本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Amazon.co.jp ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784062177917
作品紹介・あらすじ
チェルノブイリ事故以来、ヨーロッパの放射能汚染の実情を調査し続け、各国の政府機関や御用学者たちから睨まれながらも、国際学会や各国の良心的メディアから確かな信頼を得るクリス・バズビー博士が、福島第一原発事故後の日本の汚染状況を克明にレポート。がんのリスクだけではなく、心筋梗塞、出生率低下、知能低下などの報じられない放射能リスクについても警鐘を鳴らす。
クリス・バズビー氏は1945年、イギリス生まれ。化学物理学者。欧州放射線リスク委員会(ECRR)科学事務局長。ウルスター大学客員教授。ロンドン大学卒業後、製薬会社研究員を経て、博士号取得のためクイーンマリーカレッジに編入するも論文改竄の幇助を要求され、退学。後、ケント大学で化学物理学の博士号を取得。その頃、チェルノブイリ事故の影響から環境問題に深い関心を抱き、「緑の党」に参加。内部被曝についての研究を進め、1998年に、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの科学者とともにECRRを設立。イギリス政府の放射線リスク検討委員会にも参加し、世界基準である国際放射線防護委員会(ICRP)のリスクモデルに鋭い批判と監視の目を向け続ける。
(本書の目次)
第一章 人類を絶滅させないためにー放射能汚染の真実追究に賭けた私の生涯
第二章 放射線被曝はどう捉えられてきたか
第三章 放射線とがん
第四章 福島第一原発事故 隠された真実
第五章 放射線はどのようにして人体を蝕むのか
第六章 誰も言わないこれから福島で起こることーECRRの最新報告より
第七章 少しでも被曝しないためにできること
第八章 民衆を欺く「ブラック・オペレーション」の恐怖
第九章 カタストロフィ(人類社会の破滅)から立ち上がるために
みんなの感想まとめ
放射能汚染の影響についての深い考察が展開され、特に福島第一原発事故後の健康リスクに焦点を当てています。著者は、内部被曝に関する重要な視点を提供し、がんや心筋梗塞、出生率低下などの可能性を警告します。特...
感想・レビュー・書評
-
原著があるわけではなく、訳者によるバズビーへのインタビューを翻訳したもの。福島原発事故について科学的分析をしたものではなく、チェルノブイリをはじめバズビーがこれまで研究してきたことから、フクシマならこうだろうと推論しているだけなのは要注意。
公的に言われている放射能被害が内部被曝を殆ど想定していないということを明らかにして、示唆には富む。
が、極端な陰謀論や、このままだと日本人絶滅(そりゃ超長期的にはそういうこともあるかもしれんが、それをいったら人類自体・・・^^;)といった激しい言説は、却って反原発派を劣勢に置く要因になってるんじゃないの、と思わざるをえない(そういう意味で、バズビー自身が、原発マフィアの陰謀に寄与することになってるような)。
沢田昭二氏(名大名誉教授)の冷静な解説が、この本が変なネタ本になるのから救っている。
一番こわかったのは、巻末の「今後10年間の首都圏癌増加予測」の表(首都圏各地から採取した土壌に含まれるセシウムから推測したもの)で、巣鴨の道路脇の砂のセシウム134と137が異常に高い数値を示していること(いずれも3万ベクレル/kg前後ある。次位が3000台、その次は1000台なので、桁違いに高い)。一体この巣鴨の砂に何が起きたのか?!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
フクシマの放射能は、我々の身体に、どんな影響を及ぼすのか。やはり、ガンや心筋梗塞、突然死が増えていくのか。チェルノブイリ原発事故後の健康被害の実態を知らないと、見えない恐怖は増すばかり。過激な表現でも、著者が独立した立場で警告してくれることに感謝したいと思う。
-
この著者は、いのちがけで原発事故による放射能汚染と癌発症との問題を追及してきている。何十年も経って後悔しないためにこの本はあらゆる人々に読んでもらいたい。
序章より抜粋「福島第一原発の事故は、人類の遠い未来への警鐘です。もし、この事故をきっかけに、内部被曝という考え方に変わることがなかったら、人類は絶滅することになるでしょう。」「東京は、中心部でさえも、私が予測してきた以上に放射能に汚染されていることが明らかになりました。」
著者プロフィール
飯塚真紀子の作品
本棚登録 :
感想 :
