- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784062178891
感想・レビュー・書評
-
他人の日記を売っている謎の店日記堂の女店主と、そこでバイトすることになった男子大学生のミステリファンタジー……もどき?
設定だけならCLAMPの『xxxHOLiC』みたいだけれども。
何かが足りない気がする。
装幀 / 羽澄 智子(next door design)
装画 / 増島 加奈美詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ふわふわした印象の不可思議なお話
日記を取り扱うお店の美人店主にお人好し大学生がこき使われる様子がおもしろい
誰かが書いた日記が他の人を救う…そういうの、いいなぁと思います -
いまいち入り込めず、感情移入できず。
森見風だが森見にあらず。当たり前か。
面白いと思ったファンタジーと何が違うのか
説明できないもどかしさが残る。 -
不思議なお話だった。
悩みを持っている人がやってくると、その人の悩みに寄り添った日記を紹介する店主。でも、読み終わっても、劇的に何かが起きたわけでもなく、解決したわけでもない。登場人物たちの悩みは解決したんだろうけど、キーパーソンであろう店主についても明かされることは少なくて、もやもや。
と思ったら、この店主のお話が幻想シリーズであることを知り、慌てて図書館で借りました笑
急いで読まなくては!!
人の日記を読むって、背徳感あるけど、すごく興味がある。実際にそういうお店があるらしいし、共感できることも多いのかもしれない。日記ってその人の内面を映し出すし、とてもとても繊細なその人の極々プライベートな部分が記されてるわけだから、その分共感も強いだろうし、同じ悩みなら背中を押されたり、勇気をもらったりするのかも。相手が見えないからこそ、嘘偽りない同情とかもない素直な言葉が沁みるだろうし、新たな閃きがあったりするのかもしれないな。 -
人の良い友哉に和む。
猩子さんって凄いネーミングと思ったけど、それに負けない押出しの強さが素敵。 -
日記堂という日記を売買するお店の女主人は着物で軽トラも運転しちゃう。
日記を買い受け、そしてまた必要な人に日記を売る。
今の自分の状況や知りたい事に合わせて絶妙な内容の日記を売られる。
日記を通しての不思議な繋がりと問題解決。
その辺のビジネス書や自己啓発書よりも断然オススメな日記達。
私だったらどんな日記が売られるのだろうと思いながら読んだ。 -
大学一年生の友哉は雑木林の茶畑で新芽を摘んでいた。しかし、そこは私有地だった。突如あらわれた美女に、お茶泥棒を見逃す代わりに、日記堂で働くよう言われる。翌週、友哉は大学で弟の彼女・真美に、一緒に日記堂に行きたいと頼まれた。真美に片思いをしていた友哉は、一も二もなくうなずいた。恋煩う大学生、有名な怪盗花泥棒、浮気者の准教授…日記は今日も誰かを救う。美人店主と個性あふれるお客たちが繰り広げる、ひと夏の物語。
-
他人の日記を読むことで、自分の悩みが救われたり、一歩を踏み出せることもある。
日記を売り物にしている美人店主と、その店主の小間使いにされる大学生の元へ、今日も日記を求める人々が集まってくる。
ところどころで視点が変わったり、唐突な場面転換に読みにくさを感じながらも、日本昔話のような神秘的な雰囲気は伝わってくる。
書かれた日記を売る、というアイデアは、今まで思いもつかなかったけど、もし本当にそんな店が実在するのなら、私の日記も売りたいな。 -
他人の日記を読んで人生を考える話?ファンタジーすぎてあまりよくわからなかった。弟の彼女に片思いしている事も結果どうなったのかわからないし…日記堂の店主の正体も謎のまま。話が突飛すぎたかな。
-
〈幻想〉シリーズと話の流れが似てるけど、シリーズと関係あるのかな?それとも堀川さんの話はこんな感じ?
“日記堂”の設定や“カフェ《ラプンツェル》”,それに装幀も好みなんだけど、何か物足りない感じ…。(題名の“ファンタジー”も合わないような。)
色んな謎がそのままで終わっちゃったからかな。続くんだろうか。
猩子さんが友哉を雇ったのは代金だからってだけ?
(似)
『×××HoLic』CLAMP
著者プロフィール
堀川アサコの作品





