聖書をわかれば英語はもっとわかる (講談社パワー・イングリッシュ)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180276

作品紹介・あらすじ

「聖書」というと、キリスト教徒(もしくはユダヤ教徒)でなければ日本人にとっては縁のないものと思われがち。けれども、英米では日々の生活の中で生きていて、その言葉や物語はふだんの会話、ニュース、映画や歌詞などで多用されています。逆に言えば、英語の学習に聖書は不可欠なのです。
 本書は、これまでメディアや日常会話など、あちこちで使われてきた例をふんだんに挙げながら、聖書と英語とその周辺世界をより深く理解する1冊です。
 著者は、その世界に人一倍詳しい西森マリー氏。日本人が知っている都市部のアメリカ人ではなく、もっと一般的なアメリカ人像を知るために、わざわざテキサスに暮らしたこともある人です。彼女がそこで経験したのは、聖書が生活の根幹をなしている人々との交流でした。詳しい知識がないと、話についていけない世界だったのです。
 聖書を知れば、英語はもっとわかる。『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎、大澤真幸 著)がよく売れていることからも、キリスト教や聖書の人気には根強いものがあります。本書は旧約と新約のダイジェストから始め、そこからさらに深い世界へと読者を誘います。英語も、聖書も、そして英米圏の人のことも、よりよくわかるようになる1冊です。

感想・レビュー・書評

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  • なるほど、こういうことだったのか!!と納得することが沢山。こんなことも知らずにあの歌詞を唄っていたのか・・・と思うこともしばしばでした。
    聖書に由来する英語ならではの表現だけでなく、実際にその言い回しが使われている現代の映画の台詞なども紹介されています。
    きっと、日本人が、「うさぎとカメ」と言われれば「カメの勝ち!」と分かるくらいのレベルで常識なのが、聖書に出てくる登場人物やストーリー、考え方なのでしょう。本当は、聖書を原典で読むくらいでありたい、という理想もありますが、、、まずは簡単に、身近な言語で分かりやすい解説書から。気軽に読める一冊、私にはとっても役立つ内容でした。

  •  英語の turn the other cheekという表現をご存じですか?「侮辱を甘んじて受ける、仕返ししない」という意味ですが、ほおを向けることがなぜこんな意味に?その理由は聖書にあります。マタイ福音書で、(右のほおを打たれたら)もう一方のほおも向けなさい、と悪人に手向かわないよう諭す場面に由来しています。倍返しの日本の銀行員とは大違いのこの表現、無抵抗を唱えるものとして広く知られていますが、聖書の科学的な解明を試みる研究者による別の解釈も。
     本書では、聖書を知っていなければ分からない、現代英語の裏側に込められた真意を感じ取ることができます。

    京都外国語大学付属図書館所蔵情報
    資料ID:582208 請求記号:830.4||Nis

  • なんとなく実生活で使っている表現が、実は聖書に由来していたという事実に驚きました。聖書の引用はニュースレポートや新聞記事、映画のセリフなど多岐にわたるそうです。英語を学んでいる人もそうでない人にも、言葉の奥深さを知るためにぜひ読んで頂きたい1冊です。

    宮教大OPAC
    https://www.lib.miyakyo-u.ac.jp/opac/volume/524292

  • 先に「ギリシャ・ローマ神話」の方を読んでとても良かったからこちらも手に取ってみました。
    …が、英語に関する本なのに縦書きだし、聖書の知識も全体像が全然把握できなくてとても読み辛く、あまり頭に入って来ませんでした。
    きっとここから改良したのが上記「ギリシャ・ローマ神話」だったのでしょう。聖書も大事な知識なので、こっちも横書きにして改訂版を出してほしい。

  • 帯に惹かれたが

  • ロックの歌詞や映画のセリフなどの聖書からの引用部分の紹介もあり、難しくなく楽しく読み進められる。聖書って堅苦しく難解なイメージだったのが、ノアの箱舟、十戒など映画で観れる章もあり物語として実は面白いかも?と思った。機会があれば読んでみようかな。そんな気分になれる一冊。

  • 【新刊情報】聖書をわかれば英語はもっとわかる 830.4/ニ http://tinyurl.com/d8ln5h8 日常会話からニュース、さらには映画のセリフやロックの歌詞まで、聖書に由来した人気の高い表現約100フレーズを紹介。英米社会の真の姿が見えてくる。 #安城

  • 西森 マリー (著)
    「聖書」というと、キリスト教徒(もしくはユダヤ教徒)でなければ日本人にとっては縁のないものと思われがち。けれども、英米では日々の生活の中で生きていて、その言葉や物語はふだんの会話、ニュース、映画や歌詞などで多用されています。逆に言えば、英語の学習に聖書は不可欠なのです。
    本書は、これまでメディアや日常会話など、あちこちで使われてきた例をふんだんに挙げながら、聖書と英語とその周辺世界をより深く理解する1冊です。
    著者は、その世界に人一倍詳しい西森マリー氏。日本人が知っている都市部のアメリカ人ではなく、もっと一般的なアメリカ人像を知るために、わざわざテキサスに暮らしたこともある人です。彼女がそこで経験したのは、聖書が生活の根幹をなしている人々との交流でした。詳しい知識がないと、話についていけない世界だったのです。
    聖書を知れば、英語はもっとわかる。『ふしぎなキリスト教』(橋爪大三郎、大澤真幸 著)がよく売れていることからも、キリスト教や聖書の人気には根強いものがあります。本書は旧約と新約のダイジェストから始め、そこからさらに深い世界へと読者を誘います。英語も、聖書も、そして英米圏の人のことも、よりよくわかるようになる1冊です。

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著者プロフィール

西森マリー(にしもり まりー)
ジャーナリスト。エジプトのカイロ大学で比較心理学を専攻。イスラム教徒。1989年から1994年までNHK教育テレビ「英会話」講師。NHK海外向け英語放送のDJ、テレビ朝日系「CNNモーニング」のキャスターなどを歴任。1994年から4年間、ヨーロッパで動物権運動の取材。1998年、拠点をアメリカのテキサスに移し、ジャーナリストとして活躍している。著書に『ディープ・ステイトの真実』『世界人類の99.99%を支配するカバールの正体』『カバールの民衆「洗脳」装置としてのハリウッド映画の正体』『カバールの捏造情報拡散機関フェイク・ニューズメディアの真っ赤な噓』(以上、秀和システム)他多数。

「2023年 『カバール解体大作戦 世界人類の99.99%がまもなく覚醒!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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