密話

著者 :
  • 講談社
3.29
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本棚登録 : 82
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180375

作品紹介・あらすじ

メアリーに初めてできた友だち、マミヤくん。マミヤくんはとても見た目のいい小学六年生の男の子で、メアリーにいつも"お願い"をする。先生が、生徒が、少しずつ教室からいなくなる中、クラスメイトのカセくんは、マミヤくんを止めようとする。メアリーは"お願い"を叶え続けるのか-。児童文学の新鋭が描く、戦慄の名作。手に汗にじむ展開、慟哭のラスト。

感想・レビュー・書評

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  • メアリーは、本当に純粋で素敵な子だと思いました。人は過ちを犯すもの。その過ちに気づき、カセくんやスナミさんに惹かれるメアリーが「悲しい」・・・というより「哀しい」。児童文学との事ですが、子供にとっては「本当の友達とは」を考えさせてくれるいい1冊だと思いました。

    ブログにて詳しいレビューしています*
    https://happybooks.fun/entry/2021/01/28/215224

  • うわ。この世界観好き。

    メアリーの初めての友達は容姿端麗な小学6年生男子。
    この唯一大切な友達の「お願い」をかなえ続けるメアリー。
    メアリーには「お願い」の意味がよくわかっていないのだけど、あるキッカケから何かに気付いていく。

    ほの暗い関係から学び、救いを授けようとするメアリーがけなげで美しい。

  • 怖い話@菱田西小学校

    メアリー
    マミヤくん(大江真実也)

    大内愛子先生

  • 下水道に住んでいる醜い姿をした「メアリー」。人間になりたくて、人間と友達になりたくて、下水道から地上へ出てきて、物陰に身をひそめては人々の暮らしを見ている。
    自分の気配を消しているメアリーに、唯一気づいたのはとても見た目の良い「マミヤくん」
    そうしてマミヤくんとメアリーは友達になった。

    「担任のアイコ先生が僕にだけ冷たいんだ。それで、“お願い”があるんだけど…」
    ある日、マミヤくんはメアリーにお願いをする。
    自分の持っている特別な力を、たった一人の友達マミヤくんのために使うメアリー。
    けれどそれは…。

    優しくて、怖くて、悲しい物語。
    児童文学なので、サクッと読めるけれど、奥が深い。
    「わたしと友だちになってはいけない」という題名で連載されたものを書籍化したものなのだけれど、『密話』よりも、もともとの題名の方がピッタリ。

  • 本気で願ったことではないのに叶ってしまって悪い方へズルズルと。マミヤは恐怖を知った上で生き続けてほしい。カセ君いい奴だな。ストーリーとは別にお肉をこねこねするのがツボった。

  • 得体の知れない怖さがあった。
    最後まで正体は明かされなかった。
    自分が気に入らないものを排除する。
    悪気がないから余計にたちがわるい。
    心の闇が闇のままであるのも、闇が表に出るのも怖い。
    心の隙間を埋めるものが恐怖しかないとは悲しかった。
    メアリーにはそれしかできなかったのかもしれないが。

  • メアリー、いい女だった。
    読んでよかった。

  • メアリーの気持ちがよくわかる。

    メアリーの選択に、それで良かったんだと いってあげたい

  • こわっ!

    不思議な話だけど、こういう子供多くなってる!

  • 下水にいるあの子はだあれ・・・? 怖くて哀しいお話でした。ただ児童小説としてこのタイトルとこの表紙は残念。子どもたちは手にとってくれない。大人向きでした。

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著者プロフィール

『ユリエルとグレン』で、第48回講談社児童文学新人賞佳作、日本児童文学者協会新人賞受賞。主な作品に『お面屋たまよし1~5』『死神うどんカフェ1号店1~6』(以上、講談社)、『墓守りのレオ』『見た目レンタルショップ 化けの皮』(小学館)、『拝啓パンクスノットデッドさま』(くもん出版)などがある。『少年Nの長い長い旅』(YA! ENTERTAINMENT)と対をなす物語『少年Nのいない世界』(タイガ)(共に講談社)を同時展開して話題となった。


「2020年 『メイド イン 十四歳』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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