クエーサーと13番目の柱

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  • 講談社 (2012年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062177696

みんなの感想まとめ

リアルとフィクションの境界が曖昧な世界を描くこの作品は、人気アイドルを追いかけるパパラッチチームの物語です。主人公は、雇い主の指示でターゲットを追跡する中で、新たに加わったメンバーの不穏な動きに気づき...

感想・レビュー・書評

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  • うーん、中堅芥川賞作家なのに久々に外れました・・・
    一気に読めるからつまらないとは言えないのかもしれないけど、なんだかなあ・・・
    前情報でTVや書評が「スリルとサスペンス!手に汗握るノンストップエンタメ長篇!」みたいにいうから期待しすぎたな。

    主人公はパパラッチで、資産家からアイドルの監視を依頼される話です。
    序章で、ダイアナ元皇太子妃の事故死について詳しく語られるから、それがどう繋がるのと期待させられるんですけど、結局しょぼーいオチでした。
    スリルとサスペンスも半端だし、かといって著者の主張も伝わってこないし、雰囲気作りに終始した中身のない小説に感じてしまった。途中で主人公の視力が回復する意味もよくわからなかったし、登場人物の名前がすべてカタカナ表記だし、雰囲気づくりのために色々してるのはわかるけど読みにくかっただけなんだよね。

    この著者の本初めて読んだけど、これが実力?一番有名な「ピストルズ」読んで判断したほうがいいかな?

  • 神町サーガではない阿部和重。リアルとフィクションの境目が曖昧になる絶妙な加減。その辺りのグレーゾーンの描き方が好きな作家である。著者のアイドルヲタクっぷり(?)が反映されたかのようなキャラクターが蠢くNPNやIPのような寒色の似合う物語。タブーに切り込むという意味ではNPNに似ている。

  • 現代音楽を聴いた時のような感じ。新しい、高尚そうな雰囲気だけで、結局新しいのか何なのか…

    正直なところ、全く面白さは分からなかった。
    最初の方の細かい行動説明は退屈で、断念しそうになりながらも何とか読み進めた。
    何か意図があるのだろうとは思っていたが、どうやら、疾走感や緊迫感を出す狙い?(帯や星多い方のレビューから)全く感じなかった…
    後半、やっと話が進展したが、でしょうね、という展開と急過ぎる主人公のチート能力。

    なんか、新しいジャンルに触れたのかな?(面白くはないけど)という感じはしたので、星2つ。


  • 伊坂幸太郎さんとの共著で知った人。この人の本ちゃんと読んだの初めてだったが、全てにおいてこんな感じなのか?正直面白さが分からなかった。

  • 私の好きな阿部さんのくどくどした面白さがあまりない作品。
    映画のような面白さはあるけど、これを小説で書く必要があるのかなと、正直読みながら感じてしまった。
    でも、章が変わるたび、何年何月、時間、場所などが記録のように明記され、読者である自分が作中の人物たちをモニタリングしているような感覚になる。
    それを意図してこういう書き方になってるのかな…?
    引き寄せの法則。彼が救い出したもの。あっ…解った、ような気がしたけど、やっぱりうまく理解できなくて自分にもやもや。
    エンディングが余韻を残します。

  • 面白くなかった。
    残念。

    物語として読むと損するので、こういう文章もあるのかと考えて捨てる本。

  • 雑誌記者を辞め、若手投資家に雇われてアイドルの私生活を監視する『タカツキ』だが、周りで『引き寄せの法則』という言葉を耳にするようになってから歯車が狂い始める。


    会話以外は状況説明に徹する文章は脚本を読んでいるかのよう。これには慣れるが、思惑があってのことなんだろうけど、登場人物名が全てカタカナ表記なのは読みづらい。
    冒頭はかのイギリス王妃だった故ダイアナ妃の事故の描写から始まる。ちなみにあの事故でぶつかったのが13番目の柱。クエーサーとは準恒星状天体(非常に離れた距離に存在し極めて明るく輝いているために、光学望遠鏡では内部構造が見えず、恒星のような点光源に見える天体のこと)だそうだ。これがどう絡んで行くのかと期待していたのだがちょっと興ざめ。引き寄せの法則に関しても同じことが言える。
    主人公の朝の様子が何度か出てくるが、まるで同じような光景が描写される。これは繰返しや追体験を印象付けるためなのだろうか。
    道中のチームでの監視活動はそれなりに楽しめたが、唐突感のあるラストと全体的に素材のまとまり感が無くしっくりこなかった。

  • 2014/6/16購入
    2020/4/5読了

  • わけのわからんものを、わけのわからんもののまま押し切ってストーリーにしてしまう、阿部節の真骨頂な感じ。オチは賛否ありましょうが・・・初期のABC~とかインディビジュアル~が好きならお勧め。

  • なかなか辛辣な感想が多いようだけれど読んだらしっかり面白かった。旬の短い設定の上に、ごちゃごちゃ散漫なセンテンスから無理矢理のこじつけで意味を見出し、暴走するドライブに乗って収束するラストまで衒いない図太さで押し切る。で、いきなりトム・ヨークの左右非対称の両目の瞬きを想起させてぷつんと終わった。唐突なクローズアップは反則技だけどそんなの全く構いやしない。そうだったのか、あの眼差しで二つの意味のQを観察していたのか‥と妙に納得してみたり。強引さと優しさの交わりがあの瞬きなのだね、と私も強引にこじつけてみた。

  • 雰囲気あってドキドキしたけど、この手の終わり方は納得できない。

  • けっこうおもしろかったが最後がちょっと、

  • もともとの背景が裏社会という事もあり、人物一人ひとりが詳細に描かれていないところが、ミステリーぽくていいなぁ、と思った。うす気味悪いような狂気に翻弄される人達がそうつながるのか、と余韻をひく作品でした。

  • 日本人なのにカタカナ表記になっただけで頭に入りにくい。個性がなくなる。面白いような気がするが、洋楽がからんでくるのがぴんとこないので消化不良。

  • 最後まで読みましたが、状況がつかめないまま終わってしまいました。ボーカロイドやヒューマノイドなど、知らない言葉も多すぎて……。

  • 終わり方が意味不明。

  • 「引き寄せの法則」って本当に本とか出てる話だったんね。胡散臭さマックス。

    うーん、なんでかあんまり面白くなかった。
    その「引き寄せの法則」(が実際どんなもんなのかは全く知らないんですが)を、史実のダイアナ妃の事故の日付とか、洋楽とか、その他諸々と絡めていくのも実に作者らしい手法だし、
    うーん仰々しいスパイ作戦っぽい割に結局アイドルのストーキング行為だっていうのが腑抜けちゃった理由かなあと思ったけどこの作者の小説ってだいたいそういうハッタリ(良い意味でね)で出来てていつも通りだし、
    しかし途中からなんとなくラストの展開が読めてしまったこととか、
    あと多分主人公が珍しくそこそこ真人間だったのが面白くなかった要因なんだろうか…。他のだと目もあてられないような変人が主人公だったりするから、その辺が物足りなかったのかも。

  • おもしろい!

    日曜日なので、何にも中断されることなく、没頭。

    阿部和重さんの本、おもしろいです。

    ”引き寄せの法則”

    なるほどね。思わず、うなっちゃいました。

    文中にある”Law of attractionn”のサイト探してみたくなりました。

    が、まだ探していません。

    もしかしたら、あるかな?

    ニナイはどこから計画をはじめていたのだろう?

    ミドリカワは全くニナイとは無関係なのだろうか?

    ミカに、タカツキがあんなに肩入れしちゃったのはなぜだろう?



    あらためて、じっくり読みこんでみます。

  • 阿部和重さんは芥川賞を受賞されているんですね。私はまだその作品を読んでいない

    ので知りませんでした。今度読もう。

    この作品は要約すると、パパラッチでQ(クイーン・クエーサー)を追う側だったのに

    気付けば自分たちが追われる側になっていた。

    深く関わるのは、ダイアナ妃の事故と引きつけの法則。

    んー。感想文なので好きに書きますが、私には面白さが分からなかった。

    何を描きたかったのだろう?ネット世界の怖さなのかな?

    それを意識して登場人物を全てカタカナ名で表記したのだろうけれど

    逆に個性が消えて、感情も分かりにくいし、人物像が薄くなった。

    クエーサーと言うのは準恒星状天体。地球から観測できるぎりぎりの、物凄く

    遠い所にあって、凄まじいエネルギーを放ちながら宇宙一明るく輝いている天体。

    それをトップアイドルに当てはめるのは、なるほどなと思ったけれど

    それ以上は特に感想が思いつかない。

    期待してたからかな?あっけなかった。

    パパラッチの逆転と言うのは、最近閃光スクランブルを読んでいたので

    話がやはり重なりました。私は閃光スクランブルの方が好きです。

  • まさかの「引き寄せの法則」をネタにした話。スピード感はあったが、ラストがどうもなぁ、

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著者プロフィール

1968年生まれ。1994年「アメリカの夜」で群像新人賞を受賞しデビュー。1997年の『インディビジュアル・プロジェクション』で注目を集める。2004年、大作『シンセミア』で第15回伊藤整文学賞、第58回毎日出版文化賞、2005年『グランド・フィナーレ』で第132回芥川賞受賞。『シンセミア』を始めとした「神町」を舞台とする諸作品には設定上の繋がりや仕掛けがあり、「神町サーガ」を形成する構想となっている。その他の著書に『ニッポニアニッポン』『プラスティック・ソウル』『ミステリアスセッティング』『ABC 阿部和重初期作品集』など。

「2011年 『小説家の饒舌 12のトーク・セッション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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