ペーパーバック版 スティーブ・ジョブズ 1

制作 : 井口 耕二 
  • 講談社
3.97
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本棚登録 : 906
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (490ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062180733

作品紹介・あらすじ

取材嫌いで有名なスティーブ・ジョブズが唯一全面協力した、本人公認の決定版評伝。全世界同時発売!

未来を創った、今世紀を代表する経営者スティーブ・ジョブズのすべてを描き切った文字どおり、最初で最後の一冊!!

本書を読まずして、アップルもITも経営も、そして、未来も語ることはできない。

アップル創設の経緯から、iPhone iPadの誕生秘話、そして引退まで、スティーブ・ジョブズ自身がすべてを明らかに。本人が取材に全面協力したからこそ書けた、唯一無二の記録。

伝説のプレゼンテーションから、経営の極意まで、ジョブズの思考がたっぷり詰まった内容。ビジネス書、経営書としても他の類書を圧倒する内容。

約3年にわたり、のべ数十時間にもおよぶ徹底した本人や家族へのインタビュー。未公開の家族写真なども世界初公開。

ライバルだったビル・ゲイツをはじめ、アル・ゴア、ルパート・マードック、スティーブ・ウォズニアック、そして後継者のティム・クック…世界的に著名なジョブズの関係者百数十名へのインタビュー、コメントも豊富に。まさに超豪華な評伝。

感想・レビュー・書評

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  • たまたま読んだ、マイクロソフトのWindowsNT開発の物語を読んで、ビルゲイツと同じ年ということで、ジョブズのも読んでみるかー、と暇つぶしになれば、という程度のつもりで手に取ってみた。

    結論としては、こちらの方が良かった。
    良かったというが、こちらの方が作品として優れている、というような意味ではない。
    そもそもジャンルが違う、といった感じ。コンピュータの開発史というつもりで手にとったが、こちらは実際には印象が違った。
    技術とデザインを統合する哲学を知るための書籍、といったところだろうか。

    私はエンジニアで、ものの考え方が技術より。そのため、どこかデザインというものに懐疑的というか、一般人には理解できない感覚で、なんとなくやっているんだろう、というふうに思っていた。
    この本を読むと、デザインとは技術と不可分で、哲学の表現ということが非常によくわかる。

    正直、自分の近くにジョブズみたいな人がいたらひとたまりもない、というほどに人格はめちゃくちゃだと感じた。
    だが、強烈な哲学に筋が通っており、デザインに対して興味をそそられる。
    日頃見かけるもののデザインにはどんな意味が隠されているんだろう、どんなことを表現したくてこんなデザインになっているんだろう、と何気なく見ていたものに対する注意の払い方が変わった。
    デザインや芸術に関する見方が変わる。デザインセンスや美術的センスがまったくない、と思っていた私ですら、である。
    Appleやジョブズといった点に付いての記述は、本書の本質ではなく、哲学的記述こそが本書の魅力であると思っている。

    正直、私はApple嫌いだったのだが、その哲学を知って興味が出てきてしまっている。
    Apple信者の気持ちもわかってきてしまった。ジョブズが死んで4年が過ぎた今更ながらだけど。

    私と同じような、Apple嫌いの人こそ楽しめる本だと思います。

  • スティーブ・ジョブズ、やっぱり凄いわ!

  • 印象としては、こういうリーダーシップがあるのかという感想。
    自分の中に哲学があり、それをモノづくりを通じて形にするという並大抵の芯の強さ・勤勉さ・集中力に脱帽。
    自分が好きな言葉の「コネクト・ドット」の考えのヒントがあった気がする。

  • ~104

  • 点と点がつながって線になる。
    文系と理系の交差点に立てる人こそ必要。
    これが当時高校生で進路に迷っていた自分に大きく影響を与えてくれた文章だった。

  • スティーブ・ジョブズの幼少期からアップルを立ち上げ、アップルを一度辞めた後ピクサーのCEOになるまでの話。
    プレゼンのカリスマであり菜食主義など徹底した性格は知っていたが、思った以上に人としてダメなところが盛りだくさんだった。感情的になると泣き出したり、子供の認知をしなかったり、LSDに傾倒したり、TPOをわきまえない格好をしたり、人のアイデアをとったり、怒鳴り散らしたり、、、人としては好きになれない部分が多かった。それでもリーダーとして人がついていくのは、圧倒的なカリスマ性、表現力、ビジョンがあるからなのだと思う。ペプシのスカリーを口説いた話は知っていたが、その後自分が辞めさせられるほどの確執が生まれてしまったとは。マーケティングのプロだけでも、技術のプロだけでもダメでやはり、アップルはビジョンを持ったジョブズが必要なのだと思った。ただ止められなかったジョブズを辞めさせたことは、ネクストでの失敗を経験することにつながったので、組織として正しい判断をだったと思う。
    創業時の顧客ニーズの共感、フォーカス、評価してほしいと思う特性を人々に印象づけるという三点の原理はまさにアップルを表していると思う。特に2と3は他の企業と大きく異なる。
    アップル第二幕を描いた後編も楽しみです。

  • アップルを大きく発展させた人。こんな発想はなかなか持てない。

  • やっぱり流れがあって、あるべくしてあった人、なるべくしてなった人。

  • 【テクノロジー×アート=ビックバン】
    ジョブズ自身よりも周りの人たちの苦労が伝わる

  • 23.30.01.29.マンガ版が面白かったので。マンガ版を先に読んでいたおかげでイメージつきやすかった。登場人物名が上や下でコロコロ変わるのでたまに付いていけなくなったり。結局ジョブズは何がどうすごいのだろうか?先見の明、こだわり、芸術感、言いたいことを言える強さ、鈍感力。ハードとソフトの一体化が正解かまだ答えは出ていないけど、マイクロソフトもサーフェスを出す始末。アップル製品のこだわりと品質は信頼を持てると感じた。

  • 自分は特別だという考えが、ジョブズの人生に明らかに表れている。それはどちらかというと、自己中心的というよりも、信念や執念を飛び越えて信仰に近いように感じます。まだ形になっていない抽象的な何かに対して、こだわり信仰する力。スゴイ。

  • スティーブ・ジョブズ前編、
    Macintoshを生んだジョブズはやはりクレイジー。LSDにこんなに深く傾倒していたとは。
    かなり精神主義的な発言をしていたようだけど、一方で自己矛盾的にストックオプションを求める姿も。
    ただ単にすごいものを作ったカリスマ的ではない。なにか特別な人っていう感じはすごいけれど、やっぱり彼を表現する言葉として義理や礼節はない。

  • ジョブズの人生はとてもよく伝わってきた。書いた人もエラいヒトらしく、アメリカのトップエリートの世界が垣間見える。こういうとんでもないマイルールをまわりに押しつける人が世界を動かしていく姿は、たとえば織田信長なんかと似たようなところがあったんだろうなということを想像させる。この平和な時代だから、明智光秀に裏切られて殺されることもなく、やりたい放題できたのだろう。ついでに、僕自身がどうしてアップルの製品を受けつけないかもよくわかった。アップルの製品は、言うならばパッケージのツアー旅行みたいなもので、割増しの高い値段さえだせば、全ておまかせでなんでもやってくれるけれど、つたなくてもとにかく自分でやってみたい、という人は受けつけないそういう思想につらぬかれているらしい。世界のコンピューターのOSが、Windowsになっていったときには、マイナリティのマックがいかにも帝国にいどむ辺境の小国のように思われていたけれど、しかしその本質はマックこそが一種北朝鮮のキムジョンイルのような独裁者気質をもっていたことが、ipodからiphoneへの流れですっかり明らかになった。そうしたiphoneに立ち向かったgoogleは素晴らしい、と手放しに褒めちゃいけないのかもしれないけれど、とりあえずiphoneを使うことは一生ないだろう。

  • 上下巻通して感じたフィーリングはロックだった。ロックスターのような人だった。その中でも、上巻はパンクやファンクといった肉体的な躍動感が強い音楽も含んだロックなエピソードが中心だったと思う。

    性急でピッチ速度の速い攻撃的な時の過ごし方だった。

    上下巻通じて読む上で、人の奥底にあるmagmaの源泉がいつから仕込まれいつ表出し始めるのか。を知る上でも素晴らしい読み応えがある。

    まずは白からスタート。

  • こんな人にはなりたくはないと思った

  • スティーヴ・ジョブズ氏自ら自伝の執筆をウォルター・アイザックソン氏に持ちかけていたのは意外だった。PRの天才ながらプライドの高い彼らしからぬ行為は死期の近さを感じてのことだったのか。

    ジョブズ氏はアートとテクノロジーを融合し「アップルⅡ」や「iPod」、そして「iphone」と数多くのものを再発明した天才として名高い。また倒産の危機に瀕したアップル社を再び再生させ時価総額世界一の企業まで飛躍させた手腕も評価が高い。他方で人格破綻者として面も度々取り上げられ、上巻はその側面が特にピックアップされている。

    仁義や愛情を一切廃しどれほど懇意にしようとも突如冷淡かつ残酷に接し、かと思えば一転して泣きながら哀願する姿は
    偏屈極まりなく空恐ろしさを感じさせる。数あるエピソードの中でも特に印象的なのは「リサ」に纏わる話だ。クリスアンの妊娠に対し極めて冷淡に接していたジョブズが、新プロジェクトに「リサ」という名称を冠し、その「リサ」に対しても「マッキントッシュ」を以て抹殺しようと画策する。常人にはなかなか理解し難い行動だが、ジョブズの根底には「完璧じゃないものへの恐怖」があったように思う。幼少期の養子という経験が、完璧じゃなければ受け入れられない、完璧じゃなければ捨てられる、そうした感情を生み出し、完璧に対する異常なまでの執着と、完璧に至らぬものへの残酷な仕打ちをもたらしたのではないだろうか。

    ジョブズの功績や礼賛よりもむしろ闇と挫折にスポットライトを当て、天才たる者の一個人を考えさせられる興味深い評伝である。

  • 発明やイノベーションには熱狂が必要か・・・。
    それとも執念か。情熱か。

  • 2015/6/20

  • 熱い人生だったことが感じ取れた。自分はスティーブジョブズみたいになりたいとは思わないが、新しい価値観に触れることができて、読んでいて面白かった

  • 「僕の伝記を書いてみなよ面白いよハハハ」
    なんて言えちゃうメンタリティってすげえなと思うんですが、しかし、確かに波瀾万丈な人生だった。
    養子に出されていた話とかは初耳だったし、その養父の影響で製品の見えない内側までこだわるようになったとか、色々興味深い。
    それにしても昔の人はやたら麻薬とかやってたんね。

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著者プロフィール

1952年生まれ。ハーヴァード大学を経て、オックスフォード大学にて学位を授与。英国『サンデータイムズ』紙、米国『TIME』誌編集長を経て、2001年にCNNのCEOに就任。ジャーナリストであり伝記作家。2003年よりアスペン研究所理事長。ベストセラー『ベンジャミン・フランクリン伝』『アインシュタイン伝』『キッシンジャー伝』などがある。

「2015年 『スティーブ・ジョブズ 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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