ザ・流行作家

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062181341

作品紹介・あらすじ

酒と女に耽溺しつつ、毎月1000枚を超える原稿を書き続けた。川上宗薫と笹沢左保。豪傑二人の人生をたどる。最盛期の文壇を知り尽くす著者による、「流行作家」への鎮魂譜。

感想・レビュー・書評

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  • 笹沢左保氏の講演を学生時代聴いた記憶がある。どんな内容だったかは覚えていないが。
    結構生々しい話題が出てくる。

  • 笹沢左保、川上宗薫という二人の「流行作家」を追った一冊。
    二人の生き方が交錯してる訳でもなく、ただ、並列に描かれている気がする。
    何となく意図は判る気がするが、そう、引き込まれなかった。
    凄い人達だと思う。
    今は確かに、こういう生き方は立ち行かないだろうね。

  • 小説誌の黄金時代に新潮社に入社し、流行作家だった笹沢佐保、川上宗薫の担当になった著者が、ふたりの思い出を語る本。

    酒と女に耽溺して月産1000枚。想像を絶しているけれど、多作の割には賞とはあまり縁がなかったふたり。

    好き放題やってきながらも、人生を振り返って「ああいい人生だった」とはとても言えない晩年が人の世のはかなさを実感させる。

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著者プロフィール

1950年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。元「小説新潮」編集長。2007年『ぬけられますか』で大衆文学研究賞を受賞。著書に『ザ・流行作家』『作家という病』『にわか〈京都人〉宣言』『小説作法の殺人』等。

「2023年 『富士日記の人びと 武田百合子を探して』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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