「超」説得法 一撃で仕留めよ

著者 :
  • 講談社
2.94
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本棚登録 : 179
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062182959

作品紹介・あらすじ

出版界の最前線で、100万部突破をはじめ数々のヒット作品で多くの読者の心をつかんできた野口悠紀雄が、成功する説得の要諦を大公開。
「沢山投げるは人の常。一撃突破は神の業」「ドラッカーを読むより聖書を読もう」「必要なのは、正しさでなく、正しいと思われること」「うまく命名できれば千人力」「悪魔の方法から盗めないか?」など、全11章で説得までの筋道を、順を追ってわかりやすく解説。
説得の理論、相手の心のつかみ方とそのタイミング、ネーミングや比喩の使い方、やってはいけない説得法まで、具体的事例を交えながらビジネスシーンで活用できるノウハウを伝授する。
「社会生活をしている限り、説得から逃れることはできない。その説得に必要なのは多くの言葉や長い時間ではなく、短い言葉と短い時間である」と著者は言う。
一撃で説得する能力を高め、相手の心をつかむ。そして、決定を変えさせ、行動をとるように決心させる――この説得法は必ずビジネスで役立つはずだ。

田中角栄が日本経済を救うために放った、銀行頭取たちを決心させた一喝。
ロナルド・レーガンが劣勢を覆して大統領選挙再選をはたした、ジョークを交えた演説。ウイリアム・シェイクスピアが『マクベス』で魔女に言わせた、相手の心をつかんだメッセージ。
歴史上もっとも多くの人を説得したイエス・キリスト(聖書)が多用している、巧みな喩え。
知的好奇心を刺激する、珠玉の事例を読むだけでもたのしい。

感想・レビュー・書評

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  • ☆一撃で仕留める

  • (200)

  • ちょっと比喩や引用が文学的すぎてよくわからない。
    聖書やシェイクスピアを普遍的な真理が学べるものとしているが、
    「超整理法」のように、もうすこしテクニカルな内容でもよいのではないかとカンジタ。

    ・たくさん論点を上げてはならない。
     自分の主張を支持するポイントをいくつもあげると、その中で最も弱い論点がピックアップされて批判される。
    ・注意を向けてもらうためにもっとも有効なのは「相手の名前」を呼ぶことである。
    ・「首が飛ぶかもしれないときに、髭の心配をしてどうする!」-七人の侍(黒沢明)-
    ・過ちは、必ず安心できる高さになってから起こるもの(徒然草)

  • 「超整理法」シリーズ以来、久しぶりに野口氏の本を読みました。

  • 図書館

  • 「いい人ほど早く亡くなる。なぜならば、神様が傍らに置きたいと思っているから」ギリシャの作家 メナンドロス

  • 野口教授の「超」シリーズはもう何作目になるでしょうか。
    「『超』整理法」から始まり、かなり読ませていただきました。
    章ごとにまとめがある書き方は、振り返りがしやすく、読みやすい構成になっているのは定番となりました。

    今回のテーマ、説得は、従来長時間かけてじっくりと行うもの、という印象だったものを、根本から覆し、効果的な説得を目指します。
    なかなか経験を経ないと「一撃で仕留める」なんてことは難しいものですが、具体的なヒントも多く、実践しやすい内容も多いため、参考になります。

    説得する範囲を1対1の場だけでなく、スピーチや文章についても言及していますので、即活用できる内容になっていると思います。

    「超」説得法:瞬間的に相手の心を掴む方法、「一撃で仕留める方法」

    魔女の「超」説得法4つのルール
    ①注意を引く。無視されないようにする。名を呼ぶのが有効。
    ②関心を持たせる。興味を抱かせる。聞く価値がある話だと納得させる。「相手が聞きたいと願っているメッセージ」を投げかけるのが有効。相手が何を望んでいるかを知るには、調査が必要。
    ③信頼を獲得する。事前の周到な調査による予言は一つの方法。
    ④最初は現実的な目標を、具体的、簡明に示す。そして、徐々に最終目的に誘導する。

    ジョークに対する聴衆の態度が日米で違う
    アメリカ:最初にジョークを聞くことを期待。だから面白くなくても笑う。
    日本:何かを学ぶために講演を聞きに来ているため、ジョークに反応しない。笑わない。しらける

    講演やスピーチの出だし
    ①皆さんこんにちは。○○です(姓名を名乗る)
    ②話す機会をいただき、光栄です。
    ③主催者に礼。幹事へのねぎらい
    ④「この町には特別の関心がある」云々
    ⑤この話がどのような効用を持つか
    ⑥全体の見取り図。「話したいことは3つある」

    カジュアルなスピーチでの出だし
    ①「よいニュースと悪いニュースがあります」と始める方法。「万能の出だし法」
    ②「この会場に来る途中で珍しいもの(あるいは、興味深いもの、印象的なもの)を見ました」と言って、話の本題につなげる方法

    文章は「読む価値があるものあ」ということを、何らかの方法で最初に示す必要がある。そのためには、できるだけ早い段階で、全体の見取り図を示すのが良い

    「超」説得法
    第一の弾丸:名前
    ・人間は命名によって対象を認識する。書名などタイトルで内容を缶けるに的確に伝える必要
    第二の弾丸:比喩
    ・短い言葉でメッセージを伝えることができるので、一撃必殺の有用な武器

    説得が成功する4つの条件
    ①事態が変化する臨界状態の一歩手前まで来ている場合
    ②撃力(一挙に加える力、きわめて短時間のうちに加える力)が用いられる場合
    ③説得が自己実現する場合
    ④説得者が信頼を獲得している場合

    撃力の理論
    伝達されるメッセージの内容=事態を変える力×伝達時間

    すぐに使える5つのアドバイス
    ①「あなたは能力があるのに、周りの人がそれを分かっていない」。これは、誰もが聞きたいと願っている究極の殺し文句だ。相手の関心を獲得するために、この一撃(あるいはその変形)が有効。
    ②適切な命名やうまい比喩がないかと、つねに探し求めよう。説得するにも攻撃するにも、名前や比喩は強力な弾丸になる。
    ③相手の決心を変えさせるには、評価尺度の正しさを争うのでなく、評価の基準を変えさせるほうが有効。
    ④スピーチでは、話し始めに凝るより、最後の締めくくりを印象的に。ケネディの「私はベルリン市民だ」を真似て、「私はあなた方と同じ側にいる」と伝えるのがよい。
    ⑤「負の一撃」は致命的。とりわけ、最後の段階での負の一撃は、取り戻せない。「あやまちすな。心して降りよ」

    <この本から得られた気づきとアクション>
    ・説得というと長時間じっくりというイメージだが、そうではない説得もある。そういう技術が可能なら常に学んでいきたい
    ・理論的なところだけでなく、具体例も多く、取り組みやすい。魔女の説得法やスピーチの出だしはすぐにでも活用できそうだ。

    <目次>
    第1章 一撃で仕留めよ
    第2章 魔女に学ぶ一撃説得の極意
    第3章 聖書をビジネス書として読む
    第4章 最初の一撃で掌握するには
    第5章 一撃のメカニズム
    第6章 とどめの一撃
    第7章 うまく命名できれば千人力
    第8章 比喩を使う説得はなぜ強力なのか
    第9章 撃力の理論――なぜ一撃か?
    第10章 信頼獲得の正攻法とテクニック
    第11章 悪魔の方法を盗めないか?

  • 殺し文句「あなたは能力があるのに周りはわかっていない」。命名や比喩を探せ。評価基準を変えさせよ。スピーチでは印象的な締めくくりを。最終段階での「負の一撃」は致命的。

    例証が楽しい。聖書やシェイクスピアや小説や歴史人物。ユーチューブで見られるというのも、今の時代ならでは。

  • ■書名

    書名:「超」説得法 一撃で仕留めよ
    著者:野口 悠紀雄

    ■概要

    出版界の最前線で、100万部突破をはじめ数々のヒット作品で多く
    の読者の心をつかんできた野口悠紀雄が、成功する説得の要諦を大
    公開。
    「沢山投げるは人の常。一撃突破は神の業」「ドラッカーを読むよ
    り聖書を読もう」「必要なのは、正しさでなく、正しいと思われる
    こと」「うまく命名できれば千人力」「悪魔の方法から盗めないか?」
    など、全11章で説得までの筋道を、順を追ってわかりやすく解説。
    説得の理論、相手の心のつかみ方とそのタイミング、ネーミングや
    比喩の使い方、やってはいけない説得法まで、具体的事例を交えな
    がらビジネスシーンで活用できるノウハウを伝授する。
    「社会生活をしている限り、説得から逃れることはできない。その
    説得に必要なのは多くの言葉や長い時間ではなく、短い言葉と短い
    時間である」と著者は言う。
    一撃で説得する能力を高め、相手の心をつかむ。そして、決定を変
    えさせ、行動をとるように決心させる――この説得法は必ずビジネ
    スで役立つはずだ。

    田中角栄が日本経済を救うために放った、銀行頭取たちを決心させ
    た一喝。
    ロナルド・レーガンが劣勢を覆して大統領選挙再選をはたした、ジ
    ョークを交えた演説。ウイリアム・シェイクスピアが『マクベス』で
    魔女に言わせた、相手の心をつかんだメッセージ。
    歴史上もっとも多くの人を説得したイエス・キリスト(聖書)が多用
    している、巧みな喩え。
    知的好奇心を刺激する、珠玉の事例を読むだけでもたのしい。
    (From amazon)

    ■気になった点

    ・だらだらといくつもの論点を上げるのはだめ。

    ・気の言いたい事は要するに、何なのか?

    ・なぜ、人はたくさんの論点をあげたがるのだろう?それは、自分
     の言っている事に自身がないからである。一撃に自信がないから
     何発も打つ。

    ・相手を注意をひけ!
     中を向けてもらう最も有効な手段は、相手の名前を呼ぶ事だ。

    ・人は聞きたいと願っているメッセージには、耳を傾ける。だから
     聞きたいメッセージを与えれば、相手は関心を持つ。

    ・説得を成功させるためには、相手から信頼される事が絶対条件
     である。

    ・超説得方において比喩は重要な役割を果たす。比喩を用いれば、
     複雑な概念を簡単な表現で伝える事が出来るようになる。

    ・トリック。それこそが比喩を用いる説得の真髄である。

  • 構造は腹落ち感あり。ノウハウとしてはエピソードが高尚で使いにくい。読み物としては面白い。超がつく本は整理法と英語法以外はノウハウとしては使えない印象。

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著者プロフィール

野口悠紀雄(のぐち・ゆきお)
1940年、東京生まれ。1963年、東京大学工学部卒業。1964年、大蔵省入省。1972年、エール大学Ph.D.(経済学博士号)を取得。一橋大学教授、東京大学教授(先端経済工学研究センター長)、スタンフォード大学客員教授、早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授などを経て、一橋大学名誉教授。専門は日本経済論。
著書に『情報の経済理論』(日経経済図書文化賞)、『1940年体制―さらば戦時経済』、『財政危機の構造』(サントリー学芸賞)(以上、東洋経済新報社)、『バブルの経済学』(日本経済新聞社、吉野作造賞)、『「超」整理法』(中公新書)、『仮想通貨革命』(ダイヤモンド社)、『ブロックチェーン革命』(日本経済新聞出版社:大川出版賞)など。近著に『中国が世界を攪乱する』(東洋経済新報社)、『経験なき経済危機』(ダイヤモンド社)、『書くことについて』(角川新書)、『リープフロッグ逆転勝ちの経済学』(文春新書)、『「超」英語独学法』(NHK出版)などがある。

「2021年 『入門 米中経済戦争』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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