今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則――『ジャイアントキリング』の流儀

著者 :
  • 講談社
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感想 : 32
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180504

作品紹介・あらすじ

カリスマ的リーダーもエース社員も不要!のべ3万社の経営をサポートしてきた「チームづくり」のプロが語る、史上最高の成果を生み出す「成長法則」。大人気マンガをケーススタディにした、ビジネスにもスポーツにも活かせる「超画期的」組織論。

感想・レビュー・書評

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  • いかにストーミングを超えるか。

    うちの会社は変化が多いので、
    なんとか生産性を落とさないようにした結果
    フォーミング期のまま終わってしまうことが多いと思う。
    ただメンバーがしんどいストーミング期は予期せぬとも起こっていることが多いので、
    そこをどう乗り越えるかのヒントをもらえた。

    ジャイアントキリング読みたくなったし、
    こんな風に面白がれって仕事したいなと思った。
    私は1.1力・アシスト力を大事にしたい!

    ■70点のグループが赤点を経て120点以上のチームに変身する
    ジャイアントキリング=格下のチームが各上ノチームに勝つ、大金星、番狂わせ

    ■新チーム始動 フォーミング
    脱フォーミング体質!
    ・フォーミングステージの形式的な効率化は目先の結果を得るためにラクをしようと思っているだけ
    ・ストーミングはトモダチ、こわくない!ストーミングは成長のプロセス。
    ・ストーミングによるパフォーマンス低下を多めに見る

    ■巻き起こる嵐 ストーミング(1.1力、凸凹力)
    ・元の仲良しグループに戻る道を選ばず
    ストーミングを乗り越える道を選んだ人たちだけに「チームになる権利」が与えられる
    ・ストーミングの巻き起こし方
    「誰もやったことがないチャレンジ」に「最終的にメンバー全員が貢献していること」
    ・答えのわからないハプニングは「天から与えられたストーミングのチャンス」
    ・『なんでも思い通りにいって何が楽しいよ。俺が楽しいのは俺の頭の中よりスゲーことが起こったときだよ』
    ★ストーミング中はしんどい。
    だからビジョンを示すことが大事。
    ビジョンがないと、何のためにこんなつらい思いをしなければいけないのかわからない。辞めます。となる。
    ★ストーミングの本質は意見を言い合うことで、自分ごと化が進むこと。
    ★1.1力=「相手を1.1にするコミュニケーション」
    相手の自己重要感をアップさせる
    『チキンでいいよお前。お前の中のジャイアントキリングを起こせ。』
    ①声をかける②受け入れる③見ている④意味を与える
    ・凸凹力=自分の強みを発揮して成長し続ける力。
    凸は強み、凹は弱み。
    凹はだれかの凸を活かすためにある。
    ①弱みから強みを見抜く②生かすべき強みを見極める③強みをアクナレッジ(存在承認)する

    ■チームワークの誕生 ノーミング(予測力、アシスト力、気づき力)
    ・自分達ルールができてくる。
    ミッションやビジョンが腹落ちしてくる。
    ・予測力=メンバーがどのような動きをするか、互いに予測する力
    ・目的地と現在地がわからないと予測ができない。
    様々な指標の「理想」と「現実」を常にメンバーと共有する。
    ★理想の共有の仕方
    第三者評価の活用、
    誰か(お客さん)の笑顔は最も強力なビジョン、
    状況の変化後変わっても変わらなくても価値基準を「改めて共有する」
    ★アシスト力
    アシストがないといつまでも有機的なつながりのあるチームワークは生まれない
    『役割をおそろそかにしてたらゲームは成り立たない。
    でも、組織として差が出るのは、個々がどれだけ役割以上のことが出来るかだよ』
    アシスト力では、「他人の仕事を手伝うこと」がキモになりますが、
    その大前提として「自分の仕事をやりきること」が求められる。
    ・立場というものは、そこに立っていないとわからない
    ・気づき力
    気づきのアンテナ感度は理想と現実のギャップがあることによって生まれる
    『教わったものは他人のもの、つかんだものは自分のもの』
    ・最もやる気になりやすい目標は成功確率が50%のもの
    成功すれば自分のがんばりのおかげ、失敗すれば自分のがんばりが足りなかったせいと明確だから

    ■生き物みたいなチーム トランスフォーミング(面白化力、三方よし力)
    大きな飛躍には大きな目標が必要
    ・面白化力
    相手の期待値を超える力、夢中で遊べる力
    ・三方よし力=みんなが同じ方向を向くことができる、大きなビジョンを描くワザ
    ・生き物は「動機」によって動く。
    最強の動機は「面白いかどうか」(感動や共感を含む)

  • ジャイキリことGIANT KILLING(ジャイアントキリング)は、かつての名プレイヤーだった監督「達海猛」を主人核に様々な選手たちとおりなす挫折と苦悩、常識破壊と成長に心動かされる超名作サッカー漫画です。サッカー漫画は数多くあれど、選手はもちろん、サポーターや監督目線での長編漫画はジャイキリしかないはず。
    ・コミュニケーションには×1.1を与える人と×0.9を与える人がいる。良いマネージャーは×1.1が出来ている。
    ・自己重要感を高める1.1コミュニケーションをとるべき。
    ・1.1コミュニケーションには声をかける、受け入れる、見ている、意味を与える、相手を認め自分の非を認めることが大切。
    ・自己重要感を下げる0.9コミュニケーションに気を付けろ
    ・0.9コミュニケーションは犯人捜しや否定放置、論理のすり替え、マウンティング、自分が主語(相手が主語ではない)
    ・問いと気づき、アシストのある職場はHAPPY。
    ・凹凸とアクナレッジ(承認欲求を満たす)。
    ・組織を混沌に突き落とす「おまえのここが嫌だ」に対して「おまえもな」と切り返すより「あなたのこういうところ素敵!だから見習うね」を返そう。
    個人的にはモチベモチベうるさいのが残念でしたが、1.1コミュニケーションと0.9コミュニケーションというワーディングはめちゃくちゃ刺さりました。

  • ・学級、部活など集団を預かり、それを向上させたい教員
    ・チームを預かる学年主任や管理職
    ・集団を統率する役割を任された方

    こんな方におすすめできます。


    チームづくりの段階を
    「フォーミング」「ストーミング」「ノーミング」「トランスフォーミング」の4つに分けて考えています。和訳すると「形成期」「混乱期」「規範期」「変態期」となります。

    「チームづくりは常に右肩上がりにはならず、お互いのコミュニケーションが増えるからこそ混乱期をむかえ、パフォーマンスが一度下がる。その後、規範期を呼び込むことで、大金星をあげる変態期に入ることができる。」
    この事実を知っていることが集団のリーダーにとって大事だと感じました。混乱期に突入した時に「おもしろくなってきた」と考え、規範期に突入するための策を練ることができます。

    それぞれの期に応じた「力」が紹介されていますが私は「凹凸力」が好きです。やはり得意・不得意があるメンバーが集まるからこそ、協力・フォローしあって何かを成し遂げるのが面白い。誰かの凹もあまり気にならなくなります。

    気づきやアイディアがどんどん出てきます。自分や自分が預かる集団の状態に応じて何度も読み返すことになりそうです。

  • 1.フォーミング(形成期)
    ・ コミュニケーションの「量」が足りない状態
    ・ チームできたての状態で方向性がバラバラ
    ・状況を把握できていない
    ・何をするか理解していない
    ・緊張する
    ・ お互い様子見 になりやすい
    ・らちがあかなかったりして、 声が大きい人が意見を言い出す
    ・リーダーや声の大きい人の指示を待ちがち
    ・徐々に 「ここまでなら言っていいかな」という雰囲気 になってくる


    2.ストーミング(混乱期)
    ・コミュニケーションの「質」が低い状態
    ・各自やりたいようにやる
    ・衝突、対立が起こり、感情もネガティブになる
    ・ パフォーマンスが下がる


    3.ノーミング(規範期)
    ・よくある 良いチーム はここであることが多い
    ・コミュニケーションが取れていて、成果が出始める
    ・小さな成功体験を重ねて、 自分たちのルールが形成 されていく
    ・役割が明確に なってくる
    ・お互いに何をするのか理解できている
    ・共通言語が決まったりする


    4.トランスフォーミング(変態期)
    ・パフォーマンスが高い
    ・さらに高いレベルを目指して、チーム一丸になっている状態
    ・阿吽の呼吸 で動ける
    ・スラムダンクの山王戦のように無言で進んでいくような感じ
    ・相手の状況で自分の動きが勝手に決まってる感じ
    ・F1のピット作業を例にされてました

  • サッカーではなく、野球で育った私。
    初めて、海外で観戦したオランダ、エールディビジで
    サッカーも大好きになりました。

    子供が生まれ、育てていく中で
    サッカーのチームビルディング、コーチングが
    子育てに役立つのでは?と思っていました。
    でも、それを言葉に表現することができませんでした。

    本書は、サッカー漫画「ジャイアントキリング」のストーリー、セリフから
    チームビルディングを示している本。
    ジャイアントキリングを知らない人でも、
    ジャイアントキリングを知ってる人でも、
    すーっと入っていく内容です。

    ジャイアントキリングが好きだったので、フロー状態で
    あっという間に読めました。
    自分の体質、チームをまとめるために必要な力。
    家族も一つのチームなので
    ちょっと家族の中で取り入れてみようかなと思いました。

    著者の方は、現在横浜Fマリノスのスタッフとしても活躍中。
    ぜひ一度お話してみたいなぁと思いました。
    今年のイチオシです。

  • 参考図書

  • 自分以外の誰かと何かをするときにはいつでもどこでも使えるメソッドが盛り込まれている。
    自身は組織のチーム作りをする上での参考図書として活用したが、メンバーとして自分がどの立ち位置・役割をになっているかを客観視することもできそう。
    チーム作りという観点では、家族の役割分担でも活用できそう。

    とはいえ、相手を引きつけるための要素は理解したものの、それをどう生み出すかは難易度が高い。

  • <何についての本か>
    タックマンモデルをベースにチームビルディングの手法を解説している本。
    チームビルディングには4つのフェーズが存在する。

    ①フォーミング
    ②ストーミング
    ③ノーミング
    ④パフォーミング

    日本人は摩擦を避けるため、フォーミングどまりのグループでまとまる傾向があるが、チームとして機能するにはストーミング(混乱期)を超える必要がある。

    <誰に対して書いている本か>
    管理職、PM、研修講師、ワークショップデザイナーなど、人工的に組織をチーム化させる役割の人間に向けていると思われる。

    <この本を読むことで何に役立つか>
    経験や感覚に頼ってチームビルディングを行っているが、再現性が低かったり完成度が低いことで行き詰っている状況の打開策を生み出せるかもしれない。

    <アンダーライン>
    目標には三段階あるという考え方は非常に参考になった。
    成功する研修は行動目標まで考えられている。

    ・理念
    ・数値目標
    ・行動目標

  • メソッドとしてはとてもいいけれど、じゃあこれを、どう実現するか。
    これを経営陣に入れるのが、難しい。

  • チームビルディングを漫画「ジャイアントキリング」に準えて解説する良書。

    日本人は衝突を嫌い、衝突してもすぐに元に戻そうとするフォーミング体質。ただ、その体質のままでは、チームではなく、人が集まっただけのグループにしかすぎない。

    フォーミング体質から脱却するためには?
    うまく衝突(=ストーミング)するには?
    衝突したあとに目指すべき姿は?

    これらの問いに対し、一つ一つワークショップやワークシートの実例を見せながら解説しています。

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著者プロフィール

1973年6 月27 日、北海道生まれ。仲山考材株式会社 代表取締役/楽天株式会社 楽天大学学長。創業期(社員約20 名)の楽天株式会社に入社、2000年に楽天市場出店者の学び合いの場「楽天大学」を設立、人にフォーカスした本質的・普遍的な商売のフレームワークを伝えつつ、出店者コミュニティの醸成を手がける。2004 年には「ヴィッセル神戸」公式ネットショップを立ち上げ、ファンとの交流を促進するスタイルでグッズ売上げを倍増。2016 年、横浜F・マリノスのプロ契約スタッフとなり、コーチ向け・ジュニアユース向けの育成プログラムを実施。 20 年にわたって数万社の中小・ベンチャー企業を見続け支援しながら、消耗戦に陥らない経営、共創マーケティング、指示命令のない自律自走型の 組織文化・チームづくり、夢中で仕事を遊ぶような働き方を研究している。著書には、人気サッカー漫画『ジャイアントキリング』とコラボした『今いるメンバーで「大金星」を挙げるチームの法則』(講談社)ほか多数ある。

「2019年 『サッカーとビジネスのプロが明かす育成の本質』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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