にっぽん全国 百年食堂

著者 :
  • 講談社エディトリアル
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本棚登録 : 131
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178143

作品紹介・あらすじ

ずーっと続いているのがエライ!北は釧路から南は石垣島まで。和食洋食からラーメン、ジャンクフードまで。おらが街の名物食堂42店。汗をかきかき、ビールをぐびぐび。どこへいっても楽しかったうまかった、4年がかりの探訪記。

感想・レビュー・書評

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  • 長く続いている食堂は味はともあれ尊いというコンセプトの本で、繰り返し語られるのは味は関係ないという事です。でも各地を回って椎名さんが出した結論はそれなりに美味しくないと長くは続かないという事のようです。食べたくなるようないい店も有れば、変哲もない地元の食堂もあり多種多様ですが、共通しているのは長く続いているという事だけ。仕方なくやっている店も有れば、志高く繁盛している店も有り多種多様です。自分だったら継ぐかどうか迷うところですが、繁盛店だったら継ぐでしょうね。さびれていれば継がない。立て直すまでの情熱を持つのは難しい気がします。椎名さん褒めていない店も有るので読んだ店の人場合によっては怒りそうだなあと冷や冷やしました。

  • 「100年続いているからと言って必ずしも絶品の名店というわけではない」にワロタ

  • こんなカツ丼食べたくなる本もそうそう無いと思う。

  • ふむ

  • 【由来】
    ・図書館の新書アラート「風景は記憶の順にできていく」からamazonの椎名誠リンクで興味を持った

    【期待したもの】


    【要約】


    【ノート】

  • 食べて知る喜び。

  • 意外とうちから行けるところにもあった百年食堂。
    掲載されているほかにもありそう。
    百年も続くには運もあるけど、地域に根付いた価格と味の安心感が大きいようだ。

  • 今年初のブログ更新は最近読んだ本のお話から。その中でも我輩がこよなく愛する椎名誠さんの超お宝本なのであります!!新年にふさわしい一冊でしょうか!!

    椎名誠著 にっぽん全国百年食堂 ]読了!椎名さんとその仲間たちが日本全国の100年食堂を実際に訪問して兎に角、そのお店の代表メニューを食いまくるという企画。

    「百年食堂」とは味がどうのこうのといったグルメ探訪記の対象になるような激ウマ店というのではなく、兎に角地元に密着していて長く続いているお店の事。もちろん100年近くも続いてきたお店だから物凄く有名でここにしかない美味しい人気メニューを出しているいるお店もあるものの、中にはちょっと申し訳ないが味はイマイチというお店も含まれている事も確か。

    「繁盛記ではなく、忍耐記、奮闘記なんてもののほうがふさわしいバックグラウンドを持っている店もあった。そういう意味では、味に四の五の言わねばならない、つまりはグルメ探訪旅のようなものより、人間的で取材の奥が深かったような気もする。」(本書より抜粋)

    本書に紹介されている100年食堂42店のいくつかをこのブログで紹介するのはは敢えてやめておくことにしよう。興味のある方であれば、是非実際にこの本を手に取れば、ワクワクドキドキの全国名物食堂の旅へと誘ってくれること請け合いだと思うのであります。最後にこの本は雑誌「自遊人」に連載されたものを単行本化したものとの事。ちょっと写真が白黒で量も少な目だったのが残念と言えば残念。でもいつか本書を握りしめて全国100年食堂の旅へと実際に出てみたいものであります!!!

    【Dance1988の日記】
    http://d.hatena.ne.jp/Dance1988/20140102

  • 老舗、というわけじゃなく古くから変わらずにある「どうして潰れもせずそこにあるのか?」と思える店から「地元に根付き、なくてはならない」ものまで、味に焦点を当てず各地で変わらず開店している食堂へ赴き、現地で食べながらその理由を考えた本。
    なくても困らないけど、なくなると寂しいし、無性にあのオーソドックスな味をもう一回食べたい、と思わせるコツはなんなのか?トコトン議論しています。お腹がすく。ホントに。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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