北極男

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 82
感想 : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062182485

作品紹介・あらすじ

生き方に悩んで大学を中退し、突然冒険を思い立って生まれて初めて行った海外がいきなり北極! 
それ以来12年間に12回も北極冒険を繰り返し、海外といえば北極しかしらない男が目指すのは、日本人初となる「単独無補給徒歩」での北極点到達だった! 
魚の冷凍庫より寒いマイナス50度にもなる極寒の地で、空腹と疲労とホッキョクグマの恐怖に悩まされ、時に突然足元の氷が割れて冷たい北の海に沈む悪夢にうなされながら、なぜ彼はそれほどまでに「北極」にこだわるのか。彼はいったい、北極で何を成し遂げようとしているのだろうか? 
これは、前人未到の秘境の謎に切り込むノンフィクションでも、危険でスリルに満ちた冒険譚でもない、ひたすら地味で等身大な行程に身を捧げた、未熟でフツーな日本人(本人談)による極北の旅の記録である! 
「あなたはなぜ、北極に行くのですか?」「そこに、何もないからです」「……!?」アザラシとホッキョクグマの住む土地におじゃました「北極男」の夢は極夜にひらく……のか?(解説・角幡唯介=平成25年度講談社ノンフィクション賞受賞)。

感想・レビュー・書評

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  • ジャコウウシの親子との一節が、なんともずっしりくる。
    2018.2.18

  • たまたまテレビで観た冒険家に魅了され、それ以来13年間で12回北極を訪れている著者。ホッキョクグマや凍傷、氷が割れるなどの危険と隣り合わせになりながらもただひたすら北極点を目指す。著者のように何かひとつの事に対して夢中になれるのは素敵なことだなと思えます。

  • 誰かに連れて行ってもらうだけではなく、自分で行きたくなる、というのはよくわかるなー

  • 先輩達が築いた信頼や友情のおかげで、今ここにいることができる。

    上の世代の方にしてもらったことを下の世代に繋げていく義務がある。

    感慨深い言葉でした。

  • 荻田君のリアルな話。カクハタ君との話なんかはかぶってたり、本人から聞いた話もいっぱいだけど、河野さんの話とかは初めて知ったからなんかグッときた

  • books a to z
    67 チョコレートバー:チョコ、ナッツ、ゴマ、油、きなこを混ぜる

    77 紅茶を一杯飲み、「さあ、いくか」とつぶやき・・・

    92レーダー基地が、イヌイットにも現金収入をもたらすことになった。

    正直…
    途中まではとてもテンポ良く読んでいたけれど、171あたりの、子を産んだばかりの母親牛を殺したくだりで、あまりにも悲しくなった。

    生きるため、とは言え…
    究極の飢餓状態だったとは言え…

    なぜ、あえて、子を産んだばかりの母親牛を殺してしまったのだろう、と思わずにはいられない。
    もちろん、知らなかったから、責められないけど…私はとても悲しくなった。

    こういう事があると、菜食主義者になりそうだよね…

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著者プロフィール

日本唯一の「北極冒険家」。カナダ北極圏やグリーンランド、北極海を中心に主に単独徒歩による冒険行を実施。2000年より17年までに15回の北極行を経験し、北極圏各地を9000km以上移動する。16年、カナダ最北の村グリスフィヨルド~グリーンランド最北のシオラパルクをつなぐ1000kmの単独徒歩行(世界初踏破)。2018年1月5日(現地時間)、日本人初の南極点無補給単独徒歩到達に成功する。

「2019年 『考える脚 北極冒険家が考える、リスクとカネと歩くこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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