美しい家

著者 :
  • 講談社
2.75
  • (0)
  • (12)
  • (29)
  • (20)
  • (4)
本棚登録 : 114
レビュー : 23
  • Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062181808

作品紹介・あらすじ

その3人は誰も、「家族」を持たなかった。重なり合った孤独の先にあるのは光か、それとも-。高校時代に姿を消した姉の行方を捜しつづけている作家の中谷。「あたしが関わるひと、みんな死んでいく」という26歳の亜樹。子供のころに"教授"と目指した黄金の里に行きたいと願う友幸。一人で生きていながら、いつも誰かを求めていた。乱歩賞作家が喪われた「家族」を描く衝撃のミステリー。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 子供の頃の出来事は、経験が少ないだけに余計に印象的になるものなのか。
    中谷洋、友幸、亜樹にとっては、家族に対する思い出が強烈だったようで、満たされない何かを埋めようとする行動がこんな結末を招いてしまったのかも。

  • いろんな行き違いでこうなって…。二つの話(中谷の話と花畑ハーレムの話)が交差してるのだけど、そのせいで中谷は報われず…。中谷の作家としての視点は面白かった。姉の話は迷宮入り。最後は本来「え?死んだのはこの人だったの」と思うべき箇所を「へー、まあどうでもいい」とあまり驚きがなく。スペースシャトルの話は予想が当たった!
    自分が普通の家庭で幸せに生きてこれて良かったなと再認識。

  • 【ネタバレ注意】
    疑似家族をテーマとした小説。
    作家である主人公の中谷が書いたという「夜の森」の書評(他ジャンルを装った家族小説、筆者の切実な家族感、空虚感)がまさにこの小説自身の印象というかんじ。

    一番驚いたのは途中で主人公死んじゃうこと。
    実は生きてたオチを予想してたのだけど、あたらず。

  •  読んでる途中ですが、このハーレムって事実なんでしょうか?調べたい、でも読み進めたい、もどかしいです。
     中谷視線で読み進めていたので、驚きました。もっと中谷の葛藤が見てみたいと思いました。彼はどんな本を書く予定だったのだろう。
     小島さんがいい仕事しているなと思いました。中谷の心情に一番よりそったのは小島さんだったはずです。もっと亜樹やハーレム組に食い込んだらいいのに!と歯がゆい思いがしました。

     亜樹は『美しい家』をみんなにばかにされたと思い違いしていましたが、そうではなかったことに気が付きます。この場面の”気づき”が、とても重要だと感じました。中谷は「家族の価値は明治以降に見いだされたもの」と考え家族と別れることになりましたが、娘の一件で、家族の重し(価値)に気がつきました。友幸は重しに気づきつつも掴めずに終わってしまった。
     亜樹が、この思い違いに気が付いた後も、『美しい家』を自らけなすシーンも印象に残りました。3人を比べるとそれぞれに不幸がありなんとも言えない読後感がありました。

     いろいろ思うことがあるのですが、書き記すことができず、読解力が足りず、ちょっと悔しい思いをしました。

  • 2015年1月西宮図書館

  • 起こった事はわかるのだが、文章にまとまりがない感じ。
    ひとりよがりと言っていいのかも。
    あの、軽快な「あぽやん」を書いた人とは思えない。

  • 「あぽやん」書いた人だから面白いのかと思って読んだら、全然違いました。
    それでも面白かったですが、救いのない話で落ち込みました。

  • 2月-1。3.5点。
    コンビニで若い女を拾った作家。スパイ学校に通ったと
    話す女。謎の生い立ちに興味を持つ。
    奇妙な共同生活の人々の、その後。

    まあまあ。暗い物語。
    ラストも暗いが、結構面白かった。

  • 中盤から一気にだれていく。読み終わるのに苦労した。
    人間てのは誰でも、「家族」というものを意識しなければ生きていけないのかもなぁ。というよりは「家族」というカテゴリがなにかで埋まっていないと駄目なのかもしれない。血のつながりがなくても、家族ではなくても。面白くはなかった。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    その3人は誰も、「家族」を持たなかった。重なり合った孤独の先にあるのは光か、それとも―。高校時代に姿を消した姉の行方を捜しつづけている作家の中谷。「あたしが関わるひと、みんな死んでいく」という26歳の亜樹。子供のころに“教授”と目指した黄金の里に行きたいと願う友幸。一人で生きていながら、いつも誰かを求めていた。乱歩賞作家が喪われた「家族」を描く衝撃のミステリー。

全23件中 1 - 10件を表示

新野剛志の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

ツイートする