147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 430
レビュー : 95
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178310

作品紹介・あらすじ

炭化した焼死体の腹部から、異様な「虫の塊」が見つかった。難事件に際し警視庁は、法医昆虫学者・赤堀の起用に踏み切る。死体の周りの虫から犯行を分析するという、日本初の捜査方法とは。

感想・レビュー・書評

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  • <あらすじ>
    全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。しかも一部は生きた状態で。混乱する現場の署員たちの間に、さらに衝撃が走る。手がかりに「虫」が発見されたせいか、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、日本では始めての試み。赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。蠅の幼虫は赤堀に何を語ったのか!
    割とCSIみないで面白かった。
    もう少し、虫の話とか突き抜けてもいいかも。

  • #読了。放火事件が多発する中、全焼したアパートから死体が発見される。解剖に回すと、体内から多量のウジが。捜査に法医昆虫学者を加え、犯人を追うが。食事中に読むことはお勧めできませんが、キャラクターもよく面白く読めた。

  • 「シンクロニシティ」を先に読んでて、この作品にグロい表現があることは知っていたし、覚悟もしてました。でもあれ?思ったほどグロさを感じませんでした。もしや私にこの手のグロさの耐性がついたとか? ちゃんと虫が教えてくれている描写も今回は平気になっちゃった。

    ▼鰐川刑事の書いたメモを見てみたい。もっとメモ魔の部分、大きく扱ってほしかった。

    ▼登場人物に変わってる人が多いなぁ・・・赤堀先生もそうだし、岩楯刑事の奥さんも、アイドルオタクもみちるも大吉も・・・。

    ▼アイドルオタクの願望「アイドルの髪の毛からDNAを採取して、自分に忠実なクローンを作る」だなんて、技術をそういう使われ方してほしくないなぁ。ホントにそんなことをしちゃう人が出てきそうで気持ち悪〜い。

    ▼殺人の動機がなんだか拍子抜けしてしまいました。少年は死なせなくても良かったのに。

    ▼魔女スープ、不味そう。奥さん、自分は飲んでいるのかしら? 他のメニューもいつもあんなカンジなのかしら?いくら体にはいいと言われても、ドロドロのヘンな色のスープじゃ、食欲も湧かないし、匂いで飲み込むこともできなさそう。何よりも食事が楽しくなさそう。安全な野菜なら普通に温野菜とか炒め物あたりで食べたい。ドロドロにしないスープがいい。魔女スープを日々目の前に出されている岩楯刑事に心底同情します。あ、みちるにスープを飲まされた國居も、その部分だけお気の毒。

    ▼岩楯刑事と赤堀先生、今回すこし危なかったけど、絶〜対に恋愛関係にならないでほしいと思います。そういう雰囲気にならないでほしいです。

  • 全焼したアパートから発見された焼死体。
    放火殺人事件として捜査が開始され遺体は解剖に回されることに。
    その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。そして手がかりに「虫」が発見されたため、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。
    法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、日本では始めての試み。
    赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。

    『よろずのことに気をつけよ』がよかったので、次も読みたいと思っていたら2作目がでていました。
    『よろず』とはずいぶん異なる世界ですが、面白かったです。

    なんというか、赤堀のキャラがいい。
    「新種の虫がいると聞けば、肥溜めにでも飛び込む」といわしめるほどの虫バカ(いい意味)。
    鳥飼作品のトビさんや大倉作品の薄巡査を思いおこさせるような、突き抜けたいきものバカっぷりが最高でした。

    そして真相に迫る道筋も巧いこと虫たちが教えてくれ、とても論理的。
    こういう推理方法もあるんだなぁ。知らなかったのでかなり新鮮。
    正直、虫苦手なんでかなりキツイ描写もあったりしましたが読まされちゃいました。

    これ、シリーズ化してほしいなぁ。次も読みたいです。
    できればあまり恋愛が絡まない方向で。
    色気ださないほうが魅力的だと思われましたので。

    • graziemilleさん
      読んだよ〜。面白かったわ〜これ。
      虫が湧くのが死体だからそういうのはいろいろあるけど、
      捜査にここまで関わってるのは面白かった。
      赤堀さんが...
      読んだよ〜。面白かったわ〜これ。
      虫が湧くのが死体だからそういうのはいろいろあるけど、
      捜査にここまで関わってるのは面白かった。
      赤堀さんが良かったからシリーズ化されたら嬉しいね。
      ただ、私も恋愛絡まない方が良いかなあ。
      新たな相手が出てくるとかなら良いけど、
      岩楯さんがそこらに関わらない方が、なんて思っちゃったなあ。
      後、なぜ彼を!だね。
      2012/10/29
    • ともさん
      >graziemilleさん
      楽しんでもらえて、よかった~。
      そうなんだよね、知らなかった部分を丁寧に推理に絡めて描かれていたのがいいよ...
      >graziemilleさん
      楽しんでもらえて、よかった~。
      そうなんだよね、知らなかった部分を丁寧に推理に絡めて描かれていたのがいいよね。
      少し前に朝刊に川瀬さんのこの本についてのインタビューが載ってたんだけど、
      デビュー作よりこちらのほうが得意分野みたいなんで、続きもアリかと期待してるんですが。
      そうなんだよね~、なんでまた彼を・・・。
      2012/10/29
  • +++
    全焼したアパートから1体の焼死体が発見され、放火殺人事件として捜査が開始された。遺体は焼け焦げ炭化して、解剖に回されることに。その過程で、意外な事実が判明する。被害者の腹腔から大量の蠅の幼虫が発見されたのだ。しかも一部は生きた状態で。混乱する現場の署員たちの間に、さらに衝撃が走る。手がかりに「虫」が発見されたせいか、法医昆虫学が捜査に導入されることになる。法医昆虫学はアメリカでは導入済みだが、日本では始めての試み。赤堀涼子という学者が早速紹介され、一課の岩楯警部補と鰐川は昆虫学の力を存分に知らされるのだった。蠅の幼虫は赤堀に何を語ったのか!
    +++

    炭化した焼死体からボール状のウジ虫が出てくる描写など、目をそむけたくなるような場面が数多くあり、蟲が苦手な者としては、読むのがつらい部分もあったが、昆虫学者・赤堀涼子には、愉しくて仕方がないようなので、おつきあいすることにした。その描写以外はとても興味深く、初めて知ることもたくさんあって、刺激的な読書タイムだった。小柄で一見天然な赤堀が、「福家警部補」とダブってしまうのはわたしだけだろうか。とはいえ、警察上層部も引き続き捜査協力を依頼したようだし、次が愉しみなシリーズである。

  • 法医昆虫学捜査と言う犯罪解決方法が、海外では当たり前に認められている分野と言うのにびっくりした。
    何より昆虫の生態から犯罪を暴き出せる事にも驚き…
    最初からかなりのグロさ。
    でもそのグロさ見たさかげんにページを捲る手が止まらなかった。
    これは是非とも続きを読みたい!

  • 昆虫学者が警察と共同で事件を解決する初の試み。
    虫が苦手なのでかなりグロくて・・
    なのですが全体的にはとてもおもしろかった。
    今後、色恋はなしで行ってもらいたい。
    終盤犯人のところがイマイチ。

  • 赤堀涼子のキャラが好き。変人だけど変人過ぎないというか。
    赤堀と岩楯刑事の今後も気になる。
    法医昆虫学ももっとメジャーになればいいのに。

  • 焼死体の解剖で体の奥から発見された「ウジボール」その他にも不審な点があり法医昆虫学者の赤堀が捜査に加わる事になった。初めての試みと赤堀の天衣無縫さにたじたじになる岩楯・鰐川刑事。でもお互いの専門分野から事件にアプローチしていくうちに一つの線に繋がっていく。とにかく虫の描写がこと細かく説明も判りやすくて想像しやすいがしてはいけない。あくまで虫を調べる事に徹底して真相に迫るのは斬新だった。刑事コンビ側で本来の捜査過程が描かれるので刑事物好きとしても満足。終盤ばたばたでちょっと詰め込み感あるけどシリーズ一作目だからしょうがないかな。

  • 主人公組だけでなく犯人や被害者、それ以外のキャラも立っていてよい
    昆虫生態学と心理学に恋愛の話も混ぜており面白い
    犯人が最後まで正体が出ず、複数のルートから謎に包まれた正体へたどり着く形。
    終盤で昆虫学者がピンチになるところはハラハラした。
    蛆がえぐい
    最後にぽんと出てきた少年は死ななくてもどっちでもよかったのではと思った

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著者プロフィール

1970年、福島県生まれ。文化服装学院服装科・デザイン専攻科卒。服飾デザイン会社に就職し、子供服のデザイナーに。デザインのかたわら2007年から小説の創作活動に入り、2011年、『よろずのことに気をつけよ』で第57回江戸川乱歩賞を受賞して作家デビュー。ロングセラーとなった人気の「法医昆虫学捜査官」シリーズには、『147ヘルツの警鐘』(文庫化にあたり『法医昆虫学捜査官』に改題)『シンクロニシティ』『水底(みなぞこ)の棘(とげ)』『メビウスの守護者』『潮騒のアニマ』『紅のアンデッド』『スワロウテイルの消失点』の7作がある。そのほかにも『桃ノ木坂互助会』『女學生奇譚』『テーラー伊三郎』など多彩な題材のミステリー、エンタメ作品がある。

「2019年 『フォークロアの鍵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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