猫弁と透明人間

著者 :
  • 講談社
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感想 : 80
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177603

感想・レビュー・書評

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  • 〈内容〉百瀬太郎は、おひとよしの天才弁護士。ペット訴訟で放り出された猫を引き受け、事務所は猫でいっぱいに。そんな百瀬のもとに、新たな依頼人“透明人間”からメールが届いた。メールを読んだ百瀬は、タイハクオウムの杉山を救出し、またしても事務所に連れて帰る。―なぜ人は自分のそばにいる人を大切に思えないのだろう?そばにいてくれるだけでありがたいのに。人を、猫を、依頼人を守るため、百瀬太郎は今日も走る。数々のピースがあたたかく繋がる、『猫弁』シリーズ第二弾。

  • いいですね!猫弁!ボケボケ読んでいたので、伏線を忘れ、唐突に泣かされましたwシリーズでおすすめです♪

  • 前作同様おもしろい。関西弁のオウムがいい。みんなやさしい。読み終わってホッとする。続編希望。

  • このシリーズは全体的に良い話でほっこりします。
    悪い人があんまりいないというか。。。
    世田谷猫屋敷事件の話には涙がでそうになりました。

    前作よりもご都合主義感が薄くて、(それでもドラマ的なご都合主義なんだけど)良かったです。
    シリーズものは巻が進むにつれて読みやすくなりますね、。
    作者も読者も慣れていくというか。

    個人的に春美の話の続きがきになります。
    起業するのかな??

  • シリーズ第二作。猫弁に降りかかる新たな事件と、恋の葛藤が描かれています。やはりほんわかとした読み心地で、誰もが幸せになれる物語。
    しかし猫弁、真面目すぎるというかなんというか……彼の行動の数々には笑いを通り越して呆れてしまいます。大福さんも大変だよねえ。ま、そこが彼のいいところなのかもしれませんが。
    しかし仕事面での有能さはやはり凄い。この解決はなかなかできるものじゃあないし、今回垣間見えた過去も意外。これからの活躍も気になります。
    彼を取り巻く周りの人たちもやはり魅力的です。大家さんってばいったい何を(笑)。

  • 猫弁シリーズ第二弾!
    面白かったなぁー(^^)
    シリーズ化するとやっぱり愛着湧いてきますよね。
    ほんわかしてて、でも考えさせられて、心が洗われる様な作品です。

    「なぜ人は自分のそばにいる人を大切に思えないのだろう?
    そばにいてくれるだけで、ありがたいことなのに」
    …グッと来る台詞です。

    まだまだシリーズ続きそうな終わり方ですね。続編楽しみにしてます!

  • シリーズ2作目だが、こちらから読んでも充分楽しめる。
    弁護士百瀬は天才的な頭脳の持ち主なのだが、要領が悪く、事務所はいつもジリ貧。動物がらみの案件ばかり舞い込み、猫弁などと呼ばれている。
    テレビでは見ていないが、会話のテンポや描写が良く、映像としてすんなり頭に入ってくる。
    ドラマ化満場一致だったというが、納得。

  • 猫弁の第2弾…。

    前作の記憶がまだ新しい中での第2弾といぅことで、
    物語もシンプルな設定、構成で、楽しかったです…。
    でも…、吉岡さん、杏さん、柳原さんのイメージが強杉~(笑)

    構成の絡み合いの妙は、前作の方が面白かったけど、
    基本、キャラクターで楽しませる作品ですからね…。
    これで十分…。

    超一級の頭脳を持った弁護士って設定だけど、
    裁判シーンがほとんど出てこないってとこが、
    実は、いいのかも…??

    キャラクターに人間味も出てきたし、
    いろいろな伏線も残されましたから、
    次回作にも期待が持てますね…。

  • 猫とオウムとひまわりと。ったくどうして猫弁百瀬の周りには人間以外のものが集まってくるのでしょうか?
    あ、今回は亜子さんがぐぐぐっと近寄って来てましたね。二人の行く末が気になる気になる。
    不器用で愚直な百瀬を見ていると、人として一番大切なもの、人として失ってはいけないものについて考えさせられます。
    しあわせからおいてきぼりにされた人を守るために突き進む百瀬が、大好きです。
    第3弾以降に持越しされたような秘密たちが気になって仕方ありません。
    百瀬と亜子は結婚できるのか?晴美は事業に乗り出すのか?沢村は弁護士になれるのか?野呂の指輪の秘密は?
    あぁ。気になる気になる。
    大山先生、早く続きを書いてください!
    そして連続ドラマ化、強く希望します!

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著者プロフィール

東京都出身。2006年、『三日月夜話』で城戸賞入選。2008年、『通夜女』で函館港イルミナシオン映画祭シナリオ大賞グランプリ。2011年、『猫弁~死体の身代金~』にて第三回TBS・講談社ドラマ原作大賞を受賞しデビュー、TBSでドラマ化もされた。著書に『赤い靴』、『通夜女』などがあり、「猫弁」「あずかりやさん」など発行部数が数十万部を超える人気シリーズを持つ。

「2022年 『犬小屋アットホーム!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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