天翔る

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 606
レビュー : 114
  • Amazon.co.jp ・本 (410ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062182591

感想・レビュー・書評

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  • 不登校になった少女がエンデュランスという馬術競技に挑戦する

  • 恋愛も絡み楽しく読めた。
    傷ついた3人の視点から書いたのもよかった。

  • 久しぶりの白ムラヤマのパワーアップぶりに参った。エンデュランスなんて耐久レースに挑む少女の物語なんだけど、原点に戻ったかのような、傷と癒しの物語だったな、と。正確には主人公たちは癒されてはいないんだけれど、余白から生きる希望というものを見させてくれた。図書館に返却するまで読み倒します。まだ村山由佳って天使の卵でしょ?っていうそこのあなた!最近は官能小説気味なんでしょ?っていうあなた!目から鱗が落ちるような作品やよ!

  • [2013.10.01]

  • 読み始めは、馬の話か…あんま興味ないな(;´Д`Aと思ってたけど、読み出したら意外と重い話で、人間ドラマもあってよかった。終わり方が、中途半端に放置される感じなのがちょっと残念だったけど。

  • すごく良かったです。私も小5から乗馬をしていたので馬とまりもの心が通じ合ってる感じがよくわかりました。馬は背中に乗ってるのが子供だってちゃんとわかって接してくれてたんだなと中学になって部活が忙しく一旦やめて高校生になって再開したときに痛感しました。もう、自分は大人になってしまっていて馬の言葉がわからなくなっていました。その時の寂しい気持ちを思い出したりヒロインの看護師とまりもの心の傷を癒す馬とあたたかい心を持った牧場主の北海道弁が心に染み入り時に涙が止まらなくなりました。エンデュランスという競技もはじめて知りました。馬と人間のトライアスロンみたいな過酷な競技は乗っている馬をいたわって、最後まで元気で無事にゴールできることが勝利というルール。この競技に出ることで大きく成長する少女の感動の物語でした。

  • 少女と馬、そして周りの人達との関係が温かい。
    悲運の少女、それを取り巻く人達にもそれぞれに辛い事があった。
    そんな事を抱えながら繋がりあって馬と向き合っていく。
    “エンデュランス” という人と馬との繋がりを試される競技を初めて知った。
    馬と言う動物に癒される。
    村山由佳さんのこの小説、今までと随分毛色の違う一冊。

  • さっぱりとした気性の女の子でも心の葛藤は大変なものだな。

  • 村山由佳さんの長編小説。
    前作の「ダンス・ウィズ・ドラゴン」に続き白ムラヤマの作品。

    今回は爽やかな読後感でして。
    人間を描写し、競技を描写し。

    わかりやすい構成、そして文章でした。

    読んで気持ちよくなれる小説です。

    最後の締めが心地よいです。

  • 妻が図書館から借りてきて、他に読むものがちょうど切れていたので読んでみる。村山さんは、初期は甘い乙女チック、最近の官能系はじっとりと女くさく、これまで敬遠してきたが、これはなんだかえらいすっきりした話に仕上がっている。困難にはすぐに救いの手が差し伸べられ、大きな葛藤も存在せず、読み心地は良い意味でも悪い意味でも軽いが、描写が上手なのと、題材の興味深さ(今まで聞いたことのないエンデュランスという馬の耐久系レース)でしっかり読ませる。とても楽しかった。ぜひこの路線で他にも書いていってほしい。題名にからめたオチはいらなかったかも。

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著者プロフィール

村山由佳(むらやま ゆか)
1964年7月10日生まれ、立教大学文学部日本文学科卒業。不動産会社、塾講師などの勤務を経て作家となる。
1991年 『いのちのうた』でデビュー。1991年『もう一度デジャ・ヴ』で第1回ジャンプ小説・ノンフィクション大賞佳作、1993年『春妃〜デッサン』(『天使の卵-エンジェルス・エッグ』に改題)で第6回小説すばる新人賞、2003年『星々の舟』で第129回直木三十五賞、2009年『ダブル・ファンタジー』で第4回中央公論文芸賞、第16回島清恋愛文学賞、第22回柴田錬三郎賞をそれぞれ受賞している。ほか、代表作として『おいしいコーヒーのいれ方』シリーズがある。

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