- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062183611
作品紹介・あらすじ
薬の製造を唯一の産業とする島「久寿理島」で、470年間、女子直系一族だった木葉家に突然生まれた男子・草多は、15歳の春、その製法が女性のみに受け継がれてきた「気やすめ丸」を万人に効く薬へ改良するために、島の運命を背負って東京へと旅だった。薬学を学ぶため入学した私立和漢学園では、楽しい寮生活と、厳しい特訓の日々が待っており、充実した青春を送っていた草多だったが、そんなある日、学園の先輩の伸太郎が甲賀流忍者の末裔だと知る。草多は伸太郎とともに、滋賀県の忍者屋敷で今も忍者として暮らしているという、泰蔵じいさんを訪ねることになり……。
感想・レビュー・書評
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魔女島と呼ばれる久寿理島でその製法が受け継がれてきた薬「気やすめ丸」を作る木葉家に生まれた草太。よりよいものに薬を改良すべく、島の運命を背負って東京の和漢学園に入学。下宿先の人たちや同級生、先生と関わりながら日々過ごす。
薬草に惹かれて読む。しかもまはらさん。児童書の物語で薬草の話ってめずらしいかもしれない。ファンタジー、学園、家族、ミステリーなどいろんな要素が入っていておもしろかった。まはらさんやっぱり好み。 -
児童書だけど.
とオススメしてもらった本.
子供向けなストーリーではあるけれど.
さらっと触れる 薬草の説明が興味をひいてついつい調べたくなった!
昔の人?の薬草も漢方もハーブとの関わり方とか.
忍者の兵糧丸とかちょっと作りたくなっちゃった!
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私にはどんな能力があるんだろう?? -
えっ「完」……?
「完」…………⁉ばかな……???
……!
『わからん薬学事始』!
「事始」だもんね!!!「事納」もあるよね!!!
そういうことか!ああびっくりした。 -
あー、おもしろかった。
この作者は人と違う視点を持っているようだ。
東洋医学、漢方、薬用植物・・・。読んでいて世界が広がってくる。じっくり植物と向き合いたい気持ちになる。
植物の声が聞けたらいいよねえ。 -
無理すると聞こえなくなる。
でもやれることがあるのね。
聞こえてきた言葉に耳をすませて、やれることをやろう。草多のように。
お父さんだってそうしたんだよねぇ
敗れてしまったけれど -
シリーズ3作目、完結編。
宙ぶらりんなところもあるけれども、謎だった部分が解決し、スッキリした気はする。爽やか・キュンな成長物語でした。
これからまだまだ伸びしろがありそうなのに、これで終わるのはもったいない。残念。。続編出ると嬉しい。 -
ハーブとか薬草とか魔女とか忍者とか、軽く読めるのにいろんな知識入ってきてすごいなあって。