西海の虎 清正を破った男

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 23
感想 : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (314ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176842

作品紹介・あらすじ

肥後の一豪族・木山弾正の居城に島津の大軍が押し寄せてきた。弾正は敵の包囲網を突破して、義兄のいる天草へと落ち延びる。武士の意地や領地のために、妻子や家臣を犠牲にできなかったのだ。だが、九州の新たな支配者に、島津に代わって関白秀吉が君臨。やがて運命の好敵手・加藤清正が肥後の国主としてやってきた-。

感想・レビュー・書評

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  • 豊臣秀吉が天下をとった戦国時代の九州、舞台は天草。肥後の木山弾正惟久は城を捨て、逃げて天草の義兄の客将となり生き恥をさらしてまでも、自分の妻と子、そして家臣を守ろうとする。だが武士とは城を枕に討死を覚悟して最後まで戦うものではないのか?夫として父として武士として、悩み葛藤する惟久。そこへ宿敵加藤清正が現れて・・・最後の一騎打ちは緊迫感がすごく武士の生き様を見せつけられた感じでした。

  • 加藤清正と一騎打ちをしたことで有名な木山弾正惟久について書いた本です。

    この本では木山弾正が阿蘇家の家臣として島津家と戦い敗れるところから、天草5人衆の客将となり、加藤清正と一騎打ちするところまでが描かれています。

    木山弾正の居城である赤井城に島津の大軍が押し寄せたところから話が始まり、ここで木山弾正は妻と子供を逃がすために、城を捨てて、島津軍を蹴散らして中央突破をし、武勇をはせることになります。

    しかし、自身は城を捨てた武士ということで、ずっと引け目に感じることがあったようです。この本では、そうした心の葛藤と家族を大事に想う心、そして、家族のバックアップを受けて、再び武士として戦いに挑むさまがよく描かれていました。

    ↓ ブログも書いています。
    http://fuji2000.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-8b33.html

  • 新年第一弾。過去の矢野作品と違ってギラギラしてなかった。熟成が進んだと言う事なのでしょうか。

  • 木山惟久を主人公に、ってめずらしい。

    なんだろう、登場人物は魅力的だし、内容は面白いと思うのに〃軽い〃印象なのは。
    人物がみんな多面性がなく、わかりやすいからかな?

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著者プロフィール

1976年福岡県生まれ。2008年『蛇衆』で第21回小説すばる新人賞を受賞。その後、『無頼(ぶら)無頼(ぶら)ッ!』『兇』『勝負(ガチ)!』など、ニューウェーブ時代小説と呼ばれる作品を手がける。また、『戦国BASARA3 伊達政宗の章』『NARUTO-ナルト- シカマル新伝』といった、ゲームやコミックのノベライズ作品も執筆して注目される。他の著書に『弁天の夢 白浪五人男異聞』『清正を破った男』『生きる故』『我が名は秀秋』『戦始末』『鬼神』『山よ奔れ』『大ぼら吹きの城』『朝嵐』『至誠の残滓』『源匣記 獲生伝』『とんちき 耕書堂青春譜 』などがある。

「2021年 『戦百景 桶狭間の戦い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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