とうざい

著者 :
  • 講談社
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感想 : 24
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062182195

感想・レビュー・書評

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  • 時は江戸時代。江戸の人形浄瑠璃の小屋を舞台にした、ミステリィの味付けの小説。
    ミステリィとしてはどうかな…とは思うけど。
    文楽に行きたくなる1冊、であることは間違いないかも。
    もっとも、文楽を知らない人が興味を持てるかはわからない。
    ただ、文楽を一度でも見たことがあれば、「そんな文楽なら見てみたい(聴きに行きたい)」と思える、魅力満載の登場人物が出てきます。
    こういう世界を、見たいのかもな。

  • 人形遣いの八十次郎と紋下太夫の雲雀太夫が看板の人形浄瑠璃 松輪座で男の子を預かったことから騒動に巻き込まれる。人形浄瑠璃の描写や舞台裏は新鮮で面白いが、ミステリー部分が甘い。無理にこじつけたような展開顛末でこの騒動が必要なのかと思ってしまった。主人公も八十次郎か雲雀太夫かもはっきりせず中途半端な感じのまま終わってしまった。才能がありながら気弱の雲雀太夫の成長物語で行きそうな気配ですが、最初からこれがメインで行った方が良かった。まだキャラの紹介や背景説明みたいな感じで次からは面白くなるのか。

  •  才能があって真面目なのにへたれの太夫と遣り手で美形の人形遣いが事件を追う...てな感じですが、とりあえず、江戸時代の人形浄瑠璃の舞台裏を知ることができた気分になって面白いです。ミステリとしてだけ読むには先が読めちゃう部分があるかな?

  • 若き紋下太夫の竹本雲雀(ひばり)太夫。色男の人形遣いの吉田八十次郎。江戸の浄瑠璃の小屋、松輪座が舞台。上方から訪ねてきた年寄りと子どもに隠された秘密とは?

    さらっと読めて、わりと面白かった。

  • んーまあ人には進めないかな

  • 江戸で評判の人形浄瑠璃の小屋、松輪座。
    金勘定に抜け目がない座元亀鶴、「氷の八十次」の異名を持つクールな人形遣い、紋下太夫の竹本雲雀太夫は師匠に上方へ去られて以来、自信が持てない。あっちに頼りこちらに寄りかかる太夫だが……。
    上方から幹右衛門を訪ねてきた年寄りと子どもには何やら曰くありげだった。さまざまな出来事が起こるなかで成長していく雲雀太夫。

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著者プロフィール

作家

「2022年 『鯖猫長屋ふしぎ草紙(十) 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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