お菓子の本の旅

著者 : 小手鞠るい
  • 講談社 (2012年4月21日発売)
3.54
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  • 本棚登録 :165
  • レビュー :25
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176118

作品紹介・あらすじ

「こんなはずじゃ、なかった」アメリカにホームステイしたものの、家族になじめず、孤独に過ごしていた遙。そんなときに、自分の荷物の中からみつけたのは1冊のお菓子の本。その本に書かれていたのは-。「その『音』は、となりの部屋から聞こえてくる、かあさんの泣き声だった」おじいちゃんが突然なくなり、かあさんとふたりで残された淳。途方にくれていた淳をはげまし、勇気づけてくれたのは、図書館でまちがえて持ってきてしまった1冊のお菓子の本だった。ふたりにとってたいせつな「なにか」を運んでくれる「旅するお菓子の本」。

お菓子の本の旅の感想・レビュー・書評

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  • 図書館でふと目について、手に取ってみたらとても可愛い表紙。小手鞠さんの本だし読んでみよう…と借りてきた。
    ハルカとジュンの「お菓子の本」を巡る物語。児童書のような雰囲気で優しいタッチの文章。文中に出てくる「お菓子の本」のように、読むと元気を貰えた。巡り巡って最後のハルカとジュンの展開には思わず微笑んでしまった。なんだかとっても幸せで温かい気分にさせてくれる本だった。

  • アメリカにホームステイしたが、家族になじめず孤独に過ごしていた遥。町民みんなから愛されるパン屋さんをやっているおじいちゃんの孫、淳。二人が一冊のお菓子の本で、不思議につながりあう。二人にとって大切な”何か”を運んでくれる”旅するお菓子の本”。留学や旅の中で何かを見つけ出す二人の話が、自分と重なりとっても親近感がわいた本。読み終わった後に、心の中があったかくなる本。お勧めです。

  • さらさら読めました

    児童文学、と思うと不粋ではありますが









    日本とアメリカとではパイントだとか単位が違うと思うんですが、ちゃんと換算できたのかな…
    スコーンのバターは溶けないように冷たいままで混ぜるものだと思ってました
    柔らかくてもいいんですね

    さらーっと読めるので盛り上がりも欠けます。臨場感に欠け、遠くから物語を眺めているかんじ
    悩んでる描写はあるけど
    肝心の努力しているところ(お菓子づくり以外の)とか
    成功してうまくいってる描写があんまりない。
    ほとんど、思い返す形になってます。
    中盤から遥と淳の話が繋がってきて
    ちょっと期待もしましたが
    期待感も肩透かし食らわされた印象

    大事なところを第三者の視点からの
    回想で語られちゃうと…薄い

  • きょう読み始めてきょう読了。名前はきいたことがあるけれど、たぶんはじめての作家さん。
    文章のひらかれ方が読みやすい。構成もすんなり仕上げてあるからするする読める。けれど、ショートカットされているところでいいように話が作られていく感は、どうしても、ある。こんなにあっさりお菓子を作れるわけはないよ、とか、ただ普通に中学一年だったら英語をこんなにきき取れたり話せたりできるかなぁ、とか。そういうことをいう類の話ではないかもしれないけれど、他人に「夢」をみせる以上、それを考えるのも責任のうち、ではないのかしら。
    お菓子とパンを食べたくなる!

  • 中一の夏休み、遥は再婚した両親の新婚旅行の間の3週間、
    父親のアメリカ人の友人の家に、ホームスティをした。
    意気揚々とアメリカに渡った遥だったが、その家の子供達に、
    つたない英語を笑われてから、遥は心を閉ざしてしまっていた。
    一人ぼっちで、淋しくてたまらない毎日を送っていた。

    ふと思い立って、きのう届いた本や文房具を入れた箱を開けてみると、
    見覚えのない本が一冊入っていた。
    その本は、タイトルも中の文章もきれいな手書きで、おいしそうな
    お菓子の作り方が書かれていた。
    いったい誰の本なのか、そして書いた人は誰なんだろう?

    あるページを読んだ時、遥にあるアイディアがうかんできた。
    このケーキを作って、この家の人たちに食べさせてあげよう。
    仲良くなるきっかけを作ろうと思ったのだ。

    『お菓子の本』から勇気と希望をもらった遥。
    そして『お菓子の本は』ひょんなことから、パン屋の孫息子の淳の手に渡り、
    淳の家族をも勇気づけるのです。
    すれちがう遥と淳の淡い恋心に、ほんわかします。

  • 亡くなったお母さんがかいた世界に一冊しかない「お菓子の本」。
    出会うはずのなかった2人が出会い、知り合う前に離れ、再び出会う、その仕掛けにちょっとやられました。
    話の中は、焦げたバターと甘い香りがふわりと漂っています。
    紅茶をかきまぜると、ザラメの砂糖がゆっくり、サラサラとけるような、そんな印象が残りました。

  • ヤングアダルト向けな感じかな?児童書としてもいいかも。

  • この本を20年以上前に読みたかった(笑)

    これを読むには歳を取りすぎてしまった(笑)

    10代の淡い初恋と、美味しいお菓子のお話。

    おばちゃんになった私には淡くて眩しすぎた…


    2017.8.28読了

  • お菓子の本が旅をする。
    ほんわかする。
    C8093

  • これ児童書でしょうか?

    お父さんの再婚の関係で一人アメリカにやってきた中学生の遥。必死にホストファミリーと打ち解けようとするが、発音を笑われ怖くて自分の部屋からなかなか出られない。

    そんな時に日本から持ってきた荷物の中に紛れていた手書きのお菓子の本を見つける。そのレシピ通りにケーキを焼いてみると皆シーンと静まり返る。何かあったのかと思ったら「思い出の味がする」と泣きだされ、一気に距離が縮まる。

    そして、日本。
    祖父母のやっていたパン屋を祖父の死去と共に閉めてしまおうとしていたところで、偶然にも手に入った手書きのお菓子の本を目にし、そのレシピ通りにスコーンを焼いてみる。そこから母と淳のパン屋再生計画が始まる。

    更に時は経ち、図書館に寄贈されたお菓子の本は出版の運びとなる。そこで連絡を取った友人が偶然に遥で、しかも淳とは相思相愛になる。

    ハッピーな話で寝る前にぴったりでした。

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