- Amazon.co.jp ・本 (170ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062182072
作品紹介・あらすじ
か弱き者の上に、光は降りそそぐ。入り江と山に囲まれた土地で、10歳の少年が見出した「希望」の物語。芥川賞候補作。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
前段が分かりにくくついて行けなかったが突然読みやすくなり、終盤また難解なエリアに。結局物語の核となる焦点がぼやけたまま終了した感じ。
-
小野さんの作品は大体「浦」の暗い話なので、ようやく浦以外の情景が描かれたなと新鮮な気持ちでみられた。相変わらず心情説明に行数を割いているとは思いますが、子供の心情の複雑さが第三者目線から描かれており、小野さんの作品のなかでは今のところ一番すきかも。ほかの「浦」が出てくる作品は暗いけど、本書の「浦」の人はいい人しかいないからほっこりした。
結局兄はいたのかな、どうしてしまったのかな。 -
情景がきれい。
-
中期大江のような登場人物も何か平板で、中上健次を想起させるも業の浅いモチーフ、おおきなものとか言っちゃう浅はかさ、何よりooo、いや、xxxという鼻につく文体。蒲江が舞台ってことで楽しみに読んだけど、うーん…
-
全く分からなかった・・・。色々な方のレビューを盗み見しながら読んでも、あらすじは分かっても、良く分からなかった。学者さんのしかも超高学歴の文章ってこんな感じなのかな・・・。もう少し、時が経ってから再読したいと思います。H27年秋 図書館本
-
芥川受賞、ということで手近なものを読んでみた。
まず思ったのは、中上健次がこれを読んだら怒るだろうということ。
それから、「しかし」とか「だから」といった接続詞の多用が邪魔に思えるということ。
それから。作者は、登場人物をある程度の人数出しておいたほうが、終盤になってそれをこれみよがしにいかようにも回収できるということを知っている。そこがいやらしい。
登場人物の誰一人として魅力的ではない。
これほどつまらない小説を、久方ぶりに読んだ。 -
少年の陰に隠れた背景が気になってしょうがないのだけれど、それがわからないまま終わってしまった・・・。
よくわからない -
よくわからなたったとしか
-
なんだか不思議な小説。
最後までちょっとつかめない印象が残りました。