凸凹サバンナ

著者 :
  • 講談社
3.30
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本棚登録 : 141
感想 : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178570

作品紹介・あらすじ

法律事務所を開業したばかりの田中貞夫。集まってくる依頼は、どれもが一筋縄ではいかないものばかり。そして、実は田中にも-。掟破りのリーガル・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 心温まる…?司法ミステリーと銘打つほどのものでもなく、主人公がただちょっとばかり法に詳しいだけで、イマイチ…。シリーズ化するのであればビルのオーナーの存在も際立つだろうが、この時点では存在意義が曖昧で、存在感ばかりが主張してくるアンバランスなキャラに過ぎない。人間の温もりを感じないというべき?ミステリーというほどの謎もない。どちらかといえば最後に小さな驚きがあるエンターテインメント小説。しかしそんなことが帯に書いてあっても誰も読まないだろうな。広告って大変だ。なんのこっちゃ。

  • 乱歩賞受賞作家の受賞後の1作目は一風変わった
    弁護士を主人公にした連作ミステリ。金がなく
    お人好しが取り柄の弁護士「田中」の元に
    舞い込んでくる相談を、彼持ち前の人柄で
    解決していくのですが...。

    前作に比べると人物造型もストーリー展開も
    かなり魅力的にはなっているのですが、
    まだ何かが足りないのか...いまいち主人公や
    ストーリーそのものにのめり込む事が出来ない...。
    キャラクタ的にはサブキャラの方がまだ興味深い。
    ミステリとしても特に謎らしい提示も、それに
    対する解決も、興味の湧くものでは残念ながら
    自分には感じられず...。むー。
    そもそもリーガルミステリではないし、かといって
    人情モノとしては弱い。満遍なく無難という印象だけが
    残ってしまいました。申し訳ないス。

  • う~ん。前作の「完盗オンサイト」も題材はよかったんだけど、ストーリーの持って行きようと文章が読みにくいのが難点だったのだが今回もそれは変わらないです。いまいち。

    作者は法律事務所にお勤めだそうで、その点ではしっかりした裏付けがあるようだ。そこからフィクションに膨らませたとき、「明るく楽しい話を目指す」「かっこ悪い主人公」というふたつを意識したそうだ。

    田中と原口のバディストーリーで「まほろ駅前」みたいな感じではあるけれど う~ん やっぱり 三浦しをん はうまいな、格が違うわ。

  • いやあ、この小説は面白くない──。
    絶賛の帯に魅かれ、図書館から借りてみたのだが……。
    作者には申し訳ないが、少なくとも330Pあるうちの250Pまでは全く面白くない。
    最後の80Pほどで、主人公である弁護士のそれまでの人生の謎が徐々に明らかにされ、
    ようやく「おお、ここからはけっこう面白そうだな」と思い、読み進めると、
    話が急展開し、それまでの薄っぺらいテレビドラマのようなドタバタ人情劇から、一瞬だけホロリとお涙頂戴の方向へ向かうのだが、その先は再び一転、読んでいて全く理由が分からないシーンを迎え、終わる。
    何なのだろう? この作品。
    作者は昨年の江戸川乱歩賞受賞者で、15年ぶりの女性受賞者となり脚光を浴びたようだ。
    この作品は受賞後の初長編作品らしいが、推理小説でもない、感動小説でもない、不思議な小説。
    私としては評価のしようがありません。
    とりあえず、乱歩賞受賞作を読んで、再評価してみたい。

  • このタイトル???って感じ。タイトルだけでは、なかなか手に取ろうという気にならないだろう。

    でも、どういうわけか、図書館で借りてきたのは、玖村さんの作品だという、ただそれだけ。

    玖村さんは、「完盗オンサイト」が面白く、注目していたんだけど、なかなかその次の作品にお目にかかれなかったので、タイトルは二の次で、すぐに手に取った。

    ニセモノは、どこまでいってもニセモノで、ホンモノになりうる日は決してない。

    しかし、外はニセモノでも、中みがホンモノを上回る上物だったとしたら…。

    一生懸命でお人好しだが、不器用すぎる田中貞夫。
    法律事務所を開業したばかりの弁護士。

    彼が、もう少し器用だったら、もう少し人が悪かったのなら、こんなにも切ない人生を送ることはなかったのかもしれない。

    でも、それは、決して、田中貞夫ではないのだ。

  • 法律事務所を開設した田中貞夫。でも依頼者はこない。日々生活に困っていく。腐れ縁の男が依頼者を連れてきてくれてるのか、問題を持ち込んでいるのか、くる依頼はヘンテコなものばかり。そんな問題に真摯に取り組む田中。実は田中には秘密があった。

  • たらればを言い出したらきりがないし、どうしたってそこに戻れるわけではないけれどなんだかやるせなく、苦しくなってしまうお話であった。『完盗オンサイト』よりは読みやすく面白く感じれた。2013/140

  • 資格きちんと取ればいいのに。

  • 各章で小出しにされる主人公の過去。
    先が気になりました。

    主人公は不器用だし、ほとんどお金にならない
    仕事ばかり引き受けちゃうし、良かれと思って
    やってあげたことも裏目に出たり失敗も多いけど、
    誠実で憎めない。
    ちゃんと彼の仕事ぶりを気に入ってくれる人もいるので、
    やり手じゃなくてもいいから、地道に困ってる人の
    かゆいところに手が届くような存在になって欲しいなぁ。

    豚のボニータ、焼き豚やハムにされなくてよかったー。
    ホッとしたー。

    何度も詐欺の被害に引っかかっている高額納税者の老婆が
    度を超した悪質詐欺行為の罠にはめられないように、
    正統派(?)詐欺仲間達が交代で見張るというくだり、
    人情味があって私は好きです。

  • #読了。連作短編集。田中貞夫は新宿で、法律事務所を立ち上げる。しかしながら、お金もなく大手を振って宣伝も出来ない事情が・・・心温まる法律相談となっているが、シリーズ化するのだろうか?しかしブタは気になる。

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