- Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062178822
感想・レビュー・書評
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テンポ良くサクッッと読めた。
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藁の盾 の作家 才能を感じます
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残酷な殺し屋が主人公のはずなのに、このピュアの読後感はどうしたことか?まさに神様の贈り物!イケますよ!!
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ハードボイルドだね。とても良い感じです。ありがと。
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いやぁ、これは思わぬ「拾い物」。
「チャンス」と云う名前の、殺し屋のお話。
「脳男 」とか、「ターミネーター2」のシュワちゃん
を、思い起こさせる。
詳細は、⇒ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=446 -
神様からの贈り物
本当ですねぇ~
素晴らしいものを頂いたんですねぇ
毎度ながらのテンポのいいリズムでとっても読みやすく
惹きつけられてしまいズンズンと行ってしまった
面白いです
ラスト、あ~
よかったと熱いものがこみ上げました
殺し屋チャンス!
(この主人公のネーミング、素晴らしい!思わず笑けてきます)
行けるぜえ!! -
心を持たない殺し屋「チャンス」の哀しくて切ない物語。思わず涙しました。結末のツッコミ不足はちょっと気に入らないんですが、それでも★満点。
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好きな作家さんのうちの一人、木内さんの
現時点での最新作。なんと小説家としての
デビュー作「藁の盾」が映画化されるようですね。
漫画家としても成功し、小説家に転向してからも
結果を出して...凄い方です。
今作は感情...「心」を持たない「チャンス」という
男が主人公。彼は幼い頃からクリューヴァー・ビューシー
症候群という障害を持ち、凄絶な過去を持つ。
そんな彼をプロの殺し屋として育てあげ、歪な形で
愛情を注いだ「ヨモギダ」という男の関係が
極端な形で書かれており、トンデモな設定ながら
妙に胸に残るのは...自分が好きな作家の作品という
贔屓目目線なのでしょうか?
ただし、圧倒的にボリューム不足w。これでは
軽く見られてしまいそうです。
「チャンス」が心を取り戻し、人間として
改めて生きようとする姿は前向きなのに、
その余りにも清算不可能な過去を考えると
残酷でもある。そんな男の不思議な物語。
シザーハンズとか、フランケンシュタインとか...
そんな事を思い出しました。 -
恐怖感だけでなく、感情の全くない殺し屋、チャンスがひょんなことから感情を取り戻していく話。感情があることで、こんなにも、もの・ひとに対しての捉え方が違うのか…と思わず唸ってしまうほどのリアリティ。
感情に対してのチャンスの対峙の仕方がなんとも素直で、時に登場人物だけでなく、私も胸が打たれる。
木内さんの著書はいずれもスピード感が半端ないが、今回も例外に漏れることなく良かった。いつもの笑える感じではなく、今回はこちらも感情を揺さぶられるような感動がちらほらと。
最後のエピローグの描写はとても清々しく、良かった。