わからん薬学事始3

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 139
感想 : 20
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062183611

作品紹介・あらすじ

薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草多は、15歳の春、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅だった。薬学を学ぶため入学した私立和漢学園では、楽しい寮生活と、厳しい特訓の日々が待っており、充実した青春を送っていた草多だったが、そんなある日、学園の先輩の伸太郎が甲賀流忍者の末裔だと知る。草多は伸太郎とともに、滋賀県の忍者屋敷で今も忍者として暮らしているという、泰蔵じいさんを訪ねることになり……。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館より。
    これで完結編なんだろうか?まだまだ面白くなりそうなのに。

  • 魔女島と呼ばれる久寿理島でその製法が受け継がれてきた薬「気やすめ丸」を作る木葉家に生まれた草太。よりよいものに薬を改良すべく、島の運命を背負って東京の和漢学園に入学。下宿先の人たちや同級生、先生と関わりながら日々過ごす。
    薬草に惹かれて読む。しかもまはらさん。児童書の物語で薬草の話ってめずらしいかもしれない。ファンタジー、学園、家族、ミステリーなどいろんな要素が入っていておもしろかった。まはらさんやっぱり好み。

  • 話のボリューム的には2巻が一番充実してた
    そりゃそうだとは思うけど、新気休め丸が完成することはなく

    不老不死の話、正太郎の一族の話になるのかなと思ったけど、そこまで言及されず
    久寿理島の話ももっと欲しかったな
    蘭さんの過去、草多の父親は判明したけど、もっと続きが欲しくなる終わり方

  • 児童書だけど.
    とオススメしてもらった本.
    子供向けなストーリーではあるけれど.
    さらっと触れる 薬草の説明が興味をひいてついつい調べたくなった!
    昔の人?の薬草も漢方もハーブとの関わり方とか.
    忍者の兵糧丸とかちょっと作りたくなっちゃった!
    .
    私にはどんな能力があるんだろう??

  • えっ「完」……?
    「完」…………⁉ばかな……???

    ……!
    『わからん薬学事始』!
    「事始」だもんね!!!「事納」もあるよね!!!
    そういうことか!ああびっくりした。

  • ある日、突然薬草の声が聞こえなくなった草太は、矢野先生に薬草図鑑を渡され、声を聞かなくてもわかりたいと思うようになる。大学入試のための受験勉強もしなければならず、草太は勉強に明け暮れる。そんな中、ついに草太の父親のことが明らかになる。

    わからん荘にいる、それぞれの人生が展開していきます。蘭さんの語る話とは。「RDG」(レッドデータガール)のように、もっと読まれてもいい作品なのになぁ、と思います。

  • あー、おもしろかった。
    この作者は人と違う視点を持っているようだ。
    東洋医学、漢方、薬用植物・・・。読んでいて世界が広がってくる。じっくり植物と向き合いたい気持ちになる。
    植物の声が聞けたらいいよねえ。

  • 無理すると聞こえなくなる。
    でもやれることがあるのね。
    聞こえてきた言葉に耳をすませて、やれることをやろう。草多のように。
    お父さんだってそうしたんだよねぇ
    敗れてしまったけれど

  • シリーズ3作目、完結編。
    宙ぶらりんなところもあるけれども、謎だった部分が解決し、スッキリした気はする。爽やか・キュンな成長物語でした。
    これからまだまだ伸びしろがありそうなのに、これで終わるのはもったいない。残念。。続編出ると嬉しい。

  • ハーブとか薬草とか魔女とか忍者とか、軽く読めるのにいろんな知識入ってきてすごいなあって。

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著者プロフィール

福岡県生まれ。講談社児童文学新人賞佳作『カラフルな闇』でデビュー。作品に、『青(ハル)がやってきた』、『鉄のしぶきがはねる』(坪田譲治文学賞、JBBY賞)、『たまごを持つように』 、『伝説のエンドーくん』、『思いはいのり、言葉はつばさ』『日向丘中学校カウンセラー室1・2』『零から0へ』『かがやき子ども病院トレジャーハンター』など。

「2023年 『つる子さんからの奨学金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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