日本をダメにしたB層の研究

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 574
感想 : 86
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062178983

作品紹介・あらすじ

B層とは、グローバリズム、改革、維新といったキーワードに惹きつけられる層。あらゆることに「参加」したがり、「コスパ」という言葉を愛し、社会の「幼児化」を進めている人々。近代において発生した「大衆」の最終的な姿。―なぜ日本人は「参加」したがるのか。

感想・レビュー・書評

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  • なかなかつまらない本だった。読み切らなければいけないと思い読んでしまったが、その間他の本を読み進めれば良かったと後悔。次からの教訓としておこう。

  • 今からひどい事を書きます。

    著者がこの本の中で「ネットの中に信憑性を疑うゴミのような情報があふれ、そんなゴミ情報を真実だと思い込んで大騒ぎするのがB層である」と論じています。
    それは、ネット社会だけはありません、既存媒体にも多くのゴミがあり、この本も俺にとってはゴミ同然です。

    どういうゴミか、例えるなら、食えなくなった弁当みたいなものかな。部分部分食えないこともないけど(橋下評とかはうなずける部分もある)、全部食ってしまうと間違いなく体を壊して不快な思いをするという感じです。

    串カツ1本が国家崩壊をもたらすという部分で気分が悪くなりました。

    悪人面をしてる奴は悪いヤツだの、ブスは「生殖の対象にしてはいけない」という遺伝子学上のカテゴリーだのというあたりで、吐き気を催しました。

    敬体と常態の使い分けもできてない、巻末の煽動的偏向年表でじんましんが出ました。

    適菜さんあなたね、本文中で、バカがゴミのような情報を発信してバカがそれを過信している世の中を嘆いてるけど、この本はまさにそれじゃないのかな?

    人のことを悪く言うのは、その人のイヤなところを自分も持っていて、それに対して拒否反応を起こしているからだと聞いたことがある。作者はこの本で世の中のイヤなところに対してアレルギー反応をみせまくっている。俺はこの作者もこの作品もB層とやらの生き方も嫌いです。

    ってことは、俺の心には敵菜氏のような部分、橋下氏や原口氏のような部分、B層の人間のような部分を内包しているってことになるねんな。イヤになってくるわ。読むんじゃなかった。

  • かなり乱暴な言い切りもあるが、耳が痛いですよ~。

  • 自分、B層なんだなぁ……、と思いながら読みました。
    こんなに自信もって主張できるってすごい。
    なんかすいません、と思う気持ちと、そんなに言われる事なんかい、という気持ちと。
    ただ、色々な側面を知ることは大事だな、と思う。
    知らなくては考える事すらできない。
    今はTVとか分かりやすいツールから受けるものが全てになってしまいがち。
    政治家もプレゼン能力が大事になってきているんですね。それはイコール政治手腕ではないけれど、錯覚してしまうんだ。

    本当に大切な事を地道にしている方もたくさんいらっしゃるのでしょうが、そして忙しくて発信している場合じゃないのかもしれませんが、そういう事を掴むにはどうしたらいいんだろう。
    表に出てくるのは、きれいごとか、不祥事ばかり。
    分からないと不安が募る。
    だから分かりやすい言葉を使う人にすがりたくなる。

  • 徹頭徹尾、今の世の中は自分が莫迦と思っている連中が増えたからおかしくなったという、愚痴としか言いようがない物言いに貫かれており、出版社、編集者もよくこれで出す気になったなと唖然とする。一貫して統計などの客観的社会的事実を引かず、自分がショックを受けた事例のみを基に現代社会を嘆いてみせる姿からは言説に責任を持とうとする姿勢は感じられない。他人を見下して溜飲を下げたい人にはいいかもしれないが、それが世の中に求められているものなのかは甚だ疑問だ。文章も一文あたりの字数、段落ごとの文数が少なく、論理ではなく感情に訴えようとする姿勢が丸見え。こういう言説こそ、真に「B層」的ではないのか?哲学者も安くなったものだ!

  • 「研究」というほどすごい内容ではない。タイトルの付け方がずるい。「自分はB層ではない」と思い込んでいる多くの人が読むのだろう。自分もその中の一人だと思うが。

  • 日本を駄目にしたB層の研究

  • 社会

  • うーん、これは誰に向けて書かれた本なんだろう?
    「B層」を啓蒙しようという意図かもしれないけれど、衒学的な態度、厭味な言い方では買うのは反感だけじゃ? それか「そうそうB層っているよねぇー、自分は違うけど」という人を増やすだけでは。

    とりあえずオルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』をちゃんと読み返そう(座右の一冊なので折に触れて読み返しているけれど、今年は読み返してない)。

    <blockquote>
    大衆とは、良い意味でも悪い意味でも、自分自身に特殊な価値を認めようとはせず、自分は「すべての人」と同じであると感じ、そのことに苦痛をおぼえるどころか、他の人々と同一であると感ずることに喜びを見出しているすべての人のことである。
    わたしはその人間(今日の世界を支配している新しいタイプの人間)を大衆人と呼び、その主な特徴は、彼は凡庸であることを自覚しつつ、凡庸たることの権利を主張し、自分より高い次元からの示唆に耳を貸すことを拒否していることである点を指摘した。(オルテガ・イ・ガゼット『大衆の反逆』)</blockquote>

    <blockquote>彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなったことは言う迄もない。では美は信用であるか。そうである。純粋日とは比喩である。鑑賞も一種の創作だから、一連の商売人には癖の強い人が多いのである。(小林秀雄『モオツァルト・無常という事』)</blockquote>

  • 一般大衆の素人集団が、プロに対して口をだすような事や、単純に企業や音楽アーティストのマーケティング策に踊らされてしまう人たちを以って、彼らのようなバカがいるから日本はダメなんだ。。。云々の批判のオンパレード。そもそも、哲学者を自称するのであればバカという言葉を使わずしてそれを表現するくらいの文章力が必要だろう、民主党の無能さに対する批判など、言いたいことは分からない事も無いが、そもそも決め付けが多くて議論の深みが無い。よくあるブログ記事程度の内容。建設的な改善案などが提示されるでもなく、読んでいて気が滅入る。

    万年野党の政治家が無責任な批判ばかりしていることに対しても批判しているが、著者自身が同じことを書中でやっているのは滑稽。

    せいぜい、暇つぶしのエンターテイメントとして読むくらいが適当。

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著者プロフィール

1975年、山梨県生まれ。作家。ニーチェの代表作「アンチクリスト」を現代語訳した『キリスト教は邪教です!』『小林秀雄の警告 近代はなぜ暴走したのか?』『日本をダメにした B層の研究』(ともに講談社)など著書40冊以上。近著に『ナショナリズムを理解できないバカ 日本は自立を放棄した』(小学館)、『コロナと無責任な人たち』(祥伝社)。日刊ゲンダイ紙上にて、コラム「それでもバカとは戦え」を連載中。

「2021年 『それでもバカとは戦え』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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