梟の系譜 宇喜多四代

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 64
感想 : 18
  • Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180368

作品紹介・あらすじ

天文三年、備前・砥石城へ浦上家の重臣・島村宗政の軍勢が押し寄せてきた。守勢は、もう一人の重臣・宇喜多能家。病で戦陣に立てない能家は篭城を諦め、息子・興家と孫の八郎を城から逃がす。親子は備前福岡の豪商の家に身を寄せるが、やがて父は亡くなり、八郎は直家と名を改め旧主・浦上家に潜りこむ。悪人の名を乱世に轟かせた、梟雄の第一歩だった-。宇喜多直家の全貌を描ききった本格歴史長編。

感想・レビュー・書評

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  • 宇喜多直家。祖父宇喜多能家が亡き後、父興家と放浪し、商人阿部善定の援助もあり、宇喜多家の再興をはたす。
    この頃の中国地方は、群雄割拠の時代であり、直家は謀略、策謀を尽くして、生き残っていく。
    凄まじいものであっただろう。

  • 戦国時代を生き抜くには、深謀遠慮でなければね。

  • 「四代」とは称しているが、ほぼ宇喜多直家の物語。
    権謀術数を駆使して、備中を手中に収める。戦国の梟雄。
    年齢や年代の描写が少なかったので、いつの間にか30年かかっていた。

  • 宇喜多直家について知りたい方にオススメの一冊。副題が「宇喜多四代」となっているけど、ほぼ直家の一代記です。

    直家は天下人になれなかったという点で戦国時代の主役ではないけど、名脇役ではあるよね。

  • 宇喜多直家の生涯を分かりやすく描いた小説でした。

    四代って言うから、楽しみにしてたのに、結局はほぼ直家様の物語でした。まぁ、それはいいとして、、、。
    直家様が格好良い、しかもわりといい感じの人に描かれています。あまり他の作品のように、ピリピリした雰囲気ではない。その辺は新鮮で良かったんですが…あまりにも盛り上がりに欠けると思う。(O_O)
    うーん。
    宇喜多直家の生涯は大変分かりやすいですよ。(笑)

  • ほぼ直家の一代記。一度滅んだ家を再興するために、悪評を叩かれようと尽力する。直家がちょっと出来過ぎのような……。当時の中国地方の事にすこし詳しくなれる、ような気がする。

  • 戦国三大梟雄の一人というあまり有り難くない称号を頂く宇喜多直家を中心とした宇喜多四代の話。それにしても、表裏者、乱世の梟雄、などといわれている直家をここまでカッコヨク描いている小説は珍しい。そこが新鮮で面白く、著者の筆力に説得力がある。事実、身一つにまでに凋落したところから、 備前・備中・美作余りを領する戦国大名にまで台頭しているのだから、それもまた宣なるかな。

  • 2013/11 面白かった!一気読み。活劇小説としては秀逸です。

  • 幼くして城を追われ放浪の後、元服し力を盛り返し一国の大名となる宇喜多直家の波乱の人生を描く。四代とあるが、ほとんどが直家の生涯が描かれる。前半の祖父、父の零落から直家の盛り返しは読みごたえがあり面白いのだが、後半からは急ぎ足で淡泊すぎるかな。無難に分かりやすい展開なのは良いけど省略しすぎて分りにくいところもある。 人物とか合戦シーンとかも文量の制限もあり淡泊さと掘り下げの浅さが目立つ。戦国での生き残りのための駆け引きや非情な采配がもっと前面に出てこないと梟雄 宇喜多直家らしくないような気もする。

  • 宇喜多四代といいつつほぼ直家。

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著者プロフィール

1959年大阪府生まれ。97年に「身代わり吉右衛門」で桃園書房主催第20回小説クラブ新人賞佳作、2010年に単行本『孤闘立花宗茂』(中央公論新社)で中山義秀文学賞を受賞。主なシリーズに「将軍家見聞役元八郎」「織江緋之介見参」「お髷番承り候」「禁裏付雅帳」「裏用心棒譚」(以上、徳間文庫)、「闕所物奉行裏帳合」(中公文庫)、「勘定吟味役異聞」「御広敷用人大奥記録」「聡四郎巡検譚」「惣目付臨検仕る」(以上、光文社文庫)、「奥右筆秘帳」「百万石の留守居役」(以上、講談社文庫)、「妾屋昼兵衛女帳面」「町奉行内与力奮闘記」(以上、幻冬舎時代小説文庫)、「表御番医師診療禄」「高家表裏譚」(以上、角川文庫)、「日雇い浪人生活録」(ハルキ文庫)、「勘定侍 柳生真剣勝負」(小学館文庫)などがある。そのほかにも『本懐』(光文社)、『夢幻』『翻弄』(中央公論新社)、『本意に非ず』(文藝春秋)、『陽眠る』(角川春樹事務所)など著書多数。

「2021年 『裏用心棒譚二 流葉断の太刀』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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