もう、忘れたの?

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 154
感想 : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177481

作品紹介・あらすじ

あの頃のこと、去年のこと、昨日のこと。「週刊現代」人気エッセイ、7年目のリニューアル。充実の内容そのまま、もっと手軽に、もっとカワイく。清水ミチコさんとの「スペシャル対談」も収録。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読んだ、酒井さんの「週刊現代」連載シリーズ。小気味よいツッコミを楽しみながらも、老い、看取り、など、年の重ね方について考えさせられる箇所も多々あり。自分自身もいい大人の年齢であるはずだが…いかに今しか見えていないかと気付かされましたよ。
    今回は、東日本大震災直後のエッセイも収録されており、清水ミチコさんとの対談でも震災について触れられている。あとがきで酒井さんは「人生には、早く忘れた方がいいことと、決して忘れてはいけないことがまだらに存在しています。」と述べていたが、激しく同意だなぁ。まだまだその辺のバランスがうまく取れない時もあり、苦しくなったりもする。
    すごく嬉しかったのは、酒井さんが震災後間もない頃に、東北を訪れてくれたこと。仙台を訪問したのは他の著書で知ってはいたが、その後岩手県まで足を延ばして、被災直後の三陸鉄道に乗ってくれたとは!私の故郷を走る路線で、個人的にはもう並々ならぬ思い入れがあるのだが、わざわざ乗りに訪れてくれたということが心からありがたくて、読みながら大号泣。涙流しながら、私自身色々と震災に対しての感情に、無意識に蓋をしていたんだなと気付いたのだった。
    淡々としているけど、ほどよい距離から被災地を見守り手を差しのべてくれる酒井さんの優しさに、本当に救われる。
    全体的にはライトでカラカラっと笑えるものではあるけれど、ところどころで酒井さんの大人力っていうか人間力のようなものを感じた一冊でありました。

  • エッセイの連載集とのことで、サラッと読めました。
    「もう、忘れたの?」は東日本大震災をメインに、著者の感覚と今の価値観との違いが書かれていて面白かったです。

  • 「孤独死」「孤立死」インパクトのある言葉ですよね。

    でも、この本でも言われているとおり、たとえ結婚して子供がいたとしてもこの死に方をする可能性はある。核家族化が進んでいる現代では誰もが他人事じゃないんですよね。

    私の伯母もこの言葉に「違和感を感じる」と言っていましたが、その意味がやっと分かった気がします。

    更に中学の時の先輩と卓球対決をした話。
    中学の頃って先輩って自分と少ししか年齢が違わないのに大人に見えたもんです。なのに偉そうにしているから私は先輩は苦手でしたし、後輩にはどう接していいのか分からなかった。

    あの頃の先輩たち、今も元気でしょうか。
    ちょっと思いをはせました。

  • さすがに鋭い。
    特にブスに気付かないキジカナの話は絶妙すぎる。

  • 東日本大震災からのエッセイが、おさめられており、突っ込みの鋭さに、なるほど、、、と、思われる。
    ウエディングと、エンディングなんて、韻を踏みながら、今から考えるのなら、後者の方が、多くなる世代。
    天皇家についての嫁姑問題にしての心配までして、、、笑ってしまった。
    それに、リカちゃんママの年齢が、33歳で、音楽家のピエールは、婿養子。
    サザエさんの母フネは、原作では48歳、波平さんは54歳。
    1946年の当時は、人生50年の時代だったのか!
    今は、その2倍近くになっている。
    介護、男性の家事、ぴんぴんころりのPPKの話も、あと何年かしたら、忘れられているかも知れない。

  • 2015/3/18 読了

  • 914.6震災後の週間現代連載エッセイ

  • おもしろく読ませてもらいました。

  • いつもながら共感しまくり。

  • 週刊現代とかいうオッサンが主な読者層な気がする雑誌で連載しているものをまとめたもの。僕はこのシリーズを全部読んでいますので、今作もまあ、前作同様、酒井節炸裂だなぁ…という感慨くらいしか抱けなかったのですけれども、時期的に東日本大震災のこととかを取り扱ったりしていて、そうかぁ…あの震災からもう二年経つのか! とあの震災を風化させちゃダメだなー、みたいな気持ちが沸いてきたのは事実です。

    「孤独死」とか昨今、メディアが話題にするようなワードを取り上げて文章を書かれていますので、やっぱしこういった類の記事はリアルタイムで読む方がなんとなく抱く感慨も増幅されるのかも? とか思いましたけれども、まあ、全編通して楽しめましたかね。

    巻末で清水ミチコさんとも対談されています。これも面白かったなぁ…ボキも清水さん同様、著者の新作を待ち望む一人であります。おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

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著者プロフィール

1966年東京生まれ。2003年、『負け犬の遠吠え』で婦人公論文芸賞、講談社エッセイ賞を受賞。『オリーブの罠』『子の無い人生』『男尊女子』『百年の女 「婦人公論」が見た大正、昭和、平成』『家族終了』『平安ガールフレンズ』『ガラスの50代』など著書多数。

「2021年 『次の人、どうぞ!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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