虐待と微笑 裏切られた兵士たちの戦争

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (298ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062179362

作品紹介・あらすじ

世界を戦慄させた捕虜虐待事件。"対テロ戦争"の虜囚にジュネーヴ条約の権利はない、と断じた米政権上層部。その命令で拷問・虐待に走った下級兵士たち。戦地に虐待現場に、そしてアメリカの悲劇に肉迫した著者の、9・11からビンラディン殺害まで10年間の記録。

感想・レビュー・書評

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  • 1.吉岡攻『虐待と微笑 裏切られた兵士たちの戦争』講談社、読了。本書は米兵によるアブレイブ刑務所でのイラク人捕虜虐待事件関係による聞き書きである。「理性を失った」超大国の犠牲になったのは捕虜だけでなかった。現場を歩き、一人一人から聞き出し、対テロ戦争の裡面を照射するドキュメント。

    2.吉岡攻『虐待と微笑』講談社。存在しない証拠探しは拷問を日常化。上層部はテロリストには捕虜の権利はないという。エスカレートは必至だ。そして「7個の腐ったリンゴ」は排除へ。田舎町の少年少女の責任だけに還元できるのか。著者は、合衆国という共同体そのものが理性を失ったと指摘する。

    3.吉岡攻『虐待と微笑 裏切られた兵士たちの戦争』講談社。著者は本書で虐待に加わった兵士だけでなく、告発した兵士、ビンラディンに対するスパイやキューバに収容されたアラブ人など膨大な人物にインタビュー。「理性を失った超大国」は兵舎の中だけではない。現代日本を照らし直す一冊。

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