とは直訳すると部族のこと。メンバーが互いにつながり、リーダーとつながり、アイデアとつながった人々のグループ(集団)を指す。
今日の世界は大きく変質し、従来の企業のような、ヒエラルキーのある集団(グループ)から、リーダーを中心にメンバー同士がゆるやかにつながる「トライブ」が、世界のいたるところで活躍、頭角を現すようになった。経済や文化を含む、世界のありとあらゆる事象の中心が、いまや従来のグループから、トライブに移りつつあるのだ。

「バイラル・マーケティング」「紫の牛」「パーミションマーケティング」の著者セス・ゴーディン氏のベストセラーを、勝間和代さんが自ら出版社に企画を持ち込んで邦訳化。

感想・レビュー・書評

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  • Tribes : メディア論の進化を考える場で出会ったキーワード。「パーミッションマーケティング」でおなじみの、セス・ゴーディンによる解説。彼自身、かつてのコンセプトとの違いを下記のように説明している。
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    ・私はかつて、「パーミッションマーケティング」の考え方を紹介し、マーケターはアプローチしたいターゲットに対して、「彼らが必要とするメッセージ」を個別に送り続ける承認を得た上で、効率的なマーケティングを行うべきだと主張した。
    ・トライブはその先を行く、メッセージはマーケターやリーダーからトライブに向かうだけでなく、トライブのメンバーからメンバーへ、あるいはメンバーからリーダーへも届けられるからだ。
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    また、本書に紹介されていたTribe リーダーのストーリーが心に響いたので、ここに記す。
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    インテリアデザイナーのバーバラ・バリーのセクシー・プロジェクト。
    彼女がデザインしたソファーの製造を任せられるパートナー企業を探していたときに、彼女は意中の有名家具メーカーの重役たちを彼女のショールームに招いた。彼女は、「スケッチを見せさせながら口説かれるのだろう」との重役たちの予想を裏切り、洗練された美しいソファーの完成品を準備し、それを配置したショールームに彼らがを招いたのだ。彼女は過去のルールを変え、パートナー候補に衝撃を与えた。彼女は自分のキャリアをマネジメントしたのでも、家具メーカーの重役にパーミッションを求めたのでもない。自ら主導権を発揮して、楽しみながら事を進めたのだ。
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    その他のキーターム
    ・今日、マーケティングといえば、「トライブ」とつながり、商品やサービスを、口コミで広まるストーリーとともに送り届ける」行為を意味する

    ・答えが分かっていても、ムーヴメントを作り出すには、必要なものがある。ムーヴメントが起きるのは、人々が話し合い、アイデアがコミュニティで広がり、何より大事なことに、同じような立場にある人々が互いに支え合って(ピア・サポート)、「かねてから正しいと分かっていた変化」を起こす時である。

    ・足りないのは、アイデアではない。アイデアを実現する意思である

    ・従来の組織が果たす役割とは。「取引コスト」という概念があるが、これを引用して言い換えてみると、企業や組織を立ち上げたほうが、トライブを率いるよりもコストがかからない場合に、企業や組織を選ぶ。(中略)だが、インターネットが買えた。企業や組織のコスト(家賃、福利厚生費、管理費)が上昇する一方で、取引コストが急激に下がりつつあるからだ。

  • 自分が素敵だなぁと感じる方々が薦めてたので、今更ながら読んでみる。

    何で、2年近く寝かした、自分!!
    世の中ってこう変わってきているし、今後もこうした変化を遂げていくだろうなぁ、
    その中ではこうした歩み方が大切だよなぁ、ってものがずっしり詰まってる。

    至極当たり前なのかもしれないけれど、それらをこうして言語化して表現できるのは凄い。

    自分もこんなグループに属したい!いや率いていきたい!!
    リーダーシップという言葉に反応したことのある人はじめ、
    現代を生きる方々に一読をお願いしたい一冊♪

  • 勝間氏訳で読みやすさを期待したが、その部分、全くの期待外れ。話がバラバラで実例もわかりにくい。これまで海外訳本はみんなこういう傾向で、自分には外人の思考、論述パターンが理解できていないからか、だから英語ができないのか。
    リーダーになって今から行動を、という主張自体は納得。しかしそれだけがバラバラと繰り返されるだけなので、全部読む価値無し。

  • プロジェクトへの投資、リーダーあるいは役職、そういう「与えられる」仕事ではなくて、絶対こうしたほうが上手くいくって!ってゆー信念で先頭に立ってみたらどうかい?という主張が徹底され、大変カンフルになる一冊。

    言われてみりゃ当然で、そういう気概がなければ、議論もできないしそもそも組織で働く努力もしない。ケツを持ってくれる保証がなきゃ動けないなんて、条件出した時点で、そいつ元々ウゴカナイ。

    こういう話をすると、ダンカイの世代の人達はちょっと遠くて寂しい眼差しをする、よね? でも、セスが言いたいのは組織とスピードの話。如何に議論集約するかという、リベラルの問題なんじゃあないか、そう感じました。

  • 「トライブ」何らかの共通の興味を持ち、互いにコミュニケーションの手段が「ある」ことでつながってる集団。昔は「地域」ごとの集合体「トライブ(部族)」といった。その地域の安定的な発展と民族の拡大を目的にしていたが、今の「トライブ」はインターネットでいつ、どこでも作れるし、つながれる。
    この組織やヒエラルキーを超えた概念を持った「トライブ」を「リーダー」として率いること。僕はなんとなく幼稚園の頃から感覚として目指していたと思う。
    まだ作れてないので、会社や社会の役にたつ「トライブ」を作らなければと思う。この本は何回読んでも自分のモチベーションの根拠は間違ってなかったと「勇気」が出る。そして、やりきれていない歯痒さと反省も同時に感じる。よし、いっちょやるかー!!

  • 考え方に大納得。時代が変わったことを痛感。

  • なにか世の中を動かしたいときには、自分と興味が一致、目的に同意してもらえる仲間とつながりグループをつくること。こういうグループのことをトライブという。この仲間を率いるリーダーとしてビジョンを示しながら引っ張っていくと世の中が自分の力で変えることが可能になってゆく。リーダーはトライブの利益のために働くことができ、ビジョンに向けて決断をくだすことができる者。

  • トライブ(Tribes)=共通の目的を持ち、行動する集団 という概念を打ちだし、現代におけるトライブの必要性を論じる前半は面白い! 

    後半になるに連れ、読者が『トライブ』を率いる為の心構えのような論調になり、啓発本ぽくなってしまう。

    トライブは、リーダーの理念に巻き込まれている集団の事を指す。無償で組織の運営に協力するボランティア団体から、スタバの常連客までを指す広い概念だ。

    一言で説明するなら、「理念を助けてくれる」人の集まりのこと ということになる

    ワークシフトを読んだ直後なだけに、『普通の市民がリーダーとなり、テクノロジーを活用しながら市民集団を形成していく』話は興味深かった

  • セス・ゴーディンの本は大体主張は一貫しているような気がする。

    「とにかくアクションが大事、悩みこむ前にまずは動こう」というのが共通した主張で、それを言い方を変えたりシチュエーションを変えたりして、いろいろな本にしている、という印象。

    逆に言えば、著作を全部読まなくても、一冊二冊読んでおけば十分なような著者に思える。自分には少なくともそう感じられた。

    本作もすでに他の本を読んでいると特段新鮮な主張もない。ただ、彼の主張は定期的に頭に刷り込ませたいと思う人も居るでしょうから、そういう意味で定期的に著作を読むのはそれはそれでよいのかもしれない。

  • トライブ”とは共通の興味をもち、何らかの媒体で繋がった集団のこと。情報発信が容易になった現代においては、信念を持ってそれを発信し続ければ、新しいムーブメントが起こせるのだ。

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