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- Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178273
作品紹介・あらすじ
母が逝って十七年。思い出は一つずつ色を増してゆく。「お父さんもあたしも若くて、一生懸命生きてた。一生懸命生きないと楽しくないからね。もう一回生きたいな、四人であの頃を」不意に現れた母とのとりとめのない会話。私の知らない記憶をあつめて、過去の時間がつくられる。母をめぐる二つの佳篇。
感想・レビュー・書評
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母方の祖父、父方の祖母のことを思い出す。いくら用意しても、いや、用意できたいな。しない。
そろそろうちの親も年だなと思い、あまり小説に集中できない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
表題作「最後に誉めるもの」では川崎さんの率直な今が綴られている。CMディレクターとして第一線で活躍されていた川崎さんから「老い」と云う言葉を聞くのは複雑な思い。亡くなったお母さまとの対話が温かくて微笑ましい。「日記と周辺」では少し郷愁めいたものも感じられる。
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