- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062176316
作品紹介・あらすじ
生きるとは巡り逢うこと。不器用で、孤独で、そこはかとない。でも、必ず寄り添う誰かがいる-「人情の名手」が綴る切なくも温かい珠玉の六篇。じんわりと心に響く、珠玉の短編集。
感想・レビュー・書評
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東京の街並みが目に浮かぶ。
大人のための静かに滲みる短編集。
いつもながら
三田完作品は映画を観ているような気分にさせられる。
派手なエピソードも意外な展開もないけれど
ただただ静かに感じていたい。そんな作品たち。
落語好きにはたまらなかったのが「通夜噺」。
『胡瓜揉み』はぜひ聴いてみたい。さて、どんな演者がいいだろう。
そんな想像も楽しい一遍でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
6編の作品から構成されている。「昭和」という時代のもつ雰囲気のようなものを色濃く反映している作品集。ぼくは、北森鴻氏の『香菜里屋シリーズ』を連想した。
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少しばかり泣ける話しが6編.表題作に出てくる流しのジーザス、カラオケが出来る前の飲み屋街では必須のキャラでした.
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べたっとはしていないけれど、さらっともしていない。ひねりやシニカルさ、ハードボイルドをもっと感じたい
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三田完先生(@hi_go_chisui)、有楽町三省堂書店(@yrakch_sanseido)さま、ありがとうございました。
人生の悲哀とか、酸いやら甘いやらがぎゅっと詰まった小片たち。
淡々としてるようで、深い。 -
それぞれの人生
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作者はNHK音楽担当プロデューサーだったとは知らなかった。
音楽絡みの話が多い。
のど自慢と流しの老人の話が良かった。
鐘たたきの人って、それ専門なんだとは思わなかったなあ。