封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか

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本棚登録 : 42
感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062177917

作品紹介・あらすじ

東京の中枢の住居から11万ベクレルのセシウムを検出。日本での警鐘の盲点「沿海圏」の汚染予測。地球の裏側から届いた「うやむやの福島第一原発事故総括、なし崩しの原発再稼動」への怒りのメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • 原著があるわけではなく、訳者によるバズビーへのインタビューを翻訳したもの。福島原発事故について科学的分析をしたものではなく、チェルノブイリをはじめバズビーがこれまで研究してきたことから、フクシマならこうだろうと推論しているだけなのは要注意。
    公的に言われている放射能被害が内部被曝を殆ど想定していないということを明らかにして、示唆には富む。
    が、極端な陰謀論や、このままだと日本人絶滅(そりゃ超長期的にはそういうこともあるかもしれんが、それをいったら人類自体・・・^^;)といった激しい言説は、却って反原発派を劣勢に置く要因になってるんじゃないの、と思わざるをえない(そういう意味で、バズビー自身が、原発マフィアの陰謀に寄与することになってるような)。
    沢田昭二氏(名大名誉教授)の冷静な解説が、この本が変なネタ本になるのから救っている。

    一番こわかったのは、巻末の「今後10年間の首都圏癌増加予測」の表(首都圏各地から採取した土壌に含まれるセシウムから推測したもの)で、巣鴨の道路脇の砂のセシウム134と137が異常に高い数値を示していること(いずれも3万ベクレル/kg前後ある。次位が3000台、その次は1000台なので、桁違いに高い)。一体この巣鴨の砂に何が起きたのか?!

  • フクシマの放射能は、我々の身体に、どんな影響を及ぼすのか。やはり、ガンや心筋梗塞、突然死が増えていくのか。チェルノブイリ原発事故後の健康被害の実態を知らないと、見えない恐怖は増すばかり。過激な表現でも、著者が独立した立場で警告してくれることに感謝したいと思う。

  • この著者は、いのちがけで原発事故による放射能汚染と癌発症との問題を追及してきている。何十年も経って後悔しないためにこの本はあらゆる人々に読んでもらいたい。
    序章より抜粋「福島第一原発の事故は、人類の遠い未来への警鐘です。もし、この事故をきっかけに、内部被曝という考え方に変わることがなかったら、人類は絶滅することになるでしょう。」「東京は、中心部でさえも、私が予測してきた以上に放射能に汚染されていることが明らかになりました。」

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著者プロフィール

1945年、イギリス生まれ。化学物理学者。欧州放射線リスク委員会(ECRR)科学長官。ウルスター大学客員教授。ロンドン大学卒業後、製薬会社研究員を経て、博士号取得のためクイーンマリーカレッジに編入するも論文改竄の幇助を要求され、退学。後、ケント大学で化学物理学の博士号を取得。その頃、チェルノブイリ事故の影響から環境問題に深い関心を抱き、「緑の党」に参加。内部被曝についての研究を進め、1998年に、ウクライナ、ベラルーシ、ロシアの科学者とともにECRRを設立。イギリス政府の放射線リスク検討委員会にも参加し、世界基準である国際放射線防護委員会(ICRP)のリスクモデルに鋭い批判と監視の目を向け続ける。

「2012年 『封印された「放射能」の恐怖 フクシマ事故で何人がガンになるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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