- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062177016
作品紹介・あらすじ
セカンドステージ(これからの人生)のデザインに
なにより必要なのは、自分のファーストステージ(これまでの人生)を
しっかりと見つめ直すことである。
そのために最良の方法は、自分史を書くことだ。
立花隆 伝説の講義「現代史の中の自分史」
+受講生13名の豊富な作例で、授業を完全書籍化。
受講生が製作した「自分史年表」「人間関係クラスターマップ」つき。
己の人生を歴史に刻む。
手順さえ踏めば誰でも書ける。
この1冊が生涯の友になる。
今までになかった「自分史ガイド」の決定版!!
感想・レビュー・書評
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筆者である立花隆の文章をそのまま借りて、本書を紹介する。
本書は、立教大学に2008年に生まれた、シニア世代向けの独特のコース(入学資格50歳以上)、「立教セカンドステージ大学(RSSC)」で開講した「現代史の中の自分史」という講義の実践の記録である。
立花隆は、以下のように、自分史を書くことを勧めている。
「わたしは、人間誰でもシニア世代になったら、一度は自分史を書くことに挑戦すべきだと思っている。自分史を書かないと自分という人間がよくわからないはずだからである。」
私は、大学を卒業してから同じ会社で40年近く勤めている。あと数年で引退することになるはずで、引退したらどうしようと考えることもある。感じていることは、引退後、何をするにせよ、それは今までとは大きく違う生活を送ることになるはずなので、これまでの生活を振り返って区切りをつけておかないと、新しいことに上手く入り込めないのではないか、ということである。
そういった興味から、本書を読んでみた。かなり実践的・実際的な本。
振り返って区切りをつける、その方法のイメージが湧いてきた気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 自分史とはなにか(長く文章を書き続ける最大のコツ/「はしがき」と「あとがき」について/自分の歴史を記す二つの意義 ほか)/第2章 自分の年表を作る(年表が自分史のコンテとなる/自分の人生を大きく区分してみる/資料整理で記憶がよみがえる ほか)/第3章 なにを書くべきか(たくさん書く、たくさん読む/それぞれの時代を反映した自分史の好例/人間関係クラスターマップについて ほか) -
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自分史 -
60歳という人生の節目から第二の人生がスタートする。そのタイミング、自分のことを振り返ると、残りの人生がさらに有意義になりそうな気がする。
振り返ることで、過去の自分が、今の自分に与えている影響が、少なくないことがわかる気がする。 -
企業の周年記念誌を作る際の参考に。
自分史としてもちょっとパーソナルすぎたかな。 -
2008年の立教セカンドステージ大学で開講した「現代史の中の自分史」の実践の記録で、参加者が書いた実例が刺激的だった。
自分史を書く前に、自分史年表、人間関係クラスターマップ、エピソード帳を準備する。
自分史年表が自分史のコンテになる。自分史年表の骨格は、履歴書(学歴・職歴)、個人生活史、家族史。職歴には、仕事内容の歴史、職場移動の歴史が入っている方がいい。生活史の基本は、住所変更の歴史をおさえること。
自分史のいちばん大事な要素のひとつに、異性との関係があるので、必ずそれを入れる。
面白くするためのエッセンスとして、時代背景、最初の強い記憶など書く。
自分史を書くのは、自分のため。心の中のわだかまりを書くことで、それがほぐれている。自分史を書くことは、そのような癒し効果のようなものがある。 -
⑦その目的、確かに実母の体験をあまり知らないし、亡父に至ってはもう知りようがありません。親の世代は戦争体験が少なからずありあまり話したがらない人も多いかな。一方、私が相方との馴れ初めや仕事の事を子孫に残しても誰が読むのか…
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自分史講座の生徒の作品を例にして、自分史の書き方を解説しているが、正直長くて読んでいられない
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立教大学での自分史講義録。立花隆の上から目線文体は苦手。途中でやめたくなったが、収録されている受講生のサンプルがどれも秀逸。「事実は小説よりも奇なり」とか「誰でも一冊の小説は書ける、それは自分の生きてきた軌跡」という昔からの言葉に深く頷ける。
膨大な受講生のレポートを読みこなし、それらを記憶した上で本書用に編集した立花隆の知性と記憶力ってのは、好き嫌いは別にして、素直に凄いと思える。
自分史を書いて得られるもの。それは「書く」という行為を通して表現された、今のステージから見える客観的な自分。 -
単なる自分史の進め本とは違い、自分史を書くことの意義から始まり、さまざまな方々の書いた自分史から、その書き方が解説されていきます。
さすが立花隆です。
有名人でもない、他人が書いた自分史が、これほど面白いとは思いませんでした。
自分史を書き続けようと思いました。 -
2014年5月に実施した学生選書企画で学生の皆さんによって選ばれ購入した本です。
通常の配架場所: 開架図書(3階)
請求記号: 280.7//Ta13
【選書理由・おすすめコメント】
就職活動における、自己分析に役立つと思います。特に、自己PRで長所をアピールする時、そのエピソードを加えることにより説得力が増すため、この本を読むことで、そのエピソードを見つけることができると思います。
(経営学研究科ビジネス専攻1年) -
実例5例が実に具体的。良い一生を送られた方たちばかり。
私は書くことがないけれど、少しづつ無理押しで書いてみよう。 -
立花隆の立教大学2008年「立教セカンドステージ大学」での授業 「現代史の中の自分史」を出版したもの。
50歳以上、43名の受講生に4月から7月までにそれぞれ1冊の「自分史」を書かせるという授業で、結果は全員書き終えている。
受講生13名の例で、立花隆のみごとな解説付きで書籍化したもの。
受講生が製作した「自分史年表」「人間関係クラスターマップ」つき。
現代史が庶民史から浮かび上がってくる。
書き手にとっては自分史は「魔物」のような魅力があるそうだ。
自分史の3大準備は「自分史年表」「人間関係クラスターマップ」「エピソード集」
立花隆自分史倶楽部というのがあります。
↓
http://bookclub.kodansha.co.jp/books/topics/jibunshi/ -
■自分史
A.かつて、リタイア年齢は60 歳だった。だが、平均寿命が延びた今、60 歳は人生のセカンドステージが始まる再出発地点と考え、自分の過去を総括し、未来の可能性を展望すべきだ。そのために何より必要なのは、自分史を書くことである。
B.人は誰も、ずっと触れずにおいた、心の中のわだかまりのようなものを持っている。書けば自分の恥をさらすことになるが、それを書くことで、そのわだかまっていたものがほぐれてくる。自分史を書くことには、こうした癒やし効果がある。 -
セカンドステージのデザインになにより必要なのは、これまでの人生をしっかりと見つめ直すこと。最良の方法は、自分史を書くことだ。
今さら自分史? とも思いましたが、読んでなるほど。さすが立花さんです。作例が充実していて面白い。 -
60才になったら自分史を書こう、わたしも
むしろ、60歳は人生の中間点ぐらいに考え「そこから、人生のセカンドステージがスタートする再出発地点だと考えるべきだ
未来の人生を展望すること 人間は結局、遺伝子というかDNA]の産物なのだろうが、各人のDNAは先祖代々の遺伝子の集積が生みだしたものである 人に歴史あり、思わぬ人が巷にいるもので、そこで個々に息づいて生活している 自分の人生が何だったのかを知りたければ、まず自分史を書きなさい -
■書名
書名:自分史の書き方
著者:立花 隆
■概要
セカンドステージ(これからの人生)のデザインに
なにより必要なのは、自分のファーストステージ(これまでの人生)
をしっかりと見つめ直すことである。
そのために最良の方法は、自分史を書くことだ。
立花隆 伝説の講義「現代史の中の自分史」
+受講生13名の豊富な作例で、授業を完全書籍化。
受講生が製作した「自分史年表」「人間関係クラスターマップ」つき。
己の人生を歴史に刻む。
手順さえ踏めば誰でも書ける。
この1冊が生涯の友になる。
今までになかった「自分史ガイド」の決定版!!
(From amazon)
■気になった点
・自分史は自分という人間が出来るまでを語るのだから、一種の物語
を語るという気持ちで書いていくのがいい。
・自分史は、自分の出自について一言するところから始めるのが常道
である。
・最初の一歩として重要なのは、「最初の記憶」である。