宝くじが当たったら

著者 :
  • 講談社
3.09
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本棚登録 : 180
感想 : 40
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  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180641

作品紹介・あらすじ

新堂修一(32歳・独身)は、食品会社の経理課に勤める、いたって普通のサラリーマンだった。大晦日の夜、一人自宅で宝くじの当せん番号を確認すると…2億円が当たっていた。人には言えない。新年を迎え、何食わぬ顔で出社し、銀行に行ってくじ券を渡すと、奥の部屋に通された。「200,000,000送金」。その日から、新堂修一の人生は激変する。実家のリフォーム、寄付金の電話、同級生との再会、昔の彼女と新しい猫…幸運の波に乗り切ることができるのか?笑って泣いて、それでも人しか愛せない!ノンストップ"億万長者"エンターテインメント。

感想・レビュー・書評

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  • 安藤作品は 最後は ハッピーエンド。

    今回は 本当に ハッピーになるの。

    ちょっと 悲惨じゃない。

    宝くじに当たったばかりに

    でも 本当と 偽物が わかる。

    お約束通り

    最後には 本当の パートナーを

    見つけられるのだから

    ハッピーエンドですね。

    今回の キーワードは

    実名公開でしょうね。

    次は どの 安藤作品を読もうか。

  • お金は恐ろしい。
    普通に過ごせることは幸せなのかも。
    宝くじは少し贅沢できる金が当たるくらいがちょうどいいと思う。
    それでも人しか愛せない というのは、あんな目に遭っても深い言葉だなと思う

  • もしも宝くじ2億円が当たったら。
    思わず、自分ならと考えてしましいました。
    ローン返済と、新車購入、あとはあとは…
    あまり夢を見れない自分にガッカリ。
    でも、主人公の修一と同じだったかも。

    本書では、最初誰にも話さず、親孝行をした後は、変わらない生活をするつもりだった修一が、あれよあれよという間に大金を使う羽目になります。

    宝くじが当たったことがバレてしまうことも恐ろしいし、だからと言って自分から暴露するのも怖い。
    結果は見えていたということですね。

    宇佐美と、親友?俊平が後味悪すぎ。
    全てが終わって修一が手に入れたものが、宝物であったことは救いでした。

    怖いことだとは思っても、やっぱり宝くじに当たってみたいと思ってしまう私は愚か者でしょうか。

  • 面白くて一気に読んでしまった。

  • 前半までは生々しくて、後半、特にラストは残念。
    もう少し、丁寧で描いた方がよいのではと思う。
    ただ、宝くじは当たって欲しいが、本当に当たったら恐いなとも思える作品でした。

  • 2億当選したことの緊張感や、使い道を決めていく時の葛藤があまり描かれずそこまで没入感を感じられず。

  • 2億円当たったら、何に使うだろう?(そもそも宝くじを買う習慣がないけど。笑)と考えながら読みました。

    宝くじが当たったら、ゼロちゃんねるにぼくのスレッドが立った。
    宝くじが当たったら、社長室に呼び出された。
    宝くじが当たったら、子猫が家にやってきた。
    宝くじが当たったら、妹と十五年半ぶりに口をきいた。
    宝くじが当たったら、千代美が束の間戻ってきてくれた。
    宝くじが当たったら、万年係長の男気に気付かされた。
    宝くじが当たったら、本当に信じ合える人と巡り会えた。

  • 題名の通り、ごく普通のサラリーマンが宝くじ1等に当籤し、生活を変えないはずがあれよこれよと変わっていってしまい、色々不幸も起きつつ、最後は当選金を使い果たしたけど、大事な人に巡り合えました、というハッピーエンド?な話。
    主人公に色々不幸が起きていく様がやけにリアルな感じがして、良い意味で不快だった。複雑な話でもなくサラーと読めたかな。ただ、このエンディングはハッピーエンドなんだろうか。まぁハッピーエンドではあるんだけど、それがエンディング??っていう感じはする。かつ、何度も騙されてしまう主人公がリアルというかなんというか。。。

  • 最初は面白い。高額当選から受け取りまで。
    それからはよくある小説モノです。時間潰しにはなります。

  • 題名のとおり、多くの人が夢想したことがあるのではないかと思われるが、「宝くじが当たったら」、どんな人生が待ち受けているかを垣間見ることができるストーリー。
    とても面白く読んだが、あまり救いがない(完全に救いがないわけではないが)展開で、お金と人間関係ということについて考えさせられた。

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著者プロフィール

安藤祐介
一九七七年生まれ。福岡県出身。二〇〇七年『被取締役新入社員』でTBS・講談社第一回ドラマ原作大賞を受賞。同書は森山未來主演でドラマ化もされ、話題を呼んだ。近著に『本のエンドロール』『六畳間のピアノマン』『就活ザムライの大誤算』などがある。

「2023年 『崖っぷち芸人、会社を救う』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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