ラバー・ソウル

著者 :
  • 講談社
3.68
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本棚登録 : 703
感想 : 171
  • Amazon.co.jp ・本 (578ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177139

作品紹介・あらすじ

洋楽専門誌にビートルズの評論を書くことだけが、社会との繋がりだった鈴木誠。女性など無縁だった男が、美しいモデルに心を奪われた。
偶然の積み重なりは、鈴木の車の助手席に、美縞絵里(みしまえり)を座らせる。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた本なのに、最後の方のページにビールをこぼしてしまった。ごめんなさい。

  • ラストのどんでん返しで真実が明らかになり、命をかけて守ったはずの相手を救えず鈴木誠の純愛は報われず…。

    容疑者Xの…を思い出してしまうのはしょうがない。

  • 重々しい内容に、途中でリタイアしかけたが、最後のどんでん返しを楽しみに読み続けた。
    確かに、全く予想出来なかった結末で、粘って読んだ甲斐があったと思える作品。

  • 誰もが目を背けたくなるような容姿・容貌の持ち主である鈴木誠。
    人と関わることを避けて生きている彼が、ある日モデルの絵里を助手席に乗せたことで彼女に特別な感情を抱き・・

    いくつかの事件に関わる登場人物の事情聴取と、客観的な物語が交互に描かれる。
    歪んだ愛で絵里を監視・盗聴し、彼女に近づく男を次々に殺す鈴木誠。

    物語終盤、鈴木の使用人の金山によってすべての種明かし。
    鈴木は殺人を犯しておらず、そこまでの精神異常でもなく、むしろすべては絵里を想う故、絵里を救うために偽装工作をしていた。
    鈴木誠、切ないなと一瞬思ったが、やったこと考えるとやっぱりおかしい。
    そして絵里は最低。

  • bundanTVで初めて知った作品です。人の前に出ることができないほど醜い顔をした男が、モデルの女性に恋をする物語で、最初から終盤の方まではストーカーじみた行動にかなり引きます。終盤のどんでん返しにはさほど驚きませんでしたが、終わりはかなり切ないです。

  • 著者も本作品も何の予備知識なく、ビートルズの名盤で章構成になっていたので読んでみた。
    ストーカーの偏愛を「ラバーソウル」の歌詞に重ねあわせたミステリー作品かと思いきや、ラスト一転して純愛小説に展開させてみせ、「ラバーソウル」の全体曲想のような甘く切なくさせてくれる読後感。とても好きな作品でした。
    主人公が所々で聴く「ラバーソウル」以外のビートルズの曲が心情を的確に表出させていて、ニヤッとしてしまった。

  • *ややネタバレ*
    オチが勝負のミステリー。なので読み返すことは・・・なさそう。が、一読の価値はかなりある! そりゃ話題になるわなぁという感じ。

    最終章で明らかになる真相は「おおぉ、そうなるかぁ」と唸ってしまった。
    それまでのストーカー心理描写の巧みさ(読んでいて不愉快になるほど)があっただけになおさら物語に引き込まれていった。

    小説形式と問答形式で綴られていく全体の構成も見事。心地よいビートを刻んで、グイグイと物語世界へと誘っていく。

    読み進めていくうちに何故『ラヴァーソウル』に準えた展開なのかと疑問に思っていたが、最後の最後に綺麗に氷解。ビートルズでストーカーといえばチャップマンと思ったがそうではなかった。

    しかし、真犯人の動機は腑に落ちないなぁ。そこをキッチリ描くと全体のリズムが狂うというのも判るんだけれど。


    話題になるだけはある一級のエンターテイメント小説!

  • 乱歩の「一寸法師」のような作品を今の時代に書ける、書こうと思う作者スゲーと思っていたら、やっぱりそんなわけなかった。しかし、邪悪に描こうと、イノセントに描こうと、同じことではあるのだが。中古で買ったために、まったく事前情報なしに読めたのは運が良かった。

  • 醜い男が美しいモデルに恋をしてストーカーになるお話。
    ふーん、と読み進んだらどんでん返し、純愛だった。
    ビートルズに絡めてすごく凝ってるし読みやすくて分厚いのにあっという間に読めた面白かった。

  • 退屈でギブアップ。

    ストーカーの話らしいのだが、一人語りやインタビューみたいな坦々とした話が延々と続き、150ページでギブアップ。

    この人って、こんなにつまらない本を書くんだっけ…と思うほど全く盛り上がらない。(後半は知らんが…)

    我慢強くない人はやめといたほうがいいと思います。

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著者プロフィール

昭和25年生まれ。昭和57年に徳山諄一との岡嶋二人名義で第28回江戸川乱歩賞を受賞してデビュー。平成4年に『ダレカガナカニイル……』(新潮社)で再デビューした。代表作に『ラバー・ソウル』(講談社)など。

「2020年 『平成ストライク』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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