たかが英語!

著者 :
  • 講談社
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感想 : 138
  • Amazon.co.jp ・本 (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177634

作品紹介・あらすじ

世界企業は英語を話す。
「英語公用語化」で、日本は復活する。
楽天2年間の実験で確信した、成功のためのマニフェスト

「社内では英語が公用語」 あなたならどうする?
・TOEIC750点ないと部課長にしません
・会議や議事録はすべて英語
・約1年半で全社員のTOEIC平均点は161点アップ
・点数のベスト5部署、ワースト5部署を発表
・英語で仕事ができれば、必ず日本は浮上する
・楽天流・英語トレーニングの秘密
・英語習得は「1000時間」の仮説

僕は予感した。これは、かつて日本で行われたことのない実験になる。7000人以上の日本人が、2年間で英語をマスターするなんてことが、本当に実現できるだろうか。僕は狂っているのかもしれない。しかし、この実験を成功させることでしか、楽天も、そして日本も生き残れないと思った。さあ、実験開始だ。(本文より)

感想・レビュー・書評

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  • 楽天の「英語を社内公用語にする」という試みを知って以来、新聞の記事やらで見て興味があったので、この本も発売後すぐ購入して読了。

    うーん。
    三木谷氏が目指すこと・考え方は、すごくよくわかった。
    が、やっぱり私は「そこまでしなくてもいいんでは」という派かな。
    日本人相手に仕事しに会社に来てるんだから、そこでなぜ英語をしゃべらないといけないのか、という疑問が拭いきれない。(本の中で詳しく述べられていたが)
    ここは植民地か!って言いたくなる。
    私が楽天の社員ならぜったい辞めてる。

    『日本人の9割に英語はいらない』の中で成毛眞さんが、楽天のその試みををバッサリ批判していた。
    両極端でおもしろい。でも、私はどっちかというと成毛さんの意見に賛成やなー。

  • 「英語公用語化」の一番のメリットは楽天の宣伝になったことではなかろうか。

  • デジタルデバイドと同じです。ランゲージデバイド。

    英語についてブツブツ言ってる人こそ、読んでほしいですね。
    別にものすごいことやってるわけではないです。
    英語に苦手意識を植え付けた日本の教育をどうかしたほうがいいとも思うけど。

    コミュニケーションツールの一つとして、と考えれば持ってるにこしたことはない。そういうものだと私も思います。

    http://blog.nishi3.net/acchi/archives/003428.php

    ===

    ブクログの書評もプラスのコメントがあったので、わかる人にはわかるんだろうなーと思いました。
    うちの会社の英語公用語化に関する全容を明らかにした本です。
    社長の言葉もですが、社内報に載ってるコメントとかもそのまま掲載されていたり、社内のアンケートの言葉もそのまま掲載されてるので、結構赤裸々に書かれています。
    社内では英語が公用語、というのだけが先走りして、メディアの悪いところでもあるんですが、それ単体で取り上げられることも多く賛否両論の意見があちこちで勃発、うちの会社の社員は飲み会とかに行くと決まって「英語化ってどうなん?」「普段の会話も英語なん?」「TOEIC何点なん?」「降格とかもあるの?」などなど…必ずと言っていい程聞かれます。その都度英語化について説明、そのタイミングで日経アソシエなんかが特集してると読んでおいて「アレに書いてることはだいたい正しいよ」的発言等をし…の繰り返し。

    でも、この本に書いてある意図がちゃんと伝わってないからなんだろうなーってつくづく感じました。

    デバイスデバイドとランゲージデバイドは同じです。
    コミュニケーションを1つのツールとして考えたら、社内で使う表計算ツールはExcelです、って言われてるのと、社内で使う言語は英語です、って言われるのは同じなんですよね。って考えれば別になんてことはないと思うのです。
    そして、英語を流暢に話せと言われてるわけではなく、グロービッシュでいいわけなので、そんなに堅苦しくならなくてもいい。そして日本文化を捨てろと言ってるわけでもなく、外国籍の方には積極的に日本文化を教え込んでます(おもてなしの思想とか)。

    ってことを考えればこれが本当の日本初のグローバル企業になる道なのではないかなと思うのです。理論として間違ってるとこはないから。

    言っておきますが、うちの会社は周りが思っているほど軍隊的ではないですよ、念のため。
    私も右にならえではないです。
    でも、これに関しては共感できるなーと思うので、従っているのです。

    一度この本を読んで、日本が世界で生き残って行くためには英語が必要だという事実を、実感してもらいたいなーって思います。

  • 後に頓挫する野心的試みの書。実験の意義はあったと思います。


    【書誌情報+内容紹介】
    『たかが英語!』
    著者:三木谷 浩史[みきたに・ひろし] (1965-)
    編集協力:緑 慎也
    装幀:佐藤 可士和
    発売日 2012年06月28日
    価格 本体1,000円(税別)
    ISBN 978-4-06-217763-4
    判型 四六
    頁数 194

    世界企業は英語を話す。「英語公用語化」で、日本は復活する。楽天2年間の実験で確信した、成功のためのマニフェスト。

     「社内では英語が公用語」 あなたならどうする?
    ・TOEIC 750点ないと部課長にしません
    ・会議や議事録はすべて英語
    ・約1年半で全社員のTOEIC平均点は161点アップ
    ・点数のベスト5部署、ワースト5部署を発表
    ・英語で仕事ができれば必ず日本は浮上する
    ・楽天流・英語トレーニングの秘密
    ・英語習得は「1000時間」の仮説
    http://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000187520

    【簡易目次】
    はじめに [001-005]
    目次 [007-009]

    第1章 社内公用語英語化を宣言(2012年6月 三木谷 浩史) 013
    第2章 楽天英語化プロジェクト・スタート 045
    第3章 英語は仕事 075
    第4章 楽天英語化の中間報告 099
    第5章 楽天グローバル化計画 139
    第6章 グローバル化は日本の生命線 161

    おわりに [185-189]

  • 国家の品格でしたか?藤原正彦氏がこの楽天の取り組みを手厳しく批判していました。読んでみて三木谷さんの信念が伝わりました。彼ほどのそれこそグローバルビジネスマンが、何故ここまで日本という国の輪郭に拘って語るのか、寧ろ疑問でもありましたが、確かにそこも捨ててしまった後のバランスには確信が持てない自分にも気づきました。お二人とも本当に高い品格をもって国を愛しているのですね。

    5つのブランドコンセプトの英語対訳が知りたい。あっ、対訳は捨てろでしたね。

    大義名分 Keep higher principal.
    品性高潔 Seek good moral.
    用意周到 Be fully prepared.
    信念不抜 Get things done!
    一致団結 Fight as one.

  • 何年も英語を学ばなきゃ!→挫折→学ばなきゃ!→挫折を繰り返してきた私には良い刺激になった本だと思う。
    英語が出来る人は、海外に住んだことがあるか習得するのが得意の人たちなんでしょ。と思っていたが、社内全員が取り組んで話せるようになったってことはそうでないことがわかる。
    楽天社員なので元々頭の回転が早い人が多いだろうが、それでも英語が苦手な人はいるだろう。その方達も含めて皆が話せるレベルになったんだから、私が何年も英語を勉強してきても話せないなんてのは世間一般に言われている努力してないかやり方が間違ってるかなんだろうな。
    英語はただのツール。その通りだよ。難しく考える必要はない。
     
    2年あれば話せるレベルになれるらしいので、いっちょ頑張ってみるか。

  • 楽天が導入した社内公用語英語化。
    それに至った考え、その後との経緯、社内の反応が綴られる。

    自身英語の必要性に日々晒されており、本書に書かれた内容は全て同意。
    単なるツールとして、あまり気負いすることなく(たかが英語)、
    しかし、将来に向かって習得すべき最重要事項(されど英語)として位置づける。

    こうした環境に置かれた楽天社員を羨ましく思うと同時に、
    自分はそういった環境にない以上、自分の努力が極めて肝要。
    英語をとにかく勉強したくなる本なので、
    これから英語の勉強を始めようと思っている方に読んで欲しい。

  • 英会話を本気で覚えようと考えている最中、「たかが英語」というタイトルと楽天の三木谷社長の著作である点に興味が湧き購入した。
    楽天が今後、世界で生き残って行く為に、英語公用語化は不可欠である。
    そして、二年という短い時間でそれを実行したという内容。
    ごもっともであり、恐らくどこの企業も認識はしているものの、実行するのは難しい現状。
    それを楽天は二年で実行した。
    正に三木谷社長のトップダウンを社員が賛同した結果であると思う。
    楽天社員のようには行かないかもしれないが、私も日々英語に触れ、これからの時代生き残れるよう英語力を身につけたいと思う。いい刺激になった。

  • 1つの会社の実績として、英語が苦手な社員も努力の末に話せるようになったという体験談は、英会話のできない自分へ勇気を与えてくれたし、モチベーションにもつながった。
    生産年齢人口減による国内市場の縮小は確かに、日本の抱える大きな問題であり、今は日本だけで事業を行っている会社の多くも、これから海外に進出していかないといけない時代になってくる。私自身、現在は英語を使うような仕事をしてはいないが、いつ必要になるかわかったものではない。
    学校の英語教育に関しては同感で、学校で真面目に勉強した者ですら、ほとんどが英語を話せないというのは異常事態で、授業を全て英語にして教師も生徒も日本語で話すことを禁じるぐらいのことでもやらないと、英語は身につかないと思う。私自身も、もっと早くに気づいていればよかったと、後悔している。

    楽天が公用語を英語にする、という新聞記事を目にしたときは、途方もない目標を掲げたな、と思っていたが、それくらいやらないと、日本で英語を習得するのは難しいのかもしれない。

  • 三木谷社長のリーダーシップの素晴らしさをこの本で読みとることができる。
    三木谷社長のビジョンは楽天をグローバルな会社にすること。
    社内の英語化はその一環であり、自分の本気の姿勢を社内外に知らしめるものだったようです。
    本気さは、きちんと2年で英語のできる社員を育てるための計画としてTOEICを利用した評価制度を作りだしたこと。
    中途半端でなく徹底的に会社をあげて行っています。
    一致団結してやれば必ずできるという雰囲気を会社につくることに役だっているようです。実際英語がしゃべれる社員が増えることで社員の意識も変わり確実に意識改革が進んでいるようです。
    大事なのは明確なビジョンと実行力ですね。

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著者プロフィール

三木谷浩史(みきたに・ひろし)
1965年神戸市生まれ。88年一橋大学卒業後、日本興業銀行に入行。93年ハーバード大学にてMBA取得。興銀を退職後、96年クリムゾングループを設立。97年2月エム・ディー・エム(現・楽天)設立、代表取締役就任。同年5月インターネット・ショッピングモール「楽天市場」を開設。2000年には日本証券業協会へ株式を店頭登録(ジャスダック上場)。04年にJリーグ・ヴィッセル神戸のオーナーに就任。同年、50年ぶりの新規球団(東北楽天ゴールデンイーグルス)誕生となるプロ野球界に参入。11年より東京フィルハーモニー交響楽団理事長も務める。現在、楽天株式会社代表取締役会長兼社長。

「2014年 『楽天流』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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