ありがとう3組

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 240
レビュー : 41
  • Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062179386

作品紹介・あらすじ

手と足がない担任と、28人の子どもたち。卒業までの1年間は、感動がいっぱい。『だいじょうぶ3組』の続編。

感想・レビュー・書評

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  • 『だいじょうぶ3組』の続編。

    前作のテーマ『普通じゃないことの何がいけないのか』に加えて
    『一般的に普通じゃないとみなされる人や物事を尊重すること』と
    その難しさについて描かれていたように思う。
    発達障害児というある意味爆弾(失礼)を放り込まれたことで
    子供たちが成長していく様が見事。
    春菜さんのお父さんを説得しに行くくだりは微笑ましくも涙が出た。
    前作のレビューに
    『小学生でこういう先生に出逢えたら、幸せな大人になれる気がする』
    と書いたけど
    こういう生徒に出逢えた赤尾先生も幸せなはずだと今作を読んで思った。

    今回は紺野先生の存在が前作よりも大きかったと思う。
    赤尾先生を諭す言葉には前作以上に重みがあった。
    対照的に、前回歩み寄ったかなと思えた学年主任の青柳先生が
    元に戻ってしまったというか頑なになっていたように見えたのが少し残念だった。

    親子間でも、友達との間でも、
    成長したからこそお互いの愛情を測り兼ねるもどかしさも描かれていたと思う。
    それを教えてくれたのは転入生の泰示くん親子だった。
    それと同時にこの親子が現在の社会における生き辛さも教えてくれた。

    『だいじょうぶ3組』ほどじゃないけど
    読み終わったらやっぱり頬がバリバリに固まっていた(爆)。
    これもやっぱり人前で読めない(笑)。

  • 2015年12月24日に開催された第1回ビブリオバトル市内中学生大会D会場で発表された本です。

  • だいじょうぶ3組に続いてとても良いお話でした。
    このお話は、今までよんだ中で一番‼️

    こちらもかなりオススメします。
    だいじょうぶ3組の方もお読みください。

  • 「だいじょうぶ3組」の続編なのであのあとどうなっただろうと気になっていたので、内容が入ってきやすいです。クラスで気になる子、中学受験、友達との衝突、家庭とのかかわり、教育を現場で起こる物語の中で考えることができました。電車で読んでいたのですが、涙をこらえるのに必死でした。ものすごくいい本に出会うことができたと思います。

    http://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=252919

  • 6万部を超えたヒット作「だいじょうぶ3組」の続編です。著者乙武洋匡が教員として3年間を過ごした著者自身の経験をヒントに、感動の1年間を描いた小説。大人にも子供にもおすすめの一冊です。

  • 良かった

  • 夏休み 子どもの 読書感想文候補で この本を 読んでみました。もちろん、「だいじょうぶ3組」も読みました。
    第三章「百三十円のメッセージ」の 赤尾先生の お母さんの言葉に じーーんと きました。

  • 赤尾先生と6年3組の一年。本当に感動しました。ずっと積ん読していたのですが、後半一気読み。涙が止まりませんでした。
    自分の子供たちと重ねてしまうからか、度重なる事件に共感しましたし、解決の糸口を提示して貰えたようなところもありました。
    昨今、子供を巡る様々な問題がとりだたされています。何処に原因があるのか、もっと冷静に見つめなければならないし、親も教育現場も、地域社会も、色々な角度から支援ないし問題解決に当たらなければならないのだなと痛感。
    子供は多感だし、日々成長しています。
    私たち大人も、彼ら同様、成長していかなければ。そんな、前向きな気持ちにさせてくれる一冊でした。面白かった!

  •  「五体不満足」の著者乙武洋匡氏が、自身の小学校教員経験を題材に書いた「だいじょうぶ3組」の続編。
     今作の中心は発達障害のある転校生。様々なトラブルがあるが、その中で子供達も先生も、大きく成長していく。
     いわゆる「困った子」というのは、大人の立場からの見方だが、その子自身も実は「困っている」のであり、悩みながら必死に前に進もうとしていると、著者は説く。子を持つ親として、身につまされる思いがした。

  • 以下引用
    ①子どもがつぎに何をするのか。どんな道に進むのか。関心がない親なんて、いるわけないじゃない。でも、そこに口出しを始めたら、それはあなたの人生じゃなく、わたしたちの人生になってしまうでしょ

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プロフィール

おとたけ・ひろただ
1976年、東京都生まれ。早稲田大学在学中に上梓した『五体不満足』(講談社)が多くの人々の共感を呼ぶ。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、東京都新宿区教育委員会非常勤職員、杉並区立杉並第四小学校教諭、東京都教育委員などを歴任する。また、教員時代の経験をもとに描いた初の小説『だいじょうぶ3組』(講談社)が映画化され、自身も出演した(2013年3月、東宝系で公開)。
おもな著書に、『65』(幻冬舎文庫、日野原重明氏との共著)、『だから、僕は学校へ行く!』(講談社文庫)、『オトことば。』(文藝春秋)、『だからこそできること』(主婦の友社、武田双雲氏との共著)、『自分を愛する力』(講談社現代新書)など。子ども向けの作品には、『オトタケ先生の3つの授業(講談社)などの児童書や、『かっくん どうしてボクだけしかくいの?』、『ちいさなさかなピピ』(ともに講談社)などの翻訳絵本がある。

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