言霊たちの夜

著者 :
  • 講談社
2.87
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本棚登録 : 110
感想 : 27
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176620

作品紹介・あらすじ

大手ゼネコンに勤務する田中は、学生時代にボクシングをしていたせいか、耳の聞こえが悪い。そのため誤解から家を出た恋人の友人宅に電話をしても、「嫁は寄生虫」「ひがんで実家に帰っている」などと聞き違えてしまう。そして同じ時間、同じ場所に、やはり勘違いの甚だしい自称・カリスマ日本語教師がいた……。彼らの言動が、取り返しのつかない大惨事へ――。

感想・レビュー・書評

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  • これまでの深水作品とは大きく雰囲気を変えたユーモア感覚あふれる非ミステリ短篇集。次から次へと繰り出される言葉遊びがくだらないけど、いやくだらないからこそ面白い。読んでる最中ニヤニヤしっぱなし。お気に入りはやっぱり「鬼八先生のワープロ」かな。

  • (`・ω・Ⅲ)

  • 誤変換はともかく、聞いている言葉をあのように全く別の言葉と受け取るにはイントネーションの関係で無理じゃないのか、と思える部分はありましたが、元の言葉を想像しながら読んだり、少しずつリンクしている世界観を楽しんだりと、ところどころで実際に笑ってしまいながら楽しんで読めました。ラストの一話は同じように楽しめる話ですが実際は奥深く、考えさせられるものがありました。

  • だいぶくだらなくて疲れた!
    最後の話にはやや賛同するけど。

  • 同音異義語の勘違いや変換ミスなど、言葉にまつわる作品が四編。
    日常的にありそうな言葉の間違いも、ここまでくればもはやコントのよう。
    話は終始通じていないのに、会話が成立しているようにみえるのが面白いですね。
    読む人によってはバカバカしいの一言で終わってしまうかもしれませんが、エキセントリックな笑いの中に、言葉に対する造詣の深さがうかがえる作品集だと思います。

  • 発想と文章力が相変わらず凄い作家さん。
    ただ、ツボには入らなかったなぁ。

  • まあ・・・なんというか、一本目の短編を読んで「はは」と。で二本目読んで・・・え?このノリで最後までいくの?と。いい意味でも悪い意味でも馬鹿馬鹿しくてしょうもない一冊。
    「鬼八先生のワープロ」の話に至っては「くっだらねえww」の一言。

    なんか言葉遊びが清水義範の本みたいだな。。

  • 言葉遊びでここまでの連作ができるのはすごいなぁ。群像劇だと気づいたのは、途中まで読み進めてからだけど。内容はさらっと流れていって、特にどこが印象的とかはないんだけど、第1章の言葉遊びの結末だけは記憶にのこる。

  • ひとつひとつの言葉遊びネタは面白いけど、話としては・・・
    http://blogs.yahoo.co.jp/rrqnn187/13321136.html

  • 装丁が素敵。特に気にせず読んでみて、読み終わってから見ると2つのことに気付いてにやにやしてしまった。まさかこんなことに…いや、普通は見た瞬間に気付くものなのだろうか?
    日本語をテーマにした連作短編ミステリ。繋がりはちょっとゆるいけれど、ついにやにやしてしまう。そんなに気を遣ってもらわずとも大丈夫、読めてますよーと言いたくなるけれど伏線に明かりをともしてくれるのは親切だと言える。

    ・漢は黙って勘違い
    いちばんおもしろかった。最初の方を特に気にせず読み進めていった自分がこわい。謎の提示が多いので推測しながら読むのが楽しい。
    ・ビバ日本語!
    どうしようもない主人公だが憎めない。生徒からの質問がしょーもないのからしっかりしたものまで多岐にわたっていて興味深かった。生まれてからずっと日本語生活圏で暮らしてきた私のような者には考えたこともない質問が生まれるものなのだろう。
    ・鬼八先生のワープロ
    発想はいいし誰もが経験していることで身近にも感じやすい。ただ、長い。同じネタをずっとやられると飽きてくるのに延々とやり続けられたのではもうどうしようもない。最初の時点でだいぶ無理のある文章だったからなんだこれ、と感じていた違和感が拭えてよかった。でも、全部読む意味はなかったかも。
    ・情緒過多涙腺刺激性言語免疫不全症候群
    いろいろ考えさせられたけど、あんまりストレスはためずたくさんのことを楽しめる方がいいのではないか。私のブクログも少し評価が甘い気がするけれど直すのが面倒くさいので褒めておく。

    正直前2編だけ読めばいいかな。自作でちょっとした伏線を回収するのは面白い試みだけど、うーん。
    『漢は黙って勘違い』が面白かったので、暇つぶしにはよさそう。ミステリとして読むとよくない。

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著者プロフィール

1963年山形県生れ。2007年『ウルチモ・トルッコ』でメフィスト賞を受賞しデビュー。同作は『最後のトリック』と改題文庫化されベストセラーに。11年「人間の尊厳と八〇〇メートル」で日本推理作家協会賞。

「2021年 『名画小説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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