菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業

  • 講談社
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本棚登録 : 254
感想 : 31
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062179119

作品紹介・あらすじ

いじめ、学級崩壊-荒れた教室をつぎつぎと立て直すカリスマ教師の感動の実話と実践的メソッド。

感想・レビュー・書評

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  • 教育書を読んでいて、はじめて泣きそうになりました。喜びで涙を流す子どもの気持ちを想像し、教室は素晴らしいところだと再確認しました。
    だれにとっても素晴らしい場所にするためには、教師の本気にかかっていると思いました。どれだけ子どもを大切に思い、信じ、導いてあげられるか。教師の本気が子どもの心に届いたとき、凄まじい成長のエネルギーが生まれるのでしょう。
    精神論+方法論 のバランスを大切にして、子どもたちと向き合いたいと思います。
    ・価値語を増やす。
    ・テーマを与え、語彙自体を増やす。
    ・ほめる。事実+意見
    ・認め合える集団に。
    ・聞く・話す練習ゲームを。
    ・正しい叱られ方。

    「昨日より今日、今日より明日」という項目があった。これに近い言葉で「昨日より今日、今日より明日へのふくらみを」という言葉がある。これは、わたしが小学生のときの学校の標語である。卒業して10年近いが、この言葉を久しぶりに思い出した。この考えは、わたしが小学生のころに出会った価値語である。これからはもっとこの言葉を大切にしていきたいと思います。

  • 貴船小学校6年1組の子供たちが熱血菊池先生の指導の下、大きく心を変え成長していった奇跡のドキュメント。学級崩壊を立て直す「ことばシャワー」授業に魅せられた。子供たちの活き活きとした姿勢、そして先生の後ろ姿から大人の自分も学ばされることは多々あった。栄養分をたっぷり含んだプラスの言葉を一つでも多く使っていこう。あらためてそう思った。

  • 子どもたちの「伸びる力」と、
    先生の「導きの力」、
    そして学級という「場の力」の
    大きさを、感じることができた一冊でした。

    子どものコミュニケーション能力をどのように育てていくのか、「指導」という立場から丁寧に紹介されています。

    「導き、育てる」とはこういうことなのかと、ただただ頭が下がる思いでいっぱいになりました。

    私はソーシャルワーカーなので、この「指導」のあり方をそのまま用いることはありませんが、ソーシャルワーク的にアレンジして活用していきたいと思います。

    学校って、すごいですね。

  • 菊池先生のことばのシャワーを浴びて子どもたちがみるみる変わっていく姿が前半では書かれていました。

    後半ではことばのシャワーの実践内容が書かれていて、子どもたちの成長ノートや感想も載せられていました。

    本を読み進めていく中でことばの大切さを気づきました。
    ことばは家庭ではあまり重要視されていないことが多い。

    子どもたちの考えや行動は、大人の言葉に左右されている。例えば、この子は昔からみんなの前で発言しないと親からよく言われ、それがまるでその子の個性かのように決めつけられることもある。
    しかし、しっかりとできていることを褒めて、自信をつけることで1年間で子どもたちは変わる。

    コミュニケーション力=技術(内容+声+態度)×相手への思いやり
    話す力は、話の中身が良質であることはもちろん、声の出し方、目線やジェスチャー、笑顔などの態度が、話をするために必要な技術として大きな意味を持つ。

    褒める視点などは教師がまずお手本を示す

    群れと集団の違い
    群れ 相手に合わせて動く
    集団とはしっかりと自分の考えを持ち、高い目標に向かって一緒に行動する仲間
    個人の意思で行動し、まとまることができる

    現代の子供は語彙が少ない
    自分の気持ちや感情を的確に表す言葉が、自分の引き出しにないため、「無くしたい言葉」を多用する。

  • 生徒たちや菊池省三氏のほめ言葉の部分を読んでいると、なぜだか涙が出てきた。褒められた側の立場になって嬉しくなったからだろうか。「褒められる」というのは、自分を認めてもらえるということだと私は思った。自分に自信がないからこそ、余計に自分の良さを他人に認めてもらえることに感動してしまったのかもしれない。同じように感じてもらいたいから、私も他人にほめ言葉のシャワーを浴びせたいと思った。

  • 読了20180428

  • こういうタイプの書を本職の先生方は、どう読み解くのか、そして、どう活用するのか?書いていることは至極当然のこと。学校現場で難しいのは、多数の生徒が取り巻いているという環境なのだ。一対一でできることでも、一対多では難しいことが多い。そして、その多数というのは、日々成長し変遷し、かつ、受け持つ学年によっても違うもの。理念を論じても、あるいは個別の実践を論じても、そこから抽出される普遍性がなければ、有益なものとはならないはず。少なくとも即時的効果は小さいのだが…。

  • とても素晴らしい実践に触れることができました。

    この取り組みを実践するには、テクニカルな部分ではなく、本質的な部分をしっかり落とし込まなければならないと思います。
    子どもを丸々信じる心と、常に「いいところ」を見つめる視線。実践する教師がそれを持てないと、テクニックを真似しても成功しないだろう。

  • 2016年11月2日
    ことはのシャワーをもって学級崩壊を改善させた先生のメソッドが詰まった本。子供たちの成長過程が細かに記されている。

  • 自分を表現し、相手を理解するコミュニケーション力は、人が生きて行く上で絶対に必要な力です ことばを大切にした授業とは、一言でいうと「聞く力・話す力・話し合う力を高める」授業のこと。”ことばのキャッチボール”をとおしておたがいを認め合い、「ことばシャワー」をたっぷり浴び、温かい人間関係を築いていくことを目標としている みんなの前で話せるようになるための準備は、簡単な問いに、答えをノートに書き留め、それを声に出して読むことから始まる

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著者プロフィール

菊池省三(きくち・しょうぞう)
北九州市立小倉中央小学校教諭
1959年、愛媛県に生まれる。山口大学教育学部卒業後、北九州市の小学校教員に。全国コミュニケーション教育研究会会長、九州の教師を中心とした研究サークル「菊池道場」代表、文部科学省「熟議に基づく教育政策の在り方に関する懇談会」委員などを務める。2004年第1回北九州市すぐれた教育実践教員表彰。05年福岡県市民教育賞受賞。
著書には、『省三先生のコミュニケーション教室』(フレーベル館)ほか教育書多数。今回が初の一般向け書籍となる。

「2012年 『菊池先生の「ことばシャワー」の奇跡 生きる力がつく授業』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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