生命のサンドウィッチ理論

  • 講談社
3.47
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本棚登録 : 67
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062179782

作品紹介・あらすじ

つながらないものをつなげる"科学絵本"。

感想・レビュー・書評

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  • 科学とアートの相性はいいんだろうと思う。どっちが上のパンでどっちが下のパンかはわからない。「科学のマインドがある」っていうのは「アートのマインドがある」っていうことの言い換えに過ぎないようにも思える。
    ただし、お互いのマインドを媒介するのは言葉。なぜならこれは本だから。
    だとすれば言い換えられるその一瞬にこそ注目すべきじゃないか。もしこういうのが「言葉遊び」なのだとしたら、より一層真剣になって「ちがい」を見つけようと目を皿にしないと嘘だ。書かれてあるものは読むことができるんだから。
    ページ数も少ないし1ページあたりの文字数も絵本並みに少ないから一瞬で読み終えられる。むずかしいかんじもない。宿題の読書感想文を書くのに最適だと思う。それにおもしろいと思う。

  • 大人絵本。あとがきのアフリカのなぞなぞが素敵。『自分とは、そういう曖昧なソフトウェアとハードウェアの関係の中にある』

  • 非線形、散逸構造をキーワードに生命発生のメカニズムに迫る。油滴の運動からサンドウィッチ理論へと生命とは何かを物理の視点から問う。
    「Amazon内容紹介」より

    想像力掻きたてられる本.
    自分のやっていることが広がっていく可能性を具体に考えていけそうなヒントがいっぱい.
    方向性は拡大.

  • タイトルは、万能チューリングマシンの枠組みをもっと一般化して生命を捉える、みたいなことか。

  • 2013/06/06-2013/06/06
    星3.5

    図書館で読んでほしい本。
    サイエンティストかつアーティストな著者の作った、ちょっと高度な絵本。
    評価が二分しそうな本。

    そんな印象だった。
    僕は、ある程度の前知識があったのですんなり理解できたが、前提知識なしに全てを理解しようと思ったら、それなりに苦労すると思う。
    扱っているのは生命と非生命のはざまの話だ。

    科学的なのかどうかはよく分からないが、モダンアートになりうるだろうなぁとは思った。

  • 絵本でも技術書でも読み物でもない
    中途半端なよくわからない本。

  • 少し面白くて。とても難しい。

  • 生命では、ハードウェアとソフトウェアはもともと同じものだ。
    でもソフトウェアがハードウェアにくっつきすぎないように
    ソフトウェアが頑張っている。
    つまり上のパンと下のパンは実効的に分かれている。
    それを分けるように頑張っているのが
    あいだの具である「自分で動くパターン」である。

    第5章

    動きが生命をつくる

    生命の起源はソフトウエアが先かハードウェアが先か
    ここで僕は3番目の生命の起源を提唱する。
    それは自分で動くこと。
    自分で動くことは生命にとって本質的だ。
    別なことばでいえば自分で動いて何かをする「アクティブ」と
    静止した「パッシブ」なシステムとの違いが大切になる。
    自分で動けて初めてソフトウエアが作られる。
    生まれたばかりの猫は
    目を開いていても
    自分で動かないと見えないパターンがある。
    経験は動きから作られる。

    ぼくらは生命というシステムを自分で決める
    という性質で機械から区別している。
    それを生命の「自律性」という。
    どこへ・いつ・どう行くかを自分で決めることができる。
    雪の中でも泥の中でもまっすぐ進む、
    アメリカの会社が作った
    戦闘ロボットのような暴力的な自律性に対し
    犬や猫のように自律的であるがゆえに
    人と友達になれる優しい自律性がある・
    自律性は生命を理解するキーワードだ。

  • 1,非線形性
    味噌汁の蜂の巣のような六角形→ベナールセル。
    川の流れの中の石の後ろの渦巻きの列→カルマン渦列。

    3,ソフトウェアかハードウェアか
    サイバネティクス→情報こそ生命の本質だと考えた科学活動。

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著者プロフィール

池上高志(いけがみ たかし)
1961年、長野県生まれ。複雑系・人工生命研究。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。理学博士(物理学)。現在、東京大学大学院総合文化研究科教授。人工生命(ALIFE)に新たな境地を切り拓き、研究を世界的に牽引。アート作品でも注目される。著書に『動きが生命をつくる』『生命のサンドイッチ理論』など。

「2016年 『人間と機械のあいだ 心はどこにあるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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