講談社の名作絵本 ごんぎつね

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本棚登録 : 73
感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062181594

作品紹介・あらすじ

りょうしんのいないこぎつね「ごん」は、村へでてきてはいたずらばかりして村人をこまらせていました。ある日、兵十がびょうきのおかあさんのためにつかまえたうなぎを、いたずらでとってしまいます。ごんはつみのつぐないをするのですが…。

感想・レビュー・書評

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  • 悪戯好きの「ごんぎつね」は、村人の兵十(へいじゅう)が病気の母親に食べさそうと小川で獲ったウナギを横取りしてしまいます。兵十の母親が亡くなったことを知り、罪滅ぼしのために、山の栗や松茸をだまって置いて帰ります。やがて、ウナギ泥棒を見つけた兵十は、鉄砲を撃って「ごんぎつね」を死なせてしまうのでした。 悪戯が招く罪ある所業、反省と謝罪の意が伝わらないもどかしさ、誤解が招く破局・・・人間社会の行き違いのような、切なさの残る絵本です。

  • この本じゃないけど、読んだ。
    ボロ泣き。

  • 小学校の教科書で、滝平二郎さんの切り絵が挿絵になって読みました、たぶん。
    絵本になってるかとおもったらなってなかったので、なんとなく選んだのが柿本さんのごんぎつねでした。絵がふわふわしてて、とても綺麗。
    講義で物語絵本を1冊用意する宿題が出たときに、物語絵本と聞いて思いついたのがごんぎつねだったのと、大人になってから読むとどうだろう、と思ったので図書館で借りました。

    兵十のびくの中のうなぎたちの腹が白くきらきらしている描写と、うなぎの頭をごんがかみくだく描写はとりわけ記憶に残っていた気がします。(なぜかうなぎ関連のところ?)

    ごんがなぜひとりぼっちなのかはわからないけど、本当はお父さんとお母さんと一緒に過ごす時間をひとりで過ごしてたんだなあと思うとごんはすごい。
    けど、やっぱりまだこぎつねだから未熟だったことがよくわかる。いたずらしてしまうけども、悪いことをしたと反省して償おうとする姿勢も素直。償い方もわからないから、不器用に手探りの方法で兵十の様子を見ながら思いついた限りのことをする。
    人から盗んだいわしを兵十にあげるのはうまくいかなかったり、自分が栗を置いてることを気付いて欲しかったり…

    お葬式の列を見て、急にうなぎのいたずらのことを後悔し始めるところは、意外だった。

    どんなに相手のことを思いやった行動のつもりでも、すれ違ったままなら事実と正反対の誤解を招くことがある。ということかな…
    最後の場面で、兵十のことばにうなづいたごんが印象的でした。

  • 小学校のとき、虚しさとかが初めてわかった本。

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著者プロフィール

1913年愛知県知多郡半田町(現・半田市)に生まれる。中学時代から童話を書き始め、『赤い鳥』『チチノキ』などに投稿。東京外国語学校卒業。教師をしながら創作活動を続け、童話・小説・詩など多くの作品を残す。代表作に、『ごんぎつね』『手ぶくろを買いに』『おじいさんのランプ』などがある。1943年咽頭結核により、29歳の生涯を終える。

「2021年 『新美南吉童話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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