- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784062182379
感想・レビュー・書評
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皆塵堂シリーズ三作目。
今回は無実の罪を着せられ店を追われた益次郎が、有名な盗人の依頼で皆塵堂で働き始めるところから始まる。
川の中から幽霊の腕が出てきて引きずり込まれそうになったり、飲み屋の机の上に首吊りの幽霊が見えたり、殺人のあった家で幽霊がのたうち回っていたり…幽霊描写は相変わらずグロいが、全体的にコミカルなので楽しく読める。登場人物が皆クセがあって面白いのも、シリーズを読む上で好きになるポイントではある。
心霊現象の要因が主人公に繋がってくる過程が見事だなぁと、なるほど!なるほど!の連続だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.08.29. 読了
皆塵堂には
曰く付きのモノがたくさん持ち込まれるが、
曰く付きのヒトも働きにやってくる。
水底の腕
おいらの机だ
幽霊屋敷 出るか出ないか
人形の囁き
蔵の中
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小道具屋皆塵堂シリーズ、3作目。
今作のメインキャラは、小間物問屋橘屋の手代で、濡れ衣を被せられて店を追い出された益治郎。
安定的な面白さ。すっきりと伏線も回収され、読後感も良く、安心して読めます。今回、太一郎がある事情によりなかなか登場してくれませんが(泣)、1、2作目のキャラが引き続き登場してくれて、皆塵堂メンバーがどんどん増えてくるような予感。皆、まるっと大好きなので、ホクホクです。次作も楽しみだぁ。 -
濡れ衣を着せられ店を追われた益治郎は、古道具屋の皆塵屋で働くことに。皆塵屋は曰くありの古道具を扱う店だった。軽くコミカルでさっと読める怪奇時代小説でした。
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古道具屋皆塵堂3
水底の腕 おいらの机だ 幽霊屋敷出るか出ないか
人形の囁き 蔵の中
装画 トミイマサコ
益次郎は大店の小間物問屋に長年勤め、手代となったが、濡れ衣をきせられ、店を追い出された。
納得がいず、復讐を考え、店の周りをうろついているとき、若旦那に見つかり、追い回されていたところ、この店を狙っている、盗賊に助けられ、取引を持ち込まれる。
いわく、小間物問屋は自分がごっそりお宝を盗み出すので、益次郎には、何かありそうな、皆塵堂の蔵の中を調べて欲しい、そのために皆塵堂に勤めてほしい、というのだ。
こうして、益次郎は皆塵堂に住み込むことになったのだが…
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人材再生請負処…
いや、再就職斡旋所、笑
所長はもちろん鮪助だな
なんやかんやで、みんないいひと
だんだん登場人物増えそうな
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