1000年後に生き残るための青春小説講座

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 132
感想 : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062181105

作品紹介・あらすじ

僕のことを覚えていてほしい。僕のことが大嫌いでも、とにかく僕のことを覚えていてほしい。いつまでも。いついつまでも。そのためには、何かを成さなければならない。それも、すさまじくデカイことを。だけど僕はもう三十路で、家庭を持ち、3・11に衝撃を受けてしまった。どうすればいい。どこにでも転がっている普通人間が、どうすれば時の流れを乗りこえられるか――。
千年に一度の大震災とネット時代を超えて生き残る言葉とは?「戦争」と「青春」をキーワードに時を超える方法を探る気鋭作家の青春小説講座!

感想・レビュー・書評

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  • 孤独の中で過剰な自意識を抱えて戦う。
    眩しいほどの青春汁を絞り出しながら。
    自分の才能が何であるかわからず、常に焦燥感の中にいる。
    だからこそ書くことでしか戦うことができない。
    延々に生きて書くしかない。
    みんな孕んでいる狂気を携えて、書いて書いて書きまくっていくしかない。

  • 言いたい事も伝えたい事もなんとなくわかったような気はするけれど私の考えとは圧倒的に合わなかったなぁ。私は歴史に爪痕を刻みたくないし記憶に残りたいとも思わないからね。いや本気で一度たりとも思った事はない。永遠を生きたくもないしな。それでも小説というものが非常時における乾パン云々の件は私なんかでも頷けた。

  • 文学

  • 「しかし文学は、『これは文学ではない』とは絶対に云いません。それどころか、『これは文学です。これも文学です。あ、それも文学です。おや……それ、使わないのですか? ならば、下さいな。ええもちろん、これも文学です』と全肯定し、あらゆるものを組み込むのです。まるで鵺。」

    昨今の出版業界に対する問題意識に共感するところはあるし、万人が納得する解答を見つけ出すことは難しくても、模索している感じがしているのはとても好感が持てる。問題は僕が佐藤友哉の小説を一冊も読んでいないことぐらいだな……

  • 【あいつむぎ2013年4月陳列】2013.4.11 推薦者:ヒメ(http://ayatsumugi.blog52.fc2.com/blog-entry-277.html

  • この人は実のところエッセイとか書かないほうがいいんじゃないかと思っているのだけど、やっぱり読んでしまう。
    で、やっぱりどうしようもなく共感してしまう。
    諭されてしまう。

    青春汁が尽きたとか言っているけども、そんな事を書いてしまう時点でどうしようもなく青春していると思う。
    多分死ぬまで厨二病だ。ストイックに。

  • 作家、佐藤友哉さんによる、小説講座。

    小説のハウツー本て、プロットの立て方とかキャラの創り方とか技術面を主にレクチャーするものと、作家の心得というか「小説とは何か」「なぜその話を書くのか、書きたいのか」ということを問いかけるものの二つにわけられる。

    本書は後者のタイプの本だ。
    後者のタイプの本で、有名なのに高橋源一郎さんの『一億三千万人のための小説教室』があるが、同じくらい面白いとおもった。

  • 2021/8/24
    3.11のことが強く書かれているのが印象的。
    時代の節目は人生で一度だと思っていたら、今度はコロナが来るとは。

    青春とはなんなのか。
    生き残るとはなんなのか。
    生きるとはなんなのか。


    【481】

    立ち読みで何編か読んでた。
    やっぱり佐藤友哉の作品好きだなー。
    青春臭くて良い。

    なんかこう、生きていこうぜ☆感が強くて元気出た。

  •  僕の拡声器が壊れているのは知っています。
     僕の言葉が間違っているのも知っています。
     ですが、世界は僕より間違っているのです。
    (P.20)

  • うーむ、ちょっとなぁ、いやぁ、わからんなぁと思いながら読み進める。
    そして最初から読み返すこと3回。
    読後感としてはモヤモヤとした気分、と言うよりザラッとした気持ち。
    切れ味のいいパンチというわけではなく、
    拳をグリグリと押し付けられるような妙な感覚。
    これを「青春汁」というのはどうかわからないが、また、1000年後まで
    残るかどうかわからないが、このように感じさせるのが狙いなのだ。
    この本でアジられている「ポップ」とはそういうことだ。

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著者プロフィール

小説家。1980年生まれ。2001年に本作『フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』(講談社ノベルス)で第21回メフィスト賞を受賞しデビューする。2007年『1000の小説とバックベアード』(新潮社)で三島由紀夫賞を受賞。近年では純文学をメインフィールドとして活躍している。『星の海に向けての夜想曲』、『ダンガンロンパ十神』シリーズ、『転生!太宰治』シリーズ(星海社)、『デンデラ』、『ベッドサイド・マーダーケース』(新潮社)など著作多数。

「2021年 『佐藤友哉デビュー20周年記念復刊企画 フリッカー式 鏡公彦にうってつけの殺人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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