哲学塾授業 難解書物の読み解き方

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 124
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176729

作品紹介・あらすじ

カントやニーチェあるいはキルケゴール。哲学書は自分勝手に読んでも、じつは何もわからない。この塾で伝授されるのは、正確に読み解くための独特の技術。手加減しない師匠の、厳しくも愛に満ちた授業を初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 『ベルクソンは、繰り返し、実在を見せなくするものが「外的で社会的な生」であることを強調する。誰でも、実在を見る目を具えている。だが、それも社会的生、能率、利益によってかき消されてしまうのだ。

    安直な図式に従って、計算し、予測し、回想するほうが、社会はスムーズに流れていくからね。そして、その構図を疑って真実を求めるより、それにもたれて生きるほうがずっとトクだからね。』

    中島義道先生の作品はすごく好き。久しぶりに読んだなぁ〜。
    ロック、カント、ベルクソン、ニーチェ、キルケゴール、サルトルを取り上げた哲学塾の風景紹介。
    この感じ、懐かしいなぁ〜。
    哲学の徒として、あの頃に戻りたいなぁ。自分の感じるところのままの世界を生きたい…。まぁ、もう戻れないか…。

  • 不幸や無価値を中島先生がことのほか、嬉々として、充実しているのは一体どういうわけだろう。

    中島先生の本は、もう買わないと思いながら捨てては買いを繰り返す愛読書(?)で、
    学校の授業で扱ったところ、職員室から呼び出されたほどの直截的な表現なのだが。
    哲学塾に行ってみたい気もするが、やはり行く気もない。
    身体を射抜くほど魂は震えるのだが、やはり、合わないような気もする。

    ニーチェやキルケゴールの授業がこんなにズキズキ心を打つとは。

  • 哲学書を正確に読み解く授業を紙上再現した本。哲学書の遺言一句に格闘する臨場感が伝わってくる。本書で取り上げられた哲学者の主張の根幹のようなものもつかむことができた。ただ、対話形式とはいえ、内容はかなり難しく感じた。自分は哲学者には向いていないと再認識。

  • *****
    敵を撃退する,あるいは凌駕するには,まず敵の方法を徹底的に学ぶしかないんだ。(p.17)

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】133||N【資料ID】91123463

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著者プロフィール

1946年生まれ。東京大学教養学部・法学部卒業。同大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了。ウィーン大学基礎総合学部哲学科修了。哲学博士。専門は時間論、自我論。「哲学塾カント」を主宰。

「2019年 『ウソつきの構造 法と道徳のあいだ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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