楽園の蝶

著者 :
  • 講談社
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感想 : 84
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062183635

感想・レビュー・書評

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  • う~む。面白いが、つまらない。柳さんのスパイモノに似た雰囲気だけど。

  • 2.5 期待外れ。D機関シリーズの著者だけに期待大で読み始めたのですが、結局最後まで期待に届かず。残念。

  • 可もなく

  • 柳作品には珍しく(?)家柄と外見以外パッとしない朝比奈英一が主人公。
    舞台は戦時中の満映。
    新入り脚本家として満映のスタジオで桐谷サカエ監督にシナリオのダメ出し(強烈な)を受けるところから物語は始まる。
    なんかね、スッキリするようなしないようななんとも言えない読了感、、、。
    おもしろいんだけど、、、。
    なんだかミステリー要素が薄いような気がします。

  •  主人公は、お坊ちゃまで成長なしだし、満州について描くのかと思いきや深く掘り下げるでもなく、しいたげられた人をえがくでもなく、甘粕氏について書くわけでもなく・・・。、なんとも中途半端な感じ。

  • 異国が舞台だと感情移入しがたいのは私が日本人だからなのだろうか。

  • 確かにラスト急展開

  • 面白かった。
    満映を舞台にした映画製作の世界と周りを取り巻く現実世界が入り混じって、なかなか幻想的な世界観が広がっていました。
    ラストがちょっとあっけなかった気もするけど、全体としてはテンポよくストーリーが展開されて、最後まで楽しく読むことが出来ました。
    で、結局最後はどうなったの?と思わず疑問が浮かんでしまったので、もう少し読み直してみたいです。

  • 「いくら酔っ払っても他人には言えないことがある。いくら信用する相手にでも、直接口に出して言えないこともあるんだ。だから、俺たちは相手の言葉にきちんと耳を傾けなくちゃならない。そうすれば、相手が本当は何を言いたいのか聞き取ることができるーーこともある。たとえば、そう、ちょっとした仄めかしだ」
    (P.187)

  • 満州を舞台としたお話。最初読むのやめようかと思ったけど、読んで行ったら意外と面白かった。でも最後はいまいち。あっけないというか、ここで終わっちゃうの?!って感じ。結局甘粕はいい奴だったのか、悪い奴なのかはっきりしないし。関東軍との関係は実際どうなんだ。桂花のことも中途半端だし。そして、どこまでが現実なのか。731部隊も出てくるし。実際に満州で実験してたんだっけ??ここらへんの時代のことってもっと世の中に出てもいいのにな。やっぱ近すぎて生々しいのかな。

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著者プロフィール

一九六七年生まれ。二〇〇一年『贋作『坊っちゃん』殺人事件』で第十二回朝日新人文学賞受賞。〇八年に刊行した『ジョーカー・ゲーム』で吉川英治文学新人賞と日本推理作家協会賞をダブル受賞。他の著書に『象は忘れない』『風神雷神』『二度読んだ本を三度読む』『太平洋食堂』『アンブレイカブル』などがある。

「2022年 『はじまりの島』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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