- Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062180641
作品紹介・あらすじ
新堂修一(32歳・独身)は、食品会社の経理課に勤める、いたって普通のサラリーマンだった。大晦日の夜、一人自宅で宝くじの当せん番号を確認すると…2億円が当たっていた。人には言えない。新年を迎え、何食わぬ顔で出社し、銀行に行ってくじ券を渡すと、奥の部屋に通された。「200,000,000送金」。その日から、新堂修一の人生は激変する。実家のリフォーム、寄付金の電話、同級生との再会、昔の彼女と新しい猫…幸運の波に乗り切ることができるのか?笑って泣いて、それでも人しか愛せない!ノンストップ"億万長者"エンターテインメント。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
もしも宝くじ2億円が当たったら。
思わず、自分ならと考えてしましいました。
ローン返済と、新車購入、あとはあとは…
あまり夢を見れない自分にガッカリ。
でも、主人公の修一と同じだったかも。
本書では、最初誰にも話さず、親孝行をした後は、変わらない生活をするつもりだった修一が、あれよあれよという間に大金を使う羽目になります。
宝くじが当たったことがバレてしまうことも恐ろしいし、だからと言って自分から暴露するのも怖い。
結果は見えていたということですね。
宇佐美と、親友?俊平が後味悪すぎ。
全てが終わって修一が手に入れたものが、宝物であったことは救いでした。
怖いことだとは思っても、やっぱり宝くじに当たってみたいと思ってしまう私は愚か者でしょうか。 -
面白くて一気に読んでしまった。
-
前半までは生々しくて、後半、特にラストは残念。
もう少し、丁寧で描いた方がよいのではと思う。
ただ、宝くじは当たって欲しいが、本当に当たったら恐いなとも思える作品でした。 -
2億当選したことの緊張感や、使い道を決めていく時の葛藤があまり描かれずそこまで没入感を感じられず。
-
最初は面白い。高額当選から受け取りまで。
それからはよくある小説モノです。時間潰しにはなります。 -
題名のとおり、多くの人が夢想したことがあるのではないかと思われるが、「宝くじが当たったら」、どんな人生が待ち受けているかを垣間見ることができるストーリー。
とても面白く読んだが、あまり救いがない(完全に救いがないわけではないが)展開で、お金と人間関係ということについて考えさせられた。