神様の贈り物

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 157
感想 : 38
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178822

感想・レビュー・書評

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  • テンポ良くサクッッと読めた。
    他の作品も読んでみたい。

  • 藁の盾 の作家 才能を感じます

  • 残酷な殺し屋が主人公のはずなのに、このピュアの読後感はどうしたことか?まさに神様の贈り物!イケますよ!!

  • ハードボイルドだね。とても良い感じです。ありがと。

  • ものすごいスピードで読めました。
    木内さんの作品は人が残酷に死んでしまう場面も、
    いい意味で現実感がないので、読みやすいです。私はですが・・・。
    少女のような可愛らしさと、
    男くさいハードボイルドさが混じった不思議なお話でした。

  • いやぁ、これは思わぬ「拾い物」。

    「チャンス」と云う名前の、殺し屋のお話。
    「脳男 」とか、「ターミネーター2」のシュワちゃん
    を、思い起こさせる。

    詳細は、⇒ http://tschuss12.jugem.jp/?eid=446

  • 神様からの贈り物
    本当ですねぇ~
    素晴らしいものを頂いたんですねぇ

    毎度ながらのテンポのいいリズムでとっても読みやすく
    惹きつけられてしまいズンズンと行ってしまった
    面白いです

    ラスト、あ~
    よかったと熱いものがこみ上げました

    殺し屋チャンス!
    (この主人公のネーミング、素晴らしい!思わず笑けてきます)
    行けるぜえ!!

  • 心を持たない殺し屋「チャンス」の哀しくて切ない物語。思わず涙しました。結末のツッコミ不足はちょっと気に入らないんですが、それでも★満点。

  • 好きな作家さんのうちの一人、木内さんの
    現時点での最新作。なんと小説家としての
    デビュー作「藁の盾」が映画化されるようですね。
    漫画家としても成功し、小説家に転向してからも
    結果を出して...凄い方です。

    今作は感情...「心」を持たない「チャンス」という
    男が主人公。彼は幼い頃からクリューヴァー・ビューシー
    症候群という障害を持ち、凄絶な過去を持つ。
    そんな彼をプロの殺し屋として育てあげ、歪な形で
    愛情を注いだ「ヨモギダ」という男の関係が
    極端な形で書かれており、トンデモな設定ながら
    妙に胸に残るのは...自分が好きな作家の作品という
    贔屓目目線なのでしょうか?
    ただし、圧倒的にボリューム不足w。これでは
    軽く見られてしまいそうです。

    「チャンス」が心を取り戻し、人間として
    改めて生きようとする姿は前向きなのに、
    その余りにも清算不可能な過去を考えると
    残酷でもある。そんな男の不思議な物語。
    シザーハンズとか、フランケンシュタインとか...
    そんな事を思い出しました。

  • 恐怖感だけでなく、感情の全くない殺し屋、チャンスがひょんなことから感情を取り戻していく話。感情があることで、こんなにも、もの・ひとに対しての捉え方が違うのか…と思わず唸ってしまうほどのリアリティ。

    感情に対してのチャンスの対峙の仕方がなんとも素直で、時に登場人物だけでなく、私も胸が打たれる。

    木内さんの著書はいずれもスピード感が半端ないが、今回も例外に漏れることなく良かった。いつもの笑える感じではなく、今回はこちらも感情を揺さぶられるような感動がちらほらと。

    最後のエピローグの描写はとても清々しく、良かった。

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著者プロフィール

1960年、福岡生まれ。2004年、『藁の楯』(2013年映画化)でデビュー。同書はハリウッドでのリメイクも発表されている。他著に『水の中の犬』『アウト&アウト』『キッド』『デッドボール』『神様の贈り物』『喧嘩猿』『バードドッグ』『不愉快犯』『嘘ですけど、なにか?』『ドッグレース』『飛べないカラス』『小麦の法廷』がある。

「2022年 『バッド・コップ・スクワッド』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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