遺稿

  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176941

作品紹介・あらすじ

立川談志、二〇一一年十一月二十一日、喉頭癌にて死去。享年七十五。戒名は自ら生前に付けていた「立川雲黒斎家元勝手居士」。世の中を挑発し、常識に異を唱え続けてきた家元が、最期の最期に選んだのは「書き続ける」ことだった-。死の床で天才的な記憶力と執念で書き続けた家元の遺作。

感想・レビュー・書評

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  • うーん、あまり面白くない、、、ファンとしてはつらいが。

  • かっこいい、問答無用

  • 「俺はもう駄目、本当だ……」
    奥さんの話から始まり、小沢一郎、手塚治虫、はたまた自転車や銭湯の話まで、家元が思いつくままに綴ったエッセイ集。

    名作『落語チャンチャカチャン』は必見。

  •  明らかに家元の手でない「直し」がある、と思われた。
     思っただけなので違ったら勘弁してほしい。でも、山藤さんが書いていたような「談志の声」にならない部分があるのです。

     死ぬ前だからなぁ……ちょちょっと直しても不思議はないよなァ……
     いろいろな事情があるから、直したことを責める気にはならないのです。

     が、「談志の声だ」「言文一致だ」というのとは、ちょっと違う気がする。

  • 立川流家元が喉の手術をして声を失った後の作品。 伝統を壊してわが道を行く理由とか かかれてたりするのかな、と想像していたけれど違っていた。 思いつくままに言葉を話すようにそのまま書かれたエッセイ集。 なのでテーマそっちのけであっちこっちに話が飛ぶw。  人が好きで洒落を好む。 気に入ったものは 大好き。 気にならないものは気にしない。 少し照れ屋なのかな、と思ったりした。 笑天がなければ 私は落語など歌舞伎同様遠い存在だったと思います。 笑天の貢献ってすごいと思う。 合掌(* ̄人 ̄*) 

  • いつかは やってくる日が
    やってきてしまった

    その「存在」がすでに
    藝 でしたね

  • 談志を崇拝している。本書で談志は「世界に天才は二人居る。それはレオナルド・ダ・ビンチと手塚治虫の二人である」と喝破したが、僕は談志も加えたい。異議は出ないのではないか。昔の芸界の話が特に興味深かった。それにしても何という記憶力だろう。改めて合掌。

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著者プロフィール

落語家、落語立川流創設者。1936年、東京に生まれる。本名、松岡克由。16歳で五代目柳家小さんに入門、前座名「小よし」を経て、18歳で二つ目となり「小ゑん」。27歳で真打ちに昇進し、「五代目立川談志」を襲名する。1971年、参議院議員選挙に出馬し、全国区で当選、1977年まで国会議員をつとめる。1983年、真打ち制度などをめぐって落語協会と対立し、脱会。落語立川流を創設し、家元となる。2011年11月逝去(享年75)。

著書には『現代落語論』(三一新書)、『談志百選』『談志人生全集』全3巻、『立川談志遺言大全集』全14巻(以上、講談社)、『談志絶倒 昭和落語家伝』(大和書房)、『談志 最後の落語論』『談志 最後の根多帳』『立川談志自伝 狂気ありて』(以上、ちくま文庫)、『談志が遺した落語論』『江戸の風』(以上、dZERO)などがある。

「2021年 『談志の日記1953 17歳の青春』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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